死ぬまでに見たい!アンコールワット観光の日数とおすすめの回り方

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カンボジアの世界遺産・アンコールワットと言えば、世界中で知名度が高い超人気観光地!実際に、アンコールワットはトリップアドバイザーの「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット 2017 ランドマーク編 」のランキングで一位に輝いています。
そんなアンコールワットは、実は100個以上ある「アンコール遺跡群」の中の一つなんです。なので、アンコールワット観光に訪れる人の多くが、周辺の複数の遺跡も一緒に訪れます。特にその中の一つ、「タプローム寺院」は映画「トゥームレイダー」のロケ地としても有名です。でもそれらの遺跡群は広い範囲に散らばっていて、また一つ一つの遺跡も広いので効率的に回らないとすぐに時間が経ってしまいます。
そこで今回は、そんなアンコール遺跡群の必要日数、おすすめの観光コースや服装などの注意点をご紹介したいと思います。

アンコール遺跡群観光の必要日数

100以上あるアンコール遺跡群全てを回りたい!という方には1週間あっても足りないですが、メインの遺跡のみの観光であれば、1日でも可能です。なお、アンコール遺跡がある街、シェムリアップの街歩きなども楽しみたいという場合は、2泊は必要でしょう。実際に多くの方が2泊4日でアンコールワットを訪れています。ちなみに時差と飛行時間の関係で2泊の場合は2泊4日になります。
この記事で紹介するコースは私がアンコール遺跡群を実際に1日で回ったコースをご紹介します。

アンコールワット遺跡群の行き方

アンコールワット遺跡群へのアクセスはツアーか、もしくはトゥクトゥクをチャーターするのが一般的です。トゥクトゥクの場合は泊まるホテルやゲストハウスがたいてい手配してくれますが、私は街中のトゥクトゥク運転手に声をかけて、丸1日チャーターを15ドルで了承してもらいました。回った場所はアンコールワット、プラサット・クラヴァン、タ・プローム、トマノン、アンコール・トムなど。朝一で宿に迎えに来てもらい、一つの遺跡の前で降ろしてもらって、出口で待っててもらうという方法です。念の為に電話番号を交換したので見失っても安心です。

アンコールワット観光 トゥクトゥク

 アンコールワット観光の服装・注意点

服装の注意点

アンコールワットは寺院で神聖な場所なので、露出の高い服はやめましょう。また、肩や足が見えていたりすると入れない場所もあるので、長袖シャツを持っていくかショールなどを持参して、下は長ズボンで行った方が無難です。

アンコールワットの入場チケットについて

アンコールワットの入場チケットの購入場所はアンコールワットから若干離れています。ツアーの方は心配ないと思いますが、トゥクトゥクチャーターの場合はチケットオフィスに最初に行くように交渉しましょう!料金は2018年3月時点で1日券37ドル。これ1枚でシェムリアップ近郊のほとんどの遺跡に入れます。

アンコール遺跡群観光のルート

1.チケットオフィス 2.アンコールワット 3.プラサット・クラヴァン 4.タプローム 5.トマノン 6.アンコールトム 7.象のテラス 8.ピミアナカス 9.バプーオン 10.バイヨン 11.アンコールトム南大門

アンコールワット(Angkor Wat)

アンコールワット観光 アンコールワット

アンコールワットは12世紀初頭にスーリヤヴァルマン2世によって建てられたヒンドゥー寺院で、15世紀以降は仏教寺院として機能するようになりました。クメール建築の最高傑作としてよく知られていますが、それも納得の隅々まで美しいうっとりするような建物でした。アンコールワットは広大な遺跡なので、見所が多数あります。

アンコールワットで朝日を拝む

アンコールワット観光 アンコールワットの朝日

北の聖地と呼ばれる場所でアンコールワットの朝日を拝みます!多くの人がぞろぞろ行くのでわかるかと思いますが、中に入ってすぐに右側と左側に二つの池があり、その池の前が写真スポットです。左側の池の方がいい写真が撮れるらしいですよ!アンコールワットで見る朝日はなんとも神々しく、体の内側まで浄化されるような気分になります。

第一回廊のレリーフ

アンコールワット観光 アンコールワットのレリーフ

壁のレリーフたちが大変精巧にできており、見応えがあります!ツアーならガイドさんがいろいろ説明してくれるので、細かいことを知りたいならツアーをおすすめします。

神聖な展望台!中央祠堂

アンコールワット観光 アンコールワットの中央祠堂

最も神聖な中央祠堂には第三回廊の東側の階段から入れます。ハイシーズンには行列ができ、入場制限もかけられるほどです。また、露出が高かったら入場を断られます。私はタンクトップにショールという服装でしたが、残念ながら入れませんでした。
下記の写真は一緒に行った友人が登って撮った写真です。

