年明けの全国旅行支援(県民割の全国拡大版)は1月10日開始!GoToトラベルや県民割との違いは?

2023年分の「全国旅行支援」が2023年1月10日に開始されました。
もともとの実施期間は3月末までとなっていましたが、3月8日、観光庁は4月以降も旅行支援を継続する旨を発表しました。
支援内容は現状の「20%オフ(上限:1人泊あたり5千円) + 地域クーポン1人泊あたり最大2千円」を維持する見込みです。
この記事では全国旅行支援の割引・期間などの詳細や、従来の県民割およびGo Toトラベルとの違いについて徹底解説しています。
気になる「既存予約にあとから割引を適用できるか?」についてもまとめています。
※4/21NEW:観光庁は5/8からの新型コロナ「5類」引き下げに伴い、ワクチンの3回接種か陰性証明の利用条件を撤廃する方針と発表。
2. 2023年分「全国旅行支援」は4月以降まで延長!割引や除外日は?既存予約は対象?
3. 2022年分と2023年分の「全国旅行支援」の違いは?
4. 「全国旅行支援」と県民割(地域ブロック割)との違いは?
5. 「全国旅行支援」と新Go Toトラベルとの違いは?
6. 県民割・地域ブロック割について
7. まとめ
2023年分「全国旅行支援」は4月以降まで延長!割引や除外日は?既存予約は対象?

観光庁は2023年3月8日、全国旅行支援を4月以降も延長することを発表しました。
実施期間や予約受付開始日は都道府県によって異なります。
ただし4月29日~5月7日のゴールデンウィーク期間の宿泊は対象外で、期間内であっても予算が上限に達し次第終了となります。
また予約受付開始日より前に予約した分(既存予約)も対象外です。
支援内容は今まで通り
・地域クーポン:1人1泊あたり最大2千円
となります。
まずは下表でポイントをまとめました。
実施期間 | 2023年1月10日~4月以降まで延長 ※GW(4/29~5/7)は除外 ※既存予約は対象外 ※予算が上限に達し次第終了 |
割引率 | 旅行代金20%オフ ※上限:交通付き宿泊は5,000円/人泊、それ以外は3,000円/人泊 |
地域クーポン | ・平日:2,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 |
対象 | 国内居住者による国内旅行が対象 |
利用条件 | ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 →5/8から不要に |
いくら支援される?割引率と地域クーポン
旅行代金は20%オフ!割引上限は
・宿泊のみ&日帰り:3,000円/人泊
となっています。
またお土産屋さんや飲食店、観光施設などで使える地域クーポンは、
・休日:1,000円分/人泊/人泊
が付与されます。
つまり
1人1泊あたり平日は最大7,000円、休日は最大6,000円お得になるということです!
例を挙げてみましょう。
→平日:19,200円(4,800円割引)+4,000円分のクーポン付与
→休日:19,200円(4,800円割引)+2,000円分のクーポン付与
→平日:40,000円(10,000円割引)+4,000円分のクーポン付与
→休日:40,000円(10,000円割引)+2,000円分のクーポン付与
どれほどお得か分かりますね!
特に交通付宿泊で平日だとものすごくお得になります。
対象は全国!
居住地・目的地に関わらず、国内居住者が国内旅行する場合にキャンペーン対象となります。
ただし感染状況などを踏まえて実施を希望しない都道府県があれば、当該都道府県を目的地とする旅行は対象から除外されます。
実施期間はいつからいつまで?除外日はある?
2022年10月11日から全国旅行支援が実施されており、2023年分は1月10日に開始しました。
2023年分はもともとは3月末で終了予定でしたが、上述の通り4月以降も延長されることが決定されました。
実施期間や予約受付開始日は都道府県によって異なりますが、予算が上限に達すれば期間内であっても終了となります。
またゴールデンウィーク期間(4/29~5/7)はキャンペーンから除外されます。
既存予約にあとから割引適用できる?
既存予約は対象外となります。
予約受付開始日より前に予約した分は対象とならないので、ご注意ください。
予約受付開始日は都道府県によって異なります。
キャンペーンの利用・予約方法は?
予約方法については、
などの方法で予約することができます。
各都道府県の予約方法や予約サイトの全国旅行支援クーポン配布・販売状況については「2023年全国旅行支援の予約サイト販売状況・クーポン配布状況を毎日更新!使い方・予約方法も解説」の記事に詳しくまとめています。
全国旅行支援対象の予約サイト
現在多数の予約サイトで全国旅行支援を予約できるようになっています。
予約方法は予約サイトによって
・割引プランを予約する
などの方法があります。
詳しくは下記の予約サイトの全国旅行支援特集ページで確認してくださいね。
ワクチン接種証明もしくは陰性証明が必要
キャンペーンを利用するには本人確認書類の他、ワクチン接種証明(3回接種済み)やPCR陰性証明などの提示が必要となります。
2023年も全国旅行支援実施!2022年との違いは?

