黒川温泉で口コミ評価が4.5つ星超えのおすすめ旅館!山河宿泊記
「黒川温泉で評判が高い旅館に泊まりたい」
「黒川温泉で上質の温泉や食事がある宿に泊まりたい」
と思っているなら、秘湯の宿「黒川温泉 旅館 山河」がオススメです!
旅館 山河は黒川温泉の数ある旅館の中でも、ひときわ宿泊客の満足度が高い旅館です。私自身も実際に泊まってみて、評価が高い理由が良く分かりました。
「薬師の湯」「美肌の湯」からなる7つの天然温泉、自然に囲まれた静かな環境、厳選した食材を使った豪華な料理、徹底したホスピタリティなど、欠点が見つからないぐらいのすばらしい旅館でした。
非日常的な、特別な体験をしたい方には心からオススメできる旅館です。
この記事ではそんな旅館 山河の宿泊記をまとめました。
1. 黒川温泉の旅館 山河は自然の中にある秘湯の宿
2. 黒川温泉 旅館 山河のチェックイン
3. 黒川温泉 旅館 山河の部屋レビュー
4. 黒川温泉 旅館 山河の温泉
5. 黒川温泉 旅館 山河のレストランと夕食、朝食
6. 黒川温泉 旅館 山河の施設
7. 黒川温泉 旅館 山河の立地・アクセス
8. 黒川温泉 旅館 山河のホテル情報詳細
9. まとめ
黒川温泉の旅館 山河は自然の中にある秘湯の宿
「旅館 山河」は黒川温泉の雑木林にひっそりと佇む、川沿いの旅館です。
宿泊客の満足度がめちゃくちゃ高く、じゃらんの口コミ評価は星4.8(最高5)、楽天トラベルの口コミ評価は星4.65(最高5)という驚異的なスコアを誇ります(2021年2月執筆時)。
山河の主な特徴は以下。
・川沿いの林の中に立っており自然豊か!ゆったりと静かな時間が過ごせる
・露天風呂・内湯付き客室や離れもあり、密を避けつつ温泉が楽しめる
・料理が絶品!地のもの、旬のものにこだわった豪華な会席料理
・コロナ対策もばっちり!消毒、マスク着用、検温、3密回避が徹底されている
特に自然豊かな立地なので、露天風呂からの眺めが最高でした!露天・内湯・貸切湯すべてにおいて雰囲気も湯質も温度も良く、大満足です。
今回私たちが予約したプラン・客室はこちら。
・客室:専用切石風呂付き 西棟8畳 【ひさかき】
もともとは2名1泊で41,800円でしたが、じゃらんのクーポンとポイントを利用して最終的に35,800円(税・サービス料込)になりました。お得に泊まれてラッキー!
私たちが泊まったのは内風呂付き客室でしたが、離れや露天風呂付き客室もあります。
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黒川温泉 旅館 山河のチェックイン
私たちは福岡から車でやって来ました。途中でランチを挟んだので3時間半ほどかかりましたが、まっすぐ高速で来ると2時間~2時間半ほどです。
下図のように「山河」の看板が出ているので、分かりやすかったですよ。
黒川温泉の中心街からは車で5分ほどで少し離れますが、黒川温泉のバス停⇔山河の送迎サービスもあります。
駐車場の整備係の方に連れられてエントランスに向かうと、風情ある建物が出迎えてくれました。「日本秘湯を守る会」の提灯も掲げられています。
中も風情たっぷり!チェックインの時間よりも1時間ほど早く着いてしまったので、手続きだけしてロビーで待たせてもらいました。暖炉やお庭がステキ~!
ウェルカムサービスでお茶とお菓子もいただきました。
ロビーには無料で飲めるデトックスウォーターもあります。日替わりで内容が変わり、今回はキュウリ・生姜・レモン水。温泉に入る前後にいただきました。さっぱりしてておいしい!
少し待った後に中居さんがやって来て宿の説明をし、家族風呂や夕食・朝食の時間の希望を聞いてくれました。
その時に説明されたのがスリッパ・草履を脱ぐときにタグをつけて、他の宿泊客のものと混ざらないようにするということ。館内用も外履きも両方です。
宿泊した当時はコロナ禍中で「近隣県への旅行はOK」の状態だったのですが、感染症対策をしっかりしているみたいで安心して泊まれました。
それでは、中居さんと一緒に部屋に向かいます!
