イタリア人が選ぶ本格派パスタソースのおすすめ10選!市販からお取り寄せまで

※英日翻訳文(原文:ニコラ)

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チャオ!グルメを愛するイタリア人、ニコラです!

僕はイタリア人だからパスタが大好きなんだけど、仕事で忙しい日はなかなか料理する時間が取れない。そんな時の救世主がパスタソースだ!
イタリアにも日本にも膨大な種類のパスタソースが売られているけれど、本当においしいものを見つけるのはなかなか大変だよね。

僕はイタリアに住んでいた頃はよく市販のパスタソースを利用していたし、日本に来て以来は市販・レトルト含めて日本の色んなパスタソースを試してきたんだ。だから、パスタソースについてはけっこう詳しい方だと思う。

この記事ではそんな数多くのパスタソースを試してきた僕が、本当においしいパスタソースのおすすめを10選をご紹介しようと思う。
イタリアメーカーのものから手作り・無添加のもの、高級パスタソース、スーパーで買えるレトルト品までまとめているよ。

パスタソースの種類

市販パスタ ソース  レトルト

市販のパスタソースには数多くの種類があり、一部のソースは絶大な人気を集めている。イタリアではトマト系ソースが人気だけど、日本ではクリーム系も人気のようだね。

代表的なパスタソースをいくつかご紹介しよう。

パスタソースの種類説明
ボロネーゼミートソースの一種で、イタリア北部の街ボローニャが発祥の地。
トマト&バジルその名の通りトマトとバジルのソース。
カルボナーラグアンチャーレ(もしくはパンチェッタ)、卵、チーズのソース。日本ではクリームを加えることが多い。
カチョエペペペコリーノ・ロマーノチーズと胡椒のソース。
アマトリチャーナトマトソースとグアンチャーレ(もしくはパンチェッタ)、ペコリーノ・ロマーノチーズのソース。
ジェノベーゼバジルや松の実、チーズなどをペーストにしたソース。
アラビアータニンニクとトウガラシ入りの辛いトマトソース。
ボンゴレボンゴレはアサリのこと。白ワインベースのソースが一般的。
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノニンニク、オリーブオイルとトウガラシのソース。
いかすみソースイカ墨をベースにしたソース。

※グアンチャーレ・パンチェッタはともに塩漬けされた豚肉のこと。

パスタ自体の種類も多いし、それに合わせるパスタソースも膨大な種類があるから、可能性(組み合わせ)は無限大だ!

また、国によって「オリジナル」なご当地パスタソースがあるのがおもしろいよね。例えば、僕が住んでいる福岡の特産品「めんたいこ」を使った、たらこスパゲッティが良い例だろう。

比較表:市販パスタソースのおすすめ10選

パスタ ソース トマトソース

市販パスタソースのおすすめ10選をご紹介するにあたって、次の4つのカテゴリに分けたいと思う。

・イタリアメーカーのパスタソース
・手作りパスタソース
・高級パスタソース
・スーパーで買えるパスタソース

またソースの種類は「トマトソース」「オイルソース」「ミートソース」「クリームソース」「バジルソース」「チーズ系」などに分類される。

おすすめのパスタソース10選について、下記の表にざっとまとめてみた。

名前ソースの種類おすすめのパスタの種類
おすすめのイタリアメーカーのパスタソース
アルチェネロ 有機ジェノベーゼソースバジルソーススパゲッティ、リングイネ、フジッリ、ニョッキ
アルチェネロ 有機パスタソース トマト&香味野菜トマトソーススパゲッティ、ペンネ、マカロニ、フジッリ
デラノンナ トマト&バジルソーストマトソーススパゲッティ、ペンネ、マカロニ
バリラ ポモドーロソーストマトソーススパゲッティ、ペンネ、マカロニ、フジッリ
ジロロモーニ 有機アラビアータソーストマトソースペンネ、フジッリ
おすすめの手作りパスタソース
ナチュラルグレースメルカート ボロネーゼソーストマト&ミートソーススパゲッティ、タリアッテレ、ペンネ、リガトーニ、ニョッキ
おすすめの高級パスタソース
TastyTable FOOD 鶏とキノコの芳醇クリームソースクリームソーススパゲッティ、リングイネ、フィットチーネ、ファルファッレ
おすすめのスーパーで買えるパスタソース
青の洞窟GRAZIA カルボナーラクリームソーススパゲッティ、フィットチーネ
青の洞窟 ボンゴレビアンコオイルソーススパゲッティ、リングイネ
エスビー ラベットラ La bettola いかすみソースいかすみスパゲッティ、リングイネ

次のセクションからおすすめの市販パスタソースをご紹介していくけど、各ソースと相性が良いパスタの種類も記載しているから、ぜひ参考にしてね。

日本ではスパゲッティが主流だと思うけど、ソースと相性が良いパスタを選ぶと、倍おいしくなるよ!

