イタリア人が教えるイタリアのおすすめチーズ20選!種類と食べ方
※英日翻訳文(原文:ニコラ)
チャオ!グルメを愛するイタリア人、ニコラです!
イタリアは「美食の国」として有名だけど、数あるグルメの中でもチーズは特に有名だよね。
統計によるとイタリア人の年間チーズ消費量は世界一で、なんと一人あたり23kg消費しているそうだ。
僕もイタリア人だからチーズが大大大好き!コーヒーが無くても生きていけるけど、チーズが無い人生なんて想像したくもないよ。
ちなみに僕の母も、常に冷蔵庫に3~4種類のチーズを置いている。
この記事ではそんなチーズを愛する僕が、イタリアのおすすめチーズ20選をまとめてみたよ。イタリア人が家に常備しているような人気のチーズを主にご紹介しよう。
種類や食べ方、相性のいい飲み物についても書いているから、ぜひチーズを選ぶときの参考にしてね。
1. イタリアのチーズの種類とDOPについて
2. モッツァレラ ブラータ(Burrata)
3. モッツァレラ ブッファラ(Mozzarella di Bufala)
4. モッツァレラ(Mozzarella)
5. パルミジャーノレッジャーノ(Parmigiano Reggiano)
6. グラナパダーノ(Grana Padano)
7. リコッタ(Ricotta)
8. マスカルポーネ(Mascarpone)
9. ペコリーノ ロマーノ(Pecorino Romano)
10. ペコリーノトスカーノ(Pecorino Toscano)
11. ゴルゴンゾーラ ピカンテ(Gorgonzola Piccante)
12. ゴルゴンゾーラドルチェ(Gorgonzola Dolce)
13. タレッジョ(Taleggio)
14. フォンティーナ(Fontina)
15. プロヴォローネ(Provola, Provolone)
16. スモーク プロヴォローネ(Provolone Affumicato)
17. スカモルツァ・アフミカータ(Scamorza Affumicata)
18. カチョカヴァッロ(Caciocavallo)
19. アジアーゴ(Asiago)
20. アジアーゴ・ヴェッキオ(Asiago Vecchio)
21. ピアーヴェ(Piave)
22. チーズと一緒にイタリアンワインも楽しもう!
23. まとめ
24. イタリアのおすすめチーズ一覧
イタリアのチーズの種類とDOPについて
イタリアには490種類ものチーズがある。
イタリア人はパスタやピザはもちろんのこと、グラタン、サラダ、ティラミスなど数多くの料理にチーズを利用するんだ。
もちろん料理によって最適なチーズも変わってくる。
チーズはイタリア旅行のお土産としてもオススメだし、日本でもお店やネットでイタリアのチーズを手に入れることができるよ。
日本で買うなら通販の方がお得なことが多いかもね。
このセクションではチーズの種類や、チーズの名前と一緒によく記載されている「DOP」について少し解説しよう。
チーズの種類
チーズは原料や加工法によって細かく分類されている。全部説明するとキリがないから、代表的なものだけご紹介しよう。
・セミハード:プレスして水分を少なくし、1~6か月ほど熟成させた半硬質のチーズ。食べやすい。
・ハード:セミハードよりも水分が少なく、熟成期間が長い硬質のチーズ。濃厚な味。
・青カビ:青カビによって熟成を行うチーズ。濃厚でくせが強い。
・ウォッシュ:外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させたチーズ。風味豊か。
・パスタフィラータラータ:生地を繊維状に伸ばす工程を経てつくられるチーズ。モッツァレラチーズはフレッシュかつパスタフィラータ。
DOPとは?
イタリアのチーズにはよく名称に「DOP」と記載されている。例えば、「ゴルゴンゾーラ ピカンテ DOP」のように書かれるんだけど、このDOPとは何だろう?
D.O.P.とは「Denominazione di Origine Protetta(原産地名称保護制度)」の頭文字を取った略語で、簡単に言うと「ご当地生産物」の品質を証明する食品基準のことだ。
特定地域の特産品が規定の製法で生産・加工されたことを示しており、日本で言うと「夕張メロン」や「神戸牛」をホンモノだと証明するようなものだ。
つまりDOP認定された食材は、すごく高品質だということ!