黒川温泉 旅館 山河の部屋レビュー
今回泊まった客室は西棟の「ひかさき」。内湯付きの8畳の部屋です。
こたつが嬉しい~!畳の向こうに広縁があり、実際には8畳よりも広いスペースが使えます。隅々まで綺麗に掃除されていて、清潔でした。
別のアングルからの画像はこちら。
TV、ワードローブ、空気清浄機、エアコンなどもそろっています。
ワードローブの中には浴衣や靴下、タオル、籠、セーフティボックスなどが入っていました。
広縁の端にはキッチンがあり、冷蔵庫の中には有料のドリンクも入っていました。
ケトル、お茶セット、パック入りのドリップコーヒーなどもそろっています。
バスルーム(専用切石風呂)
広縁のキッチンと反対側の端にはバスルームに続くドアがあります。ドアを開けてすぐあるのが洗面所。ドライヤーやアメニティ、コップもそろっています。
アメニティは固形ソープ、歯ブラシ、カミソリ、ヘアゴム、綿棒、コットン、クシなど。
さらに奥に進むと、専用切石風呂が!!
風呂付き客室、最高ですね。好きなタイミングで好きなだけ温泉を楽しむことができました。シャワーがあり、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーも付いているので体や髪も洗えますよ。
ただシャワーが温かい水がなかなか出ないのが辛かった!結局湯舟のお湯を桶で汲んで使いました・・・この点は要改善ですね。
お風呂の手前には着替えを入れる籠やタオルなども用意されていました。
トイレは客室に入ってすぐのところにあります。もちろんウォシュレット付きで、手洗い場もあるので便利でした。
黒川温泉 旅館 山河の温泉
待ちに待った温泉に行ってみましょう!旅館山河の温泉は、100%天然温泉のかけ流しです。全部で7つの温泉があり、宿泊客は無料で使えます。
・もやいの湯:混浴露天風呂
・薬師の湯(男女別で2つ):大浴場
・六尺桶風呂:貸切用の半露天風呂
・檜風呂:貸切用のひのき風呂
・切石風呂:貸切用の石風呂
混浴露天のもやいの湯は、ほぼ男性専用として扱われているようです。
また四季の湯ともやいの湯は立ち寄り湯(日帰り入浴)も可能で、大人500円、子供300円で入れます。
温泉の泉質・効能は以下の通り。2種類の泉質があります。
>薬師の湯:単純硫黄泉
>美肌の湯:ナトリウム塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
・効能:
>薬師の湯:高血圧、動脈硬化、慢性皮膚炎、慢性婦人病、切り傷、糖尿病など
>美肌の湯:動脈硬化、慢性皮膚病、切り傷、やけどなど
※露天風呂、貸切露天風呂、貸切檜風呂は美肌の湯で、それ以外は薬師+美肌の混合泉
それでは一つずつご紹介していきます。家族風呂については六尺桶風呂しか入ってないので、檜と切石は割愛します。
女性専用露天風呂:四季の湯
小川沿いにある女性専用の露天風呂です。小川のせせらぎを聞きながらゆったりと自然を満喫することができました。
柔らかいしっとりしたお湯でお肌がすべすべになります。さすが美肌の湯!温度も熱すぎずぬるすぎず、ちょうどいいので思わず長風呂してしまいました。
お風呂は広々としていて、他の宿泊客と一緒でも十分にスペースを取ることができます。
こちらに夕方と朝の二度入りましたが、特に朝の景色がすばらしかったです。日が昇って光が差し込む様子がとても綺麗でした。しかも他のお客さんがいなかったので、一人占めできましたよ!
混浴露天風呂:もやいの湯
青みがかった透明な湯が特徴的な、自然の中にある混浴露天風呂です。混浴といってもほぼ男性客しか使っていないようで、男性専用風呂のように扱われています。
うたせ湯もあり、夫は温泉に入るなりうたせ湯に直行して、ヘッド&ショルダーマッサージを楽しんだそうです。
イタリア人の夫は熱い温泉が苦手なんですが、この温泉は気持ちのいい温かさでずっと浸かっていられたと言ってました。
家族風呂:六尺桶風呂
この六尺桶風呂が本当に本当に最高でした!!川沿いにある半露天風呂で、貸切りなのでゆったりと贅沢な空間を満喫できます。
広々としたサイズで、二人で入るには十分すぎるぐらいの大きさです。何よりも他の宿泊客に気兼ねなく入れるのがいいですね。
川の景色を楽しみながらまったりお風呂に浸かっていると、時間がゆっくり流れているかのように感じました。至福のひと時とはまさにこのことです。
非日常感あふれるお風呂に大満足!