>参考:イタリア人の僕が選ぶ乾麺パスタのおすすめ10選【本当においしいもの厳選】

イタリアメーカーのパスタソースのおすすめ

僕たちイタリア人はトマトが大好きだから、イタリアメーカーのパスタソースはトマトベースのものが多い。

またイタリアのパスタソースはガラスの瓶で売られていることが多い。イタリア人はパスタをほぼ毎日食べるから大きなサイズのものを購入するし、リサイクル可能という点でもガラス瓶が人気なんだ。

それでは、僕自身もよく利用していたイタリアメーカーのパスタソースを5選ご紹介しよう。どれも高品質のものばかりだ。
残念ながらトマトソースにかたよってしまったが、僕らはトマトを愛しているから許してほしい。

アルチェネロ(Alce nero)有機ジェノベーゼソース

ジェノベーゼソースは北イタリアの街、ジェノバの伝統的なソースだ。

イタリアのパスタソースの中でもトップクラスに有名なものだろう。通常バジルとパルミジャーノチーズ(パルメザン)、オリーブオイルをペースト状にして作られる。
パンに塗って食べてもおいしいよ。

このアルチェネロのジェノベーゼソースはオーガニックの材料で作られた高品質なもので、バジルの爽やかなフレーバーとチーズ、オイルのコクが楽しめる一品だ。

ソースの種類バジルソース
原材料有機バジル、有機ひまわり油、有機食用オリーブ油、有機カシューナッツ、チーズ(パルミジャーノレッジャーノ、ペコリーノ)、食塩、有機松の実、有機にんにく
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、リングイネ、フジッリ、ニョッキ

アルチェネロ(Alce nero)有機パスタソース トマト&香味野菜

このアルチェネロの「トマト&香味野菜」は、有機トマトをベースに有機ズッキーニ、有機なす、有機にんじんなどの野菜から作られている。

野菜がたっぷり入っていて、ヘルシーかつ高品質なオーガニックパスタソースだ。

野菜嫌いな子どもも、このソースで和えたパスタなら喜んで食べてくれるかも?

ソースの種類トマトソース
原材料有機トマト、有機ズッキーニ、有機なす、有機にんじん、有機玉ねぎ、有機食用オリーブ油、有機セロリ、有機砂糖、食塩、有機バジル
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、ペンネ、マカロニ、フジッリ

デラノンナ(Della Nonna)トマト&バジルソース

僕の両親は毎年夏がくるたびに、30kgものトマト&バジルソースを作っていたものだ。でも正直、それでも全然足りなかったよ!

トマト&バジルソースはその名の通りとてもシンプルなソースで、トマトとバジルで作られる。子どもたちも大好きだ。
ハーブのフレーバーが食欲をそそるソースだよ。

このソースをパスタに和える際は、ぜひともパルメザンチーズをかけるのを忘れないでほしい。
このデラノンナはパスタソースやジャムに特化したイタリアのメーカーで、家庭の味にこだわったソースを作っている。パスタにこのソースを絡めるだけで、本場の味を楽しめるよ!

ソースの種類トマトソース
原材料トマト、ひまわり油、にんじん、バジル、たまねぎ、砂糖、食塩
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、ペンネ、マカロニ

バリラ(Barilla)パスタソース ポモドーロ

「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」という意味。このバリラのトマトソースは、トマトやミニトマトから作られている。

バリラ(Barilla)は世界でも一番大きな乾麺パスタやパスタソースのメーカーだ。このポモドーロソースは>甘みの強いダッテリーニトマト(イタリアのトマトの品種)を使用し、やさしい味わいに仕上がっている。
化学調味料・保存料・着色料不使用なのもGoodだ。

このソースはブルスケッタを作るのにもぴったりだ!

