ブリュッセル観光の必要日数・おすすめモデルコース！アートの町を歩く！

 ブリュッセル観光をお得にする方法

ブリュッセルカードという40以上もの博物館・美術館・観光施設に無料入場できる観光パスが販売されていて、24時間32ユーロで購入できます。
また48時間・72時間のカードもあります。

たくさんの博物館・美術館を回りたい人には値段的にお得になる他、入場チケットを買う列にいちいち並ばなくていいので時間も節約できます。

この記事で紹介する博物館・美術館の中でブリュッセルカードが利用できる場所には「ブリュッセルカード使用可」と記載しているので、チェックしてみてくださいね。

オンラインもしくは現地の観光案内所などで購入が可能です。

 ブリュッセル観光モデルコースの地図

下記がブリュッセル観光のおすすめモデルコースの地図です。

モデルコースのスケジュールはこの地図の番号通りでいいと思いますが、ホテルの場所などによってスタート地点を変えてくださいね。

⑫～⑭はマイナーな穴場スポットなので、時間があれば行ってみてください。

グランプラス（Grand Place）

グランプラスは世界遺産に登録されている大きな広場で、360度どこを見ても美しい建物に囲まれています。

特に夜のライトアップは目を見張るほどきれいで、ビクトール・ユゴーが「世界一美しい広場」と称しただけのことはあります。
私が行った際は多くの地元の人々が広場に座ってビールを飲みながら寛いでいました。

市庁舎（Hôtel de Ville）

グランプラスの一角に立つ美しい市庁舎で、広場の建物の中でもひと際目立っています。
内部の見学も可能で、また塔に上れるパノラマガイドツアーもありますよ。

言い伝えではこの市庁舎を建てた建築家が、左右対称にできなかったからという理由で頂上から身投げしたと言われています。
確かによく見ると中心がずれてますね。

でも調べてみたところただの都市伝説らしいです。

案内してくれた義理のいとこがこの言い伝えについて教えてくれたので、ブリュッセル市民の中にも実話だと信じている人がけっこういそう（笑）

王の家（Maison du Roi)/ブリュッセル市立博物館(Musee de la Ville de Bruxelles)

