死ぬまでに見たい!アンコールワット観光の日数とおすすめの回り方
カンボジアの世界遺産・アンコールワットと言えば、世界的にも知名度が高い超人気の観光スポットですよね!
実際にアンコールワットは、トリップアドバイザーの「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット ランドマーク編」のランキングで一位になった実績を誇ります。
そんなアンコールワットは、実は100個以上ある「アンコール遺跡群」の中の一つなんです。
なのでアンコールワットを訪問する人の多くが、周辺の遺跡群も一緒に回っています。
特にその中の一つ、「タプローム寺院」は巨大な木と遺跡が一体化している神秘的な光景が有名で、数ある遺跡群の中でも特に人気が高いです。
でもこれらの遺跡群は広い範囲に散らばっており、また一つ一つの遺跡が広いので効率的に回らないとすぐに1日が終わってしまいます。
そこでこの記事ではアンコールワットを効率的に回るオススメのの観モデルコースや観光の必要日数、服装などの注意点をまとめています。
アンコール遺跡群観光の必要日数
100以上あるアンコール遺跡群全てを回りたい!という人には1週間あっても足りないですが、メインの遺跡のみの観光であれば1日でも可能です。
ただしアンコール遺跡がある街・シェムリアップの街歩きなども楽しみたいという場合は2日間は必要でしょう。
実際に多くの方が2泊4日でアンコールワットを訪れています。
ちなみに時差と飛行時間の関係で、2泊の場合はたいてい2泊4日になります。
この記事で紹介するコースでは私がアンコール遺跡群を実際に1日で回ったコースをご紹介します。
アンコールワット遺跡群の行き方
アンコールワット遺跡群へのアクセスは現地ツアーか、もしくはトゥクトゥクを貸切チャーターするのが一般的です。
トゥクトゥクの場合は泊まるホテルやゲストハウスがたいてい手配してくれますが、私は街中のトゥクトゥク運転手に声をかけて1日のチャーターを15ドルで了承してもらいました。
めっちゃ安いですよね!
回った場所はアンコールワット、プラサット・クラヴァン、タ・プローム、トマノン、アンコール・トムなど。
朝一で宿に迎えに来てもらい、遺跡の入口前で降ろしてもらって出口で待っていてもらうという方法でした。
念の為に電話番号を交換しておいたので見失っても安心です。
ただ海外旅行初心者とかにはこの方法は難しいかもしれないので、無理せず現地ツアーなどを利用してくださいね。
アンコールワット観光の服装・注意点
服装の注意点
アンコールワットは寺院で神聖な場所なので、露出の高い服はやめましょう。
また肩や足が見えていたりすると入れない場所もあるので、長袖シャツを持っていくかショールなどを持参して、下は長ズボンで行った方が無難です。
私はそれを知らずにタンクトップで行ってしまい、後悔しました…。
特にアンコールワットの最も神聖な場所「中央祠堂」は服装規定が厳しく、ショールで肩を隠しても入れませんでした。
半袖の友だちは入れましたが。
アンコールワットの入場チケットについて
アンコールワットの入場チケットの購入場所はアンコールワットから若干離れています。
ツアーの方は心配ないと思いますが、トゥクトゥクチャーターの場合はチケットオフィスに最初に行くようにお願いしましょう!
料金は1日券が37ドルです。これ1枚でシェムリアップ近郊のほとんどの遺跡に入れます。
1日券のほか3日券や7日券もありますよ。
詳しくは公式サイトで確認してくださいね。
アンコール遺跡群観光のモデルコース
下記マップがアンコールワット遺跡群観光のおすすめモデルコースです。
この番号順に回ると効率的だと思います。
※⑦~⑪はアンコールトムの一部
アンコールワット(Angkor Wat)
アンコールワットは12世紀初頭にスーリヤヴァルマン2世によって建てられたヒンドゥー寺院で、15世紀以降は仏教寺院として機能するようになりました。
クメール建築の最高傑作としてよく知られていますが、それにも納得のどこを切り取っても美しい建物でした。
アンコールワットは広大な遺跡なので、見所が多数あります。
アンコールワットで朝日を拝む
北の聖地と呼ばれる場所でアンコールワットの朝日を拝むのがオススメ!