イタリアのチーズ生産者は品質や顧客満足度にすごく気を遣っている。だからこそ、DOPの基準を満たすことは大事なんだ。
だからイタリアのチーズを購入する際は、DOPかどうかも確認してみてね。
それでは次のセクションから、イタリアのおすすめチーズ20選をご紹介しよう!
モッツァレラ ブラータ(Burrata)
モッツァレラブラータは、イタリアでは単にブラータと呼ばれている。日本語表記ではブッラータと書かれるときもあるみたいだ。
すごく新鮮なフレッシュチーズで、モッツァレラの王様というべき存在だよ。
一般的には丸い形をしていて、外側はモッツァレラだけど中にはクリーム状のチーズが詰まっている。
すごく濃厚かつミルキーな味わいで、バターのようなフレーバーがある。たまらない味だ!
ちなみにブラータという名前は、イタリア語のバター(Burro)からきているんだよ。
オススメの食べ方はズバリ!そのまま食べることだ。
そのままでめっちゃくちゃおいしいから、僕はオリーブオイルと塩一つまみをかけてシンプルに食べるのが一番好きだな。
新鮮なまま味わうチーズだから賞味期限も短い。だから日本ではちょっと高いんだよね。
作られてから即食べないといけないものなんだ。
原料 | 牛乳 |
種類 | フレッシュチーズ |
産地 | 南イタリア、プーリア州 |
おすすめの食べ方 | トマト・バジルが入ったサラダと相性抜群。オリーブオイルをかけてそのまま食べても◎ |
相性がいい飲み物 | 白ワイン(例:ピノ・グリージョ)や軽めのスパークリングワイン |
モッツァレラ ブッファラ(Mozzarella di Bufala)
質の高いモッツァレラがいいなら、モッツァレラ ブッファラがオススメだ。
このチーズはイタリアのバッファロー(水牛)の乳から作られている。
カットすると、中からミルクが染み出てくるんだ。どれだけ新鮮なチーズなのか一目瞭然だよね。
すごくミルキーかつクリーミーな味で、牛乳でつくられるモッツァレラチーズよりも甘いし濃厚だ。
一口食べると天国にいるような気分になるだろう!
僕はブラータと同様に、オリーブオイルと塩をかけて食べるのが好きだ。そのままでも十分においしいからね。
またイタリアではよくモッツァレラ ブッファラを使ってカプレーゼを作るんだ。
ピザにのせてもおいしいよ!
原料 | 牛乳 |
種類 | フレッシュチーズ |
産地 | 南イタリア、カンパニア州 |
おすすめの食べ方 | カプレーゼに。ピザ、パスタにのせてもおいしい。 |
相性がいい飲み物 | ロゼ、渋みが少ないワイン(例:ピノノワール)、ビール |
モッツァレラ(Mozzarella)
モッツァレラは世界的にも有名なチーズで、日本でもよく知られているよね。
イタリア料理にもよく使われるけど、モッツァレラを使った一番有名な料理はピザだろう。
イタリアでは色んな種類・形のモッツァレラがあるんだ。丸いもの、長いもの、三つ編み状のものなど様々だよ。
おすすめの食べ方を紹介しだすとキリがないんだけど、僕はサラダに入れたり、パンにのせて焼いたものにトマトをトッピングして食べるのが好きだな。
僕の母は、いつもラザニアにモッツァレラを使っている。これがまた絶品なんだ!