アンコールワット観光 アンコールワットの中央祠堂

プラサット・クラヴァン(Prasat Kravan)

アンコールワット観光 プラサット・クラヴァン(Prasat Kravan )

アンコールワットとタプロームの間にある遺跡です。人が少ないのでゆっくり見ることができます。レリーフがきれいに残っていて素敵でした。私が行ったときには修復中で、カバーがかけられていました。

アンコールワット観光 プラサット・クラヴァン(Prasat Kravan)のレリーフ

タプローム(Ta Prohm)

アンコールワット観光 タプローム(Ta Prohm )

アンコールワットの次に人気の樹木に囲まれた遺跡で、木々の根に浸食されそうな神秘的な状態の遺跡を見ることができます。遺跡に根を張る木々はまるで意思を持っているようで、木の生命力に感動します!映画トゥーム・レイダーのロケ地にもなりました。12世紀末にジャヤヴァルマン七世が仏教寺院として建て、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと解釈されています。

アンコールワット観光 タプローム(Ta Prohm )

トマノン(Thommanon)

アンコールワット観光  トマノン(Thommanon)

スールヤヴァルマン2世が12世紀初頭に建てたヒンドゥー教寺院で、アンコールトムのすぐ近くにあります。規模は小さいですが、綺麗な状態で保存されていて、見応えがある美しい遺跡です。観光客も少ない穴場です。

アンコールワット観光  トマノン(Thommanon)

アンコールトム(Angkor Tom )/バイヨン(Bayon)

アンコールワット観光 アンコールトム(Angkor Tom )/バイヨン(Bayon)

アンコールトム(直訳:大王都)はバイヨン寺院像のテラスなど、多くの見所がある広大な遺跡です。12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世により建設されたといわれており、大王都という名前が示すように、王宮を中心としたひとつの都市でした。

象のテラス(Terrace of the Elephants)

アンコールワット観光 象のテラス(Terrace of the Elephants)
アンコールワット観光 象のテラス(Terrace of the Elephants)

王族が閲兵を行ったテラスで、上に上ることもできます。中央の階段にある3頭の像のモチーフがかわいい!高さは3m、長さは300mもある大きなテラスです。

ピミアナカス(Phimeanakas)

アンコールワット観光 ピミアナカス(Phimeanakas)

ピラミッド形の宮殿で、「天上の寺院」、「空中の宮殿」とも呼ばれています。苔や植物がいい雰囲気を出しています。破損がひどく、現在は登れないとのこと。
中央塔には9つの頭を持った、女性に変化する蛇ナーガ(蛇神)が宿っていて、伝説では王は毎日ナーガと交わらなければ早死にすると信じていた為、毎晩ここに通っていたそうです。

バプーオン(Baphuon)

アンコールワット観光 バプーオン(Baphuon)

「隠し子」という意味のヒンドゥー教の3段ピラミッド形の寺院で、東塔の門から約200mの空中参道があります。最上階まで登ることも可能で、上からはすばらしい景色を見ることができます。

バイヨン(Bayon)

アンコールワット観光 バイヨン(Bayon)
アンコールワット観光 バイヨン(Bayon)

アンコールトムでは一番有名なスポットです。50近くある塔の4面に彫られた彫像のお顔が迫力ですが、微笑みなのでほっこりした気分になりました。ご利益がありそうな笑みです。この観世音菩薩様たちのお顔は「バイヨンの微笑/クメールの微笑」と呼ばれていて、一つ一つ微妙に表情が異なります。巡礼中らしきオレンジのローブのお坊さんがたくさんいました。第一回廊のレリーフには市場や闘鶏など市民の暮らしを描写するものも見られます。

アンコールトム南大門(Angkor Tom South Gate)

アンコールワット観光 アンコールトム南大門(Angkor Tom South Gate)

アンコールトムの5つの門のうち、一番保存状態が良い門です。門の上の顔の彫像が印象的です。

まとめ:死ぬまでに見たい!アンコールワット観光の日数とおすすめの回り方

今回は死ぬまでに見たい!アンコールワット観光の日数とおすすめの回り方についての記事でした。さすが世界で一番人気の観光地だけあって、始終感動しっぱなしの観光になりました。ジャングルの中の壮大な遺跡の数々に、緻密な美しいレリーフ、彫像など12世紀頃にできたとはとても思えないものばかり!皆さん、人生で一度は絶対に見たほうがいいですよー!!