2022年11月25日、観光庁は2023年以降も制度を見直した上で、全国旅行支援を引き続き実施することを発表しました。
旅行需要の急激な変動の緩和を図るため、割引率やクーポン額を引き下げて実施されます。
2022年と2023年の主な違いは以下の通り。
2022年 | 2023年 | |
---|---|---|
実施期間 | 2022年10月11日~ | 2023年1月10日~ ※都道府県によって開始日が異なる ※予算がなくなり次第終了 |
割引率 | 旅行代金40%オフ ※上限:交通付き宿泊は8,000円/人泊、それ以外は5,000円/人泊 | 旅行代金20%オフ ※上限:交通付き宿泊は5,000円/人泊、それ以外は3,000円/人泊 |
地域クーポン | ・平日:3,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 ※紙&電子クーポン | ・平日:2,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 ※原則として電子クーポン |
対象 | 日本国内居住者 | |
利用条件 | 免許証などの本人確認書類+ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 | |
最大補助額 | 1人泊あたり11,000円 | 1人泊あたり7,000円 |
「全国旅行支援」と県民割(地域ブロック割)との違いは?

県民割(地域ブロック割)と全国旅行支援の主な違いは下表の通りです。
県民割 | 全国旅行支援 | |
---|---|---|
期間 | ~2022年10月10日(10/11チェックアウト分まで) | 2022年10月11日~12月27日(12/28チェックアウト分まで) ※最繁忙期は除外 |
割引率 | 旅行代金50%オフ | 旅行代金40%オフ |
割引上限 | 5,000円/人泊 | ・交通付き宿泊:8,000円/人泊 ・上記以外:5,000円/人泊 |
地域クーポン | 最大2,000円分 | ・平日:3,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 |
最大補助額 | 7,000円 | 11,000円 ※平日かつ交通付き宿泊の場合 |
支援対象 | ・居住地と同一県内の旅行 ・隣接県からの旅行 ・地域ブロック内の旅行 | ・全国の旅行(出発地・目的地を問わない) ※実施を希望しない都道府県があれば、当該都道府県を目的地とする旅行を対象外とする |
利用条件 | ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 | ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 |
主導 | 各自治体 ※各都道府県が細かいルールなどを調整 | 各自治体 ※各都道府県が細かいルールなどを調整 |
対象が県内・地域ブロック内→全国へ
県民割では「居住地と同一県内の旅行や地域ブロック内での旅行」が支援対象ですが、全国旅行支援では「全国の旅行が対象」と、対象が拡大されています。
ただし、感染状況などを踏まえて実施を希望しない都道府県があれば、当該都道府県を目的地とする旅行は、対象から除外されます。
割引率の変更
割引率が
・全国旅行支援:40%
と引き下げられます。
ただし割引上限は県民割5,000円に対して、全国旅行支援の交通付き宿泊は8,000円と割引上限額が引き上げられています。
鉄道・バス・航空など交通機関の利用促進
交通業者の支援および地方への旅行を促進するため、鉄道・バス・航空+宿泊がセットになった「交通付き宿泊商品」の割引上限が8,000円/人泊に引き上げられています。
通常の旅行商品の割引上限は5,000円/人泊なので、3,000円分の割引が上乗せされています。
平日の利用促進(平日の地域クーポン増額)
地域クーポン額は平日3,000円分、休日1,000円分です。
平日の利用を促進し、旅行客を分散するために平日の地域クーポン額が増額されています。
なので平日に交通付き宿泊商品を利用すると、1人1泊あたり最大11,000円分もお得になります!
「全国旅行支援」と新Go Toトラベルとの違いは?