原料 | 牛乳 |
種類 | フレッシュチーズ |
産地 | 南イタリア |
おすすめの食べ方 | ピザにのせたり、サラダやグラタンに入れると最高においしい。そのままパンにのせて食べてもGood。 |
相性がいい飲み物 | ロゼ、白ワイン(例:ピノグリージョ) |
パルミジャーノレッジャーノ(Parmigiano Reggiano)
パルミジャーノレッジャーノはチーズの王様と言うべき存在だ!疑いようもなく、世界一有名なハードチーズだろう。
1kgのパルミジャーノレッジャーノを作るのに、なんと14リットルもの牛乳を使うんだよ。
だからすごくリッチな味わいだし、カロリーも高い。
熟成期間によってフレーバーが全然違って、熟成せればさせるほどより濃厚でおいしい味になる。
最低熟成期間は12か月だけど、24か月や36か月のものはもっとおいしいよ!熟成期間によって値段も異なる。
食べ方については、僕はすりおろしてパスタにかけたり、ハチミツとナッツをのせて食べるのが好きだな。
日本でもパルミジャーノレッジャーノDOPの24か月や36か月は簡単に手に入るから、ぜひ試してみてね。
原料 | 牛乳 |
種類 | ハードチーズ |
産地 | 北イタリア、エミリア・ロマーニャ州 |
おすすめの食べ方 | すりおろしてパスタにかける(たっぷりと!)。フルーツやナッツ入りサラダにかけてもおいしい。ラザニアには必要不可欠。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、スパークリングワイン(プロセッコ) |
グラナパダーノ(Grana Padano)
グラナパダーノは味や食感、製造方法において、パルミジャーノレッジャーノとよく似ているチーズだ。
イタリア料理にもよく使われていて、特にパスタにかけることが多い。イタリアでは単にグラナと呼ばれているよ。
パルミジャーノレッジャーノとの違いについては、グラノパダーノの方が柔らかく、よりあっさりした味だ。またパルミジャーノよりも安いことが多い。
僕の母は、パスタにかけるにはグラノパダーノの方をよく使っているよ。おいしいしより安いからね。
だから僕はパルミジャーノよりグラノパダーノの方がなじみ深いんだ。
パルミジャーノと同じように、熟成期間によって味や値段が変わってくる。
日本でもグラノパダーノDOPの12か月、24か月、36か月などを買うことができるだろう。
食べ方については、パスタやラザニア、グラタンに入れるのがオススメだ。マジでおいしいよ!
原料 | 牛乳 |
種類 | ハードチーズ |
産地 | 北イタリア、エミリア・ロマーニャ州、ロンバルディア州、ベネト州、ピエモンテ州、トレンティーノ-アルトアディジェ州 |
おすすめの食べ方 | すりおろしてパスタにかける(たっぷり!)。ハチミツ・ナッツとも相性抜群で、グラタンに入れてもおいしい。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、スパークリングワイン(プロセッコ) |
リコッタ(Ricotta)
リコッタはフレッシュチーズの中でも特にあっさりした味で、ダイエット中に食べるのにぴったりだ。
リコッタはホエイ(乳清)チーズで、一般的には牛乳から作られる。たまにヤギやバッファローの乳で作られたリコッタも見かけるよ。
特に夏は、サラダやパスタにリコッタチーズを入れるとめちゃくちゃおいしいんだ!ブラックオリーブも入れるとさらにおいしい!
イタリアではすごく安いチーズなんだけど、日本ではそうはいかないのが残念だ。
高くて買えないなら家で作るという手もあるだろう。僕もたまにスーパーの牛乳でリコッタを作ってるよ。
原料 | 牛乳、羊乳、水牛乳(ホエイ) |
種類 | フレッシュチーズ |
産地 | イタリア |
おすすめの食べ方 | サラダやパスタソースに入れるとおいしい。お菓子作りにも。 |
相性がいい飲み物 | 白ワイン(例:ピノグリージョ) |
マスカルポーネ(Mascarpone)
マスカルポーネはクリーム状のフレッシュチーズだ。イタリア人はお菓子作りによく使うよ。
マスカルポーネチーズと言えば、ティラミスを思い浮かべる人が多いだろう。まさにその通り!