チェックインの際に時間を予約できるようになっていて、1時間貸切りできます。私たちは16時に予約しました。予約時間になったらフロントで鍵をもらうようになっています。
大浴場:薬師の湯
男湯(岩風呂)と女湯(檜風呂)に分かれた大浴場で、「薬師の湯」と「美肌の湯」の2種類の源泉を混合しているので、露天風呂とは違う泉質が楽しめます。
ほのかに硫黄の香りがして、お湯には湯の花が舞っていました。
黒川温泉 旅館 山河のレストランと夕食、朝食
私たちは夕朝食付きプランだったので、チェックインの際に希望の夕食時間を聞かれました。朝食の開始時間は選べません。
・朝食時間:8:00~9:00(入室は8:00~8:30)
夕食も朝食もお食事処「木々の集い」で提供されます。
黒川温泉 旅館 山河の夕食
私たちは18:30開始の夕食にしました。
食事処はテーブル席の半個室で、テーブル同士の距離感も十分に取られています。
そしてなんと、私と夫の席は向かい側でなく斜め向かいになるように配置されています!
上述の通り宿泊当時はコロナ禍中(近隣県への旅行はOKの状態)だったのですが、本当に感染症対策に気を配られてますね!
正直、同じ部屋で寝るんだし斜めじゃなくても・・・とは思いましたが、しっかり対策していることが分かって好印象です。
夕食の会席料理のお品書きは下記の通りです。
・旬菜:冬の盛り合わせ
・造里:鱒 間八 海老 馬刺 香味油
・煮物椀:治部煮仕立て 鴨 摘入 蕪 針葱 簾麩 人参 牛蒡 柚子
・焼物:山女魚塩焼き 檸檬
・蓋物:蕎麦饅頭 慈姑 山葵 三ッ葉 鼈甲餡
・替鉢:味彩牛 山椒焼き 金山寺味噌 彩野菜
・台の物:豆乳麹鍋 阿蘇美豚 小国野菜 拉麺
・御飯:小国米白御飯
・香の物:自家製盛り合わせ
・水菓子:胡麻杏仁 最中 安納芋 小豆
まずは前菜。彩りがすばらしいですね。旬の食材をふんだんに使っています。
下図の下にあるお椀は温かい煮物のような料理で、席についてから運ばれてきます。お椀の左側にあるテリーヌっぽい料理がすばらしい出来でした!
そしてお造り。熊本名物の馬刺し(もも肉)と、刺身は鱒、間八、海老です。馬刺は香味油をまわしかけてからいただきます!
どれも新鮮でぷりぷりでした。山中の宿なのに、お魚の鮮度が抜群でびっくり!
私は普段馬刺しを好んで食べないんですが、この馬刺しは思わず「うまっ」と言ってしまいました。香味油がいいアクセントになっています。
煮物は治部煮仕立て。鴨やつみれ、お麩、蕪、牛蒡などが入っています。フタを開けたらふわっと柚子のいい香りが。特に蕪がとろとろでおいしかった!
そして焼き物の山女の塩焼き。盛り付けがすばらしい!川で泳いでいる山女がそのまま飛び出してきたかのようです。身が引き締まっていて上質の山女のお味でした。
次は蓋物の蕎麦饅頭。慈姑飛龍頭(クワイのがんもどき)を蕎麦饅頭で包み、とろみのある鯖出汁をかけたものです。もっちりした蕎麦饅頭ととろとろのスープの相性が抜群でした。
ついにメインの一つ、味彩牛の山椒焼き!味彩牛は熊本特産のブランド牛で、適度な霜降りと柔らかい肉質が特徴的。
お肉は山椒たれに漬け込んでから低温でじっくり焼かれていて、すごく柔らかい!ヘルシーな味で、噛めば噛むほど甘みが出てきます。金山寺味噌との相性も抜群。珍しい「むかご」が添えられています。
そして豆乳麹鍋。阿蘇の大自然で育った味わい豊かな豚肉と野菜を、豆乳と麹、甘酒で作ったスープに入れて食べます。
温まる・・・はあ~、と思わずため息が出てしまうような、ほっとする味でした。阿蘇でのびのびと育った豚の姿が目に浮かびます。
鍋の後はご飯と漬物が出てきて、最後に占めのデザートです。
ご飯がめっちゃうまい!普段食べているお米とは全然味が違いました。やっぱり水がおいしい場所ではおいしいお米が育ちますねえ。
デザートは胡麻杏仁。小国ジャージー牛乳杏仁ムースに、最中やあんこ、果物が添えられています。牛乳のリッチな味わいがおいしい~!