全国旅行支援が終了した後に新たなGo Toトラベルが再開するかどうかは、現在未定となっています。
2021年11月の観光庁の発表によると、全国旅行支援と新たなGo Toトラベルの違いは下表のようになっています。
全国旅行支援 | 新Go Toトラベル | |
---|---|---|
期間 | 2022年10月11日~12月下旬 ※最繁忙期は除外 | 未定(全国旅行支援の後に開始) |
割引率 | 旅行代金40%オフ | 旅行代金30%オフ |
割引上限 | ・交通付き宿泊:8,000円/人泊 ・上記以外:5,000円/人泊 | ・交通付き宿泊:10,000円/人泊 ・宿泊のみ:7,000円/人泊 ・日帰り:3,000円/人回 |
地域クーポン | ・平日:3,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 | ・平日:3,000円分/人泊 ・休日:1,000円分/人泊 |
最大補助額 | 11,000円 ※平日の交通付き宿泊の場合 | 13,000円 ※平日かつ交通付き宿泊の場合 |
支援対象 | 全国 ※実施を希望しない都道府県があれば、当該都道府県を目的地とする旅行を対象外とする | 全国 |
利用条件 | ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 | ワクチン3回接種またはPCR陰性証明の提示が必須 |
既存予約の取扱い | 既存予約は対象外となることが多い | 既存予約も後から割引適用できる |
主導 | 各自治体 ※各都道府県が細かいルールなどを調整 | 政府 ※全国統一ルール |
割引率の変更
割引率が
・新Go Toトラベル:30%
と引き下げられます。
ただし割引上限は、
・Go Toトラベルの交通付き宿泊商品10,000円、宿泊のみ7,000円
なので、旅行代金が高ければ高いほどGo Toトラベルの方がお得になります。
自治体主導と国主導の違い
全国旅行支援は各都道府県が主導するため都道府県によって細かいルールなどが変わりますが、Go Toトラベルは政府主体の事業なのでルールは全国一律です。
そのため、全国旅行支援ではより柔軟な対応が可能となり、各都道府県の状況に合わせたルールの調整や停止・再開の判断ができます。
一方でGo Toトラベルは全国統一ルールとなるため、一部の都市で感染状況が悪化した場合は全国一斉停止となります。
既存予約の取扱いの違い
「既存予約に後から割引を適用できるかどうか」は気になるところですよね。
Go Toトラベルの場合は既存予約に後から割引を適用できるので、予約の取り直しは必要ありません。
一方、全国旅行支援が県民割と同じルールだと仮定すると、各都道府県の判断によって既存予約に割引を適用できず予約の取り直しが必要なケースが多いです。
県民割・地域ブロック割について

県民割・地域ブロック割は国の旅行業界への交付金「地域観光事業支援」を利用した、観光需要喚起策です。
現在47都道府県が実施しており、1人泊あたり最大7,000円分お得になります!
居住地と同一県内および地域ブロック内の旅行が対象です。
予約方法は、
などがあります。
県民割・ブロック割について詳しくは「全国旅行支援や県民割・地域ブロック割一覧とじゃらん・楽天のクーポンまとめ!対象拡大でよりお得」の記事で確認してくださいね。
まとめ
全国どこでも旅行が最大7,000円分お得になるのは最高ですね!
ぜひこのキャンペーンを活用して、お金を節約しつつ旅行を楽しまれてください。
県民割や都道府県・予約サイトごとの宿泊割引クーポンについては下記の記事もご参考に。
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