だからこそイタリアでこのチーズはとても人気だし、必要不可欠なものなんだ。
おいしいティラミスを作りたいなら、質の良いマスカルポーネは必須だよ。
安くて質の悪いマスカルポーネでティラミスを作ったことがあるんだけど、全然おいしくなかったんだよね・・・。
原料 | 牛乳 |
種類 | フレッシュチーズ |
産地 | 北イタリア、ロンバルディア州 |
おすすめの食べ方 | ティラミスなどのお菓子作りに |
相性がいい飲み物 | 白ワイン、スパークリングワイン |
ペコリーノトスカーノ(Pecorino Toscano)
ペコリーノ・トスカーノはイタリアで最も古いチーズの一つだ。トスカーノとは「トスカーノ産の」「トスカーノの」という意味。
このチーズは熟成期間によってハード、もしくはセミハードチーズのどちらかになる。
すごく風味豊かなチーズで、ペコリーノロマーノよりはマイルドかつ繊細な味だ。
サラミと一緒にパンにのせて食べるとすごくおいしいよ。最高の前菜になる。
またトスカーナ名物のリボリータにもペコリーノトスカーノが使われる。このチーズ無しに、おいしいリボリータを作ることは不可能だ!
原料 | 羊乳 |
種類 | ハード/セミハードチーズ |
産地 | 中央イタリア、トスカーナ州 |
おすすめの食べ方 | リボリータに。ミートソースパスタのトッピングや、そのままパンにのせるのもおすすめ |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、白ワイン |
ゴルゴンゾーラ ピカンテ(Gorgonzola Piccante)
ゴルゴンゾーラピカンテは僕のお気に入りのチーズだ。
実はゴルゴンゾーラって、ミラノの近くにある町の名前なんだよ。この世界的に有名なチーズは町の名前にちなんで名づけられている。
ピカンテとはイタリア語で「辛い」という意味だ。名前からどんなチーズか分かるよね。
ゴルゴンゾーラピカンテはその名の通り辛味がある青かびチーズで、強い風味があり、かなりクセが強い。
誰にでもオススメできるチーズではないかな。現に、僕のイタリアの家族はこのチーズが好きじゃないんだ。でも青カビ系チーズが好きな人にはぴったりだよ。
このチーズはパンに塗ってハチミツを少しかけて食べると、最高にうまい!赤ワインがあったらなお良しだ。
妻もこのチーズが大好きだから、家で食べるときは1gの差もなくきっちり半分こにしないと、夫婦喧嘩になってしまうよ(笑)
原料 | 牛乳 |
種類 | 青カビチーズ |
産地 | 北イタリア、ロンバルディア州 |
おすすめの食べ方 | 溶かしてパスタソースに。ピザにのせたり、パンにのせてハチミツをかけて食べてもおいしい |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン |
ゴルゴンゾーラドルチェ(Gorgonzola Dolce)
ゴルゴンゾーラドルチェは、甘いゴルゴンゾーラチーズのことだ。ドルチェとはイタリア語で「甘い」という意味。
このチーズは柔らかくバターのようなテクスチャーで、ゴルゴンゾーラピカンテよりマイルドな味だよ。
僕はこのゴルゴンゾーラドルチェも大好きなんだ!パンに塗ってナッツをのせて食べると、激ウマだ。
ゴルゴンゾーラドルチェを使ったレシピは多数あるけど、代表的なものは
・ゴルゴンゾーラとマッシュルームのピザ
・ゴルゴンゾーラとハムのニョッキ
・ゴルゴンゾーラリゾット
・クアトロフォルマッジパスタ
など。まだまだあるけど、お腹がすいてしょうがないからこの辺でやめておこう(笑)
原料 | 牛乳 |
種類 | 青カビチーズ |
産地 | 北イタリア、ロンバルディア州 |
おすすめの食べ方 | 溶かしてパスタソースにやリゾットに。そのままパンに塗るのもオススメ。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、白ワイン |
タレッジョ(Taleggio)
タレッジョは北西イタリアにある渓谷のことで、その名を冠したご当地チーズがあるんだ。
タレッジョは正直に言うと、かなり臭いチーズだ。でも一部のものすごく臭いフレンチチーズよりはマシだよ(笑)気になるなら試してみて!
外皮を洗ったウォッシュタイプのチーズで、外皮が赤いから一目でタレッジョと分かる。
強い香りとほのかな酸味がある味わいが特徴的だ。
パンに塗ったり、そのまま食べるのがオススメだ。外皮も食べられるよ!