ソースの種類トマトソース
原材料トマト、ミニトマト、ひまわり油、たまねぎ、砂糖、食塩、にんにく、香料
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、ペンネ、マカロニ、フジッリ

ジロロモーニ有機(Girolomoni)有機パスタソース アラビアータ

もしスパイシーな味が好きなら、アラビアータソースがおすすめだ!アラビアータはにんにくやトウガラシが入ったピリ辛のソースだ。
「アラビアータ」とはイタリア語で「怒り」という意味で、辛いものを食べて顔が赤くなることからこの名前が付けられたんだよ。アラビア風という意味ではないから、間違えないでね(笑)

このソースは、ペンネと相性ばっちりだ。「ペンネ・アラビアータ」は有名なパスタ料理だよね。

このジロロモーニのアラビアータは、北イタリアのピアチェンツァで収穫された有機トマト100%を使用している。
辛さ控えめに仕上がっているから食べやすいだろう。

ソースの種類トマトソース
原材料有機トマト、有機食用オリーブ油、有機にんにく、アンチョビペースト、有機パセリ、食塩、有機唐辛子
おすすめのパスタの種類ペンネ、フジッリ

おすすめの手作りパスタソース

手作りパスタソースなら、おとりよせ大賞を3年連続受賞し、殿堂入りになっている「ナチュラルグレースメルカート」のパスタソースがオススメだ。
山梨県にある自然派レストラン「ナチュラルグレース」が作っている、高品質かつ無添加のパスタソースだよ。

ナチュラルグレースメルカートのパスタソースの特徴は以下の通り。

・プロのシェフが手作りで作るパスタソース
・化学調味料や合成保存料などは無添加
・イタリア産トマトを使用
・最高級のイタリア産エクストラバージンオリーブオイルを使用
・レストランと同じ味が楽しめる

スーパーで売っているパスタソースにはたいてい化学調味料や保存料がたくさん入っているけれど、ナチュラルグレースメルカートは無添加だからすごくヘルシーだ!

また厳選された食材を使っているし、レストランの味そのものを家庭で気軽に楽しめるのが嬉しいね。
18種類のソースを取り扱っていて、選べる6食セットをはじめとするセット品が人気だ。パスタ麺付きのセットと、ソースのみのセットがある。

ナチュラルグレースメルカート なすと地鶏のボロネーゼソース

ナチュラルグレースメルカート なすと地鶏のボロネーゼソース

ナチュラルグレースメルカートの人気商品の一つが、この「なすと地鶏のボロネーゼソース」だ。

地鶏と、地元の有機栽培農場から仕入れた新鮮な野菜を使用して、9時間もじっくりことこと煮込んで作られている。9時間はすごいね・・・お疲れ様と声をかけてあげたい!

僕は長時間煮込むのが嫌だから、家でボロネーゼソースを作らないんだ。だから、こうゆう既成品を買って食べるのはすごく良いアイディアだよ。
公式通販サイトに実際に購入したお客さんのレビューも投稿されているから、ぜひ読んでみてね。

ソースの種類トマトソース
原材料トマト水煮(イタリア製造)、玉葱、米油、鶏肉(国産)、なす、赤ワイン、人参、セロリ、バター、にんにく、ドライパセリ、ドライバジル、ドライオレガノ、ローリエ、ブラックペッパー、焼塩、鶏だし
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、タリアッテレ、ペンネ、リガトーニ、ニョッキ

おすすめの高級パスタソース

誕生日やパーティーなど、特別なイベントにいつもよりも贅沢なパスタを楽しみたいなら、「TastyTable FOOD」のパスタソースがオススメだ!
「おうちでレストラン」がコンセプトのパスタソースで、色んな人気レストランの本格パスタソースを自宅で楽しめる。

楽天市場でもトップクラスの人気を誇っており、パスタソースランキングで1・2・3位を同時に獲得した実績もある。

TastyTable FOODのパスタソースの特徴は以下の通りだ。

・人気レストランのシェフと協力してソースを作っている
・20種類以上のソースを取り扱っており、定期的に変わる
・1つ1つ手作りでレストランの味そのもの
・フライパンで軽く温めるだけの簡単調理
・オシャレなパッケージで贈り物にもぴったり

このように、少々高いお値段にも納得の、高品質なパスタソースだ。
10種類から選べるレストランパスタソースセット」が人気で、おしゃれな箱に入っているから贈り物としても喜ばれるだろう。

TastyTable FOODの鶏とキノコの芳醇ソース

TastyTable FOOD 鶏とキノコの芳醇クリームソース

これまでにトマトベースのパスタソースをたくさんご紹介したから、そろそろクリームソースの出番だろう。

僕のお気に入りのパスタソースの一つがキノコや鶏のクリームソースだ。
クリーム×鶏やキノコは相性最高だから、味の相乗効果が楽しめる。

ハーブとマリネした鶏ひき肉を香ばしく焼き上げ、芳醇なクリームソースでじっくりと煮込んでいる。
鶏肉とキノコのどちらの味わいもしっかりと感じられる、絶品ソースだよ。

セット販売のみとなっているんだけど、どれも高品質のおいしいソースだからぜひ一度試してみてほしい。

ソースの種類クリームソース
原材料牛乳、鶏ひき肉、生クリーム、ベシャメルソース、しめじ、キノコペースト、チキンブイヨン、ブレンドオイル、食塩、ブラックペッパー、オレガノ
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、リングイネ、フィットチーネ、ファルファッレ

日本のスーパーで買える市販パスタソース

スーパーに並んでいる市販のレトルトパスタソースの数には驚くばかりだ。日本はレトルト食品の宝庫だよね!