そして本物の木で出来たトレーがステキ。夫は年輪を数えてました(笑)
どの料理も丁寧に繊細に作りこまれていて、シェフの力量が感じられました。量もちょうどよく、お腹いっぱいになるけれど気持ちよく食べきれる量です。
ただ全体的にあっさり味なので、濃い味が好きな人には物足りないかもしれませんね。
ちなみにお酒も別途オーダーして、地酒や焼酎をおいしくいただきました。どれも500円前後です。特に芋焼酎の「心ゆくまで」がおいしかった!まろやかで飲みやすい味です。
黒川温泉 旅館 山河の朝食
朝食は8:00~8:30の間に入室します。朝一でゆっくり温泉に浸かってから朝食会場に来ました。
夕食と同じ席に朝食が用意されています。
自家製フレッシュジュースにご飯、みそ汁、さけ、卵焼き、辛子蓮根、めんたいこ、ほうれん草のお浸しなどなど内容盛りだくさん。ジュースは日替わりで内容が変わるそうで、本日はセロリ、りんごと梨です。美容に良さそう!
セイロにはきのこ・れんこん・にんじん・ブロッコリー・白菜などの蒸し野菜とハムが入っていました。ポン酢につけて食べます。
テーブルの真ん中にはシェアして食べる山菜やフルーツ、焼き味噌が置かれています。この焼き味噌はめっちゃご飯が進みました。
食後のコーヒーもロビーでもらえます。
朝食もすごくおいしかった!定番のものばかりでなく、ひと手間加えた料理が多かったです。
黒川温泉 旅館 山河の施設
山河の敷地はとても広く、色んな施設がありました。その一部をご紹介しましょう。
・ショップ:地元のお土産を販売
・囲炉裏小屋:露天風呂の近くにある囲炉裏の休憩室
・足湯:露天風呂近くにあります
ショップにはお菓子から食べ物系、コスメまで色んな商品が取り揃えられています。特に「あか牛と阿蘇高菜のそぼろ煮」が気になりました!馬油クリームや馬油石鹸などの馬油コスメもありましたよ。
囲炉裏や足湯も雰囲気がよく、満喫させてもらしました。
黒川温泉 旅館 山河の立地・アクセス
旅館 山河は黒川温泉の中心街から車で5分ほどの場所に位置しています。車で行くのが一番簡単ですが、公共交通機関で来る場合はバス停までの無料送迎サービスもあります。
場所について詳しくは下記の地図をご参考に。
アクセス詳細は以下の通り。
・飛行機+バス:福岡空港から黒川温泉まで直行バスで約2時間半、阿蘇くまもと空港から九州横断バスで約2時間半。
・鉄道+バス:JR博多駅から黒川温泉まで直行バスで約3時間、JR熊本駅から九州横断バスで約3時間20分、JR阿蘇駅から九州横断バスで50分。
※黒川温泉、南小国町役場前、杖立の各バス停まで無料送迎あり。
冬は雪が積もることもあるので、天気予報を確認して必要に応じてスノーチェーンやスタッドレスタイヤを用意してくださいね!
また、黒川温泉周辺のおすすめスポットについては「黒川温泉周辺のおすすめ観光地!車で30分以内の場所厳選」の記事にまとめています。
まとめ
旅館 山河は温泉、食事、客室、ホスピタリティの一つ一つがハイクオリティで、宿泊客の評価の高さにもうなずける上質な旅館でした。
次回はぜひ露天風呂付き客室に泊まりたいと思います。
山河についてもっと詳しく知りたければ、旅ソムというサイトさんが山河に関するブログ記事や口コミを紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
欠点が見つからないぐらいの宿ですが、あえて挙げるとしたら車がないとアクセスが少々不便ということでしょうか。
黒川温泉のバス停にもっと近い宿が良ければ、「ふじ屋」や「ふもと旅館別邸 こうの湯」「黒川温泉 いこい旅館」も評判が高くオススメです。
熊本県の宿については下記の記事も書いています。
>わいた温泉郷「山翠」宿泊記!11種類の家族風呂・洞窟風呂や絶景露天を楽しむ!
>阿蘇山の絶景が望める「エルパティオ」宿泊記!牧場で乗馬体験を楽しもう!
今回はじゃらんでクーポンを使って、5,000円も割引になったのでラッキーでした。皆さんもクーポンを使って賢く旅行されくださいね!
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