原料 | 牛乳 |
種類 | ウォッシュタイプ |
産地 | 北イタリア、ロンバルディア州 |
おすすめの食べ方 | すばらしいリゾットが作れる。そのままパンにのせて食べてもGood。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン |
プロヴォローネ(Provola, Provolone)
美しいチーズはどれかと聞かれたら、思い浮かぶのがこのプロヴォローネだ。
すごくキレイな形をしているから、スライスするときは罪悪感を感じてしまうんだよね(笑)
プロヴォローネはパスタフィラータチーズの一種で、甘いものからスパイシーなもの、小さいサイズ(プロヴォラ)まで色んな種類があるんだ。
日常使いに優秀なチーズで、色んな料理に使える。そのままパンにのせて食べてもいいし、グラタンやパスタ、ビザにのせてもおいしいよ。
原料 | 牛乳 |
種類 | パスタフィラータ チーズ |
産地 | 北イタリア、ロンバルディア州 |
おすすめの食べ方 | パンにのせて焼くとおいしい。すりおろして野菜のグラタンやパスタにかけるのもオススメ。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、白ワイン |
スモーク プロヴォローネ(Provolone Affumicato)
僕のお気に入りのプロヴォローネは、このスモークプロヴォーネだ!
燻製にすることによって、よりリッチで芳醇な香りと味を楽しめる。
グラタンを作るのにぴったりなチーズだよ!
原料 | 牛乳 |
種類 | パスタフィラータ チーズ |
産地 | 北イタリア, 南イタリア |
おすすめの食べ方 | パンにのせて焼くとおいしい。すりおろして野菜のグラタンやパスタにかけるのもオススメ。 |
相性がいい飲み物 | 白ワイン |
アジアーゴ(Asiago)
アジアーゴは僕の故郷・ベネチアから車で2時間ほどの場所にある、山中の美しい町だ。
大自然に囲まれていて、牛もそこら中で放牧されている。大量の牛乳が採れるから、チーズもたくさん作れるんだ。
町の名前を冠したご当地チーズがアジアーゴで、イタリアでトップクラスの有名チーズになっている。
熟成期間によって名前やテクスチャーが変わるんだ。
・アジアーゴ・ダッレーヴォ:4~10か月熟成されたもの。イタリアではアジアーゴ・メッザーノと呼ばれている。
アジアーゴ・プレッサートは柔らかくミルキーな味わいのチーズだ。サンドイッチや塩味のケーキにぴったりだよ。
アジアーゴ・ダッレーヴォは固めのテキスチャーで芳醇な旨味があり、そのままでも十分においしいチーズだ。ハチミツとナッツをのせてもうまいよ!
原料 | 牛乳 |
種類 | ハード/セミハードチーズ |
産地 | 北イタリア, ベネト州 |
おすすめの食べ方 | パンや野菜にのせて焼いたり、キッシュに入れてもおいしい。 |
相性がいい飲み物 | 白のスパークリングワイン、赤ワイン |
ピアーヴェ(Piave)
ピアーヴェはアジアーゴの親戚のようなチーズで、アジアーゴとよく似た味だ。
ピアーヴェとはヴェネト州のドロミテ山脈を源流とする川の名前で、ピアーヴェチーズはこのドロミテ山脈エリアでのみ作られている。
ドロミテ山脈は世界遺産としても有名だけど、実家の近くなんだ。だから子どもの頃からこのチーズを食べて育ったよ。
品質はすばらしいしコスパも抜群で、僕にとっては最高のチーズだ!
アジアーゴと同じように、熟成期間によって名前やテクスチャー、味が異なる。
・ピアーヴェ メッツァーノ (Piave Mezzano):61日~180日熟成
・ピアーヴェ ヴェッキオ(Piave Vecchio): 6か月以上熟成
原料 | 牛乳 |
種類 | ハード/セミハードチーズ |
産地 | 北イタリア, ベネト州 |
おすすめの食べ方 | パンや野菜にのせて焼くとおいしい。キッシュに入れるのもオススメ。 |
相性がいい飲み物 | 赤ワイン、白ワイン |
チーズと一緒にイタリアンワインも楽しもう!