でも化学調味料や防腐剤などの添加物が入っている商品も多いから、健康志向の人は原材料をよく見て買ってほしい。まあたまに食べる分ならそんなに気にしなくていいと思うけどね。

市販のレトルトパスタソースを選ぶ際のポイントは以下の通り。

・リーズナブル
・簡単に調理できる
・おいしい
・冷蔵庫で保存する必要がない
・職場にも持参できる

市販のレトルトパスタソースの中で、僕が選んだベスト3を発表しよう!

日清 青の洞窟GRAZIA カルボナーラ

イタリア人はたいていちゃちゃっとカルボナーラを作れるけれど、君たち日本人にとっては手間がかかるかもしれないね。
そこで便利なのが、レトルトソースだ!僕も料理する気が起きないときはこの「青の洞窟GRAZIA カルボナーラ」を活用しているよ。

このソースはパルメザンチーズやペコリーノチーズ、卵黄、生クリーム、ベーコンなどを利用しており、すごくリッチでクリーミーな味だ。
温めるだけで簡単だし、お腹いっぱいになるのも良いね。

このソースにパルメザンチーズを振りかけたら、もっとおいしくなるよ!

ソースの種類クリームソース
原材料ショルダーベーコン、卵黄、脱脂粉乳、生クリーム、チーズなど
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、フィットチーネ

日清 青の洞窟 ボンゴレビアンコ

ボンゴレビアンコはイタリア中で食べることができる伝統的なパスタだ。
ボンゴレはアサリのことで、白ワインやオイルベースは「ボンゴレビアンコ(白いボンゴレ」、ボンゴレとトマトソースで和えたパスタは「ボンゴレロッソ(赤いボンゴレ)」と呼ばれる。

この青の洞窟シリーズのボンゴレビアンコにはアサリがたっぷり入っていて、フライドガーリックやイタリアンパセリのトッピングも付いている。

フレッシュパセリが冷蔵庫にあるという人は、それも加えるとさらにおいしくなるよ!

ソースの種類オイルソース
原材料あさり、植物油脂、ワイン、発酵調味料、野菜、あさりエキス、食酢, など
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、リングイネ

エスビー ラベットラ La bettola いかすみソース

このいかすみソースは、銀座の人気イタリアンレストラン「ラベットラ(La bettola)」の落合務シェフが監修して作られたものだ。
ちなみにこのシリーズには全10種類のパスタソースがあり、他のソースもすごくおいしそうだったからどれにするか迷ったよ。

でも僕の故郷・ベネチアの名物グルメがいかすみパスタだから、このいかすみソースを試してみることにした。
いかすみの他、アンチョビやにんにくも入っているから奥深い味わいとコクが楽しめる。食べ終わったら舌が真っ黒になったよ!

このソースでいかすみリゾットを作ることもできるようで、パッケージの裏面にリゾットの作り方も載っていたよ。

ソースの種類いかすみソース
原材料トマト、ソテー・ド・オニオン、いかすみペースト、白ワイン、アンチョビエキス、オリーブオイル、魚介エキス、いかエキス、ガーリックペースト、いか発酵調味料、など
おすすめのパスタの種類スパゲッティ、リングイネ

まとめ

そろそろ君もお腹が空いてきて、パスタのお湯を沸かすところじゃないかな?なんてね。

イタリアメーカーから手作り、高級、市販まで様々なパスタソースを紹介してきたけれど、僕が特にすばらしいと思ったのは、手作りかつ無添加の「ナチュラルグレースメルカート」のパスタソースだ。
ヘルシーで種類もたくさんあるし、レストランの味を自宅で楽しめるのが良いよね。

またTastyTable FOODの高級パスタソースは、誕生日やクリスマスなどの特別な日に食べたり、贈り物にもぴったりだ。

日常的に食べるなら、リーズナブルに買える市販のレトルトソースやイタリアメーカーのソースがオススメだよ。
またイタリアメーカーのソースはオーガニックのものも多いから、健康志向の人や子ども、年配の方にも安心だ。

パスタソースに合わせて、相性のいいパスタを選んでね。ソースとパスタの相性についてはこの記事の内容を参考にしてほしい。
オススメの乾麺パスタについては「イタリア人の僕が選ぶ乾麺パスタのおすすめ10選【本当においしいもの厳選】」の記事をご参考に。

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