多くの人がぞろぞろ行くのでわかるかと思いますが、中に入ってすぐに右側と左側に二つの池があり、その池の前が撮影スポットです。
水に反映するアンコールワットの姿を写すことができます。
左側の池の方がいい写真が撮れるらしいですよ!
アンコールワットで見る朝日はなんとも神々しく、体の内側まで浄化されるような気分になりました。
第一回廊のレリーフ
壁のレリーフたちが大変精巧にできており、見応えがあります!
ツアーならガイドさんがいろいろ説明してくれるので、知識を深めながら観光したいならツアーをおすすめします。
神聖な展望台!中央祠堂
最も神聖な中央祠堂には第三回廊の東側の階段から入れます。
ハイシーズンには行列ができ、入場制限もかけられるほどです。
また露出が高かったら入場を断られます。
私はそれを知らず、タンクトップにショールという服装だったので残念ながら入れませんでした。
下記の写真は一緒に行った友人が登って撮った写真です。
住所:Angkor Wat, Krong Siem Reap, Cambodia
所要時間:2~3時間
アンコールトム(Angkor Tom )/バイヨン(Bayon)
アンコールトム(直訳:大王都)はバイヨン寺院や像のテラスなど、多くの見所がある広大な遺跡です。
12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世により建設されたといわれており、大王都という名前が示すように王宮を中心としたひとつの都市でした。
象のテラス(Terrace of the Elephants)
王族が閲兵を行ったテラスで、上に上ることもできます。
高さ3m、長さは300mもある大きなテラスです。
中央の階段にある3頭の像のモチーフがかわいくてお気に入り!
ピミアナカス(Phimeanakas)
ピラミッド形の宮殿で、「天上の寺院」、「空中の宮殿」とも呼ばれています。
苔や植物が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
中央塔には9つの頭を持った女性に変化する蛇ナーガ(蛇神)が宿っていて、伝説では王は毎日ナーガと交わらなければ早死にすると信じていた為、毎晩ここに通っていたそうですよ。
バプーオン(Baphuon)
「隠し子」という意味のヒンドゥー教の3段ピラミッド形の寺院で、東塔の門から約200mの空中参道があります。
上述のピミアナカスより大きく見ごたえがありました。
最上階まで登ることも可能で、上のテラスからはアンコールトムのすばらしい景色を望むことができますよ。
バイヨン(Bayon)
アンコールトムでは一番有名なスポットです。
50近くある塔の4面に彫られたお顔は迫力がありつつも、微笑にほっこりしてしまいます。
ご利益がありそうな笑みですね!
この観世音菩薩様たちのお顔は「バイヨンの微笑/クメールの微笑」と呼ばれていて、一つ一つ微妙に表情が異なります。
巡礼中らしきオレンジのローブのお坊さんがたくさんいて、雰囲気たっぷりでした。
第一回廊のレリーフには市場や闘鶏など市民の暮らしを描写するものも見られます。
アンコールトム南大門(Angkor Tom South Gate)
アンコールトムの5つの門のうち、一番保存状態が良い門です。門の上の顔の彫像が印象的です。
住所:Angkor Thom, Krong Siem Reap, Cambodia
所要時間:約2〜3時間
まとめ
アンコールワット遺跡群のオススメのコースについて解説しましたが、時間が無ければマイナーなプラサット・クラヴァンやトマノンは飛ばしてもいいかもしれないですね。
それにしてもアンコールワットは壮大で美しすぎて、始終感動しっぱなしでした。
ジャングルの中の遺跡の数々に繊細なレリーフ、彫像など12世紀頃にできたとはとても思えないものばかり!
大げさでなく人生で一度は訪れたい場所です。
コメントする