イタリアのチーズを楽しむときには、ぜひ飲み物にもこだわってほしい。
相性抜群なのは言うまでもなくワイン。特に赤ワインならどのチーズにもよく合う。
でも辛みがあるチーズだとプロセッコのようなスパークリングワインも合うし、チーズ入りサンドイッチやグラタンなら、個人的にはビールを合わせるのが好きだ。
ああ、お腹が空いてきてしまった・・・。
おすすめのイタリアンワインについては「イタリア人の僕が選ぶイタリアワインのおすすめ20選【高級から大衆向けまで】」の記事で詳しくまとめているから、参考にしてね。
まとめ
この記事を書いてて思ったのが「紹介したいチーズが他にもたくさんあるのに、多すぎてここでは書き切れない!」ということだ。
ここでご紹介した20選はイタリアンチーズのほんの一部にすぎないけれど、イタリアはもちろんのこと世界的にも人気のチーズを選んだつもりだ。
ぜひイタリア旅行のお土産に買ってみてね。また楽天やアマゾンとかで買えるものもあるから、気になるチーズがあればぜひ購入してトライしてみてほしい。
また、チーズを食べるときはワインの準備も忘れないで!
>参考記事:イタリア人の僕が選ぶイタリアワインのおすすめ20選【高級から大衆向けまで】
チーズを削る際は、チーズグレイター(チーズ用おろし金)を使うと簡単だよ!いいおろし金を使ってふわふわなチーズにしてね。
最後に、下表にチーズ一覧と味、特徴をまとめているよ。
イタリアのおすすめチーズ一覧
名称 | 味 | 食べ方 |
---|---|---|
モッツァレラ ブラータ | 濃厚でバターのような味 | サラダに入れたり、オリーブオイルをかけてそのまま食べる。 |
モッツァレラ ブッファラ | 濃厚でクリーミー | ピザ、サラダ、カプレーゼなど。 |
モッツァレラ | あっさり | ピザ、パスタ、グラタン、カプレーゼ、サラダなど。 |
パルミジャーノレッジャーノ | 濃厚なミルクの味 | パスタ、リゾット、ラザニアなど(すりおろす)。 |
グラナパダーノ | 濃厚 | パスタ、リゾット、グラタンなど(すりおろす)。 |
リコッタ | あっさり | パスタ、サラダ、ケーキなど。 |
マスカルポーネ | あっさり | ティラミスなどのスイーツ・ケーキ。 |
ペコリーノ ロマーノ | 濃厚で少しクセがある | パスタ(特にカチョ・エ・ペペ)、リゾットなど(すりおろす)。 |
ペコリーノトスカーノ | 濃厚でナッツのような味 | リボリータ(トスカーナの郷土料理)、パスタなど。 |
ゴルゴンゾーラ ピカンテ | 濃厚で塩味がありクセが強い | パスタ、ピザなど。ハチミツ・ナッツと一緒に食べてもおいしい。 |
ゴルゴンゾーラドルチェ | ピカンテよりマイルドでクリーミー | パスタ、リゾットなど。梨・ナッツと一緒に食べてもおいしい。 |
タレッジョ | マイルドでフルーティーな味 | リゾットなど。りんご・ハチミツと一緒に食べてもおいしい。 |
フォンティーナ | マイルドでバターやナッツのような味 | チーズフォンデュ、ニョッキなど。 |
プロヴォローネ | 濃厚で塩味のある味 | 野菜のグラタン、パスタ、パンにのせて焼くなど。 |
スモーク プロヴォローネ | スモーキーな燻製の味 | 野菜のグラタン、パスタ、パンにのせて焼くなど。 |
スカモルツァ・アフミカータ | スモーキーな燻製の味 | 野菜のグラタン、パスタ、パンにのせて焼くなど。 |
カチョカヴァッロ | マイルドで塩味のある味 | スライスしてグリルやオーブンで焼くとおいしい。サラダやグラタンなども。 |
アジアーゴ | マイルドな味 | キッシュ、グラタンなど。 |
アジアーゴ・ヴェッキオ | 濃厚でフルーティーな味 | スープ、リゾット、パスタなど。 |
ピアーヴェ | マイルドでミルキーな味 | キッシュ、野菜のグラタン、パンにのせて焼くなど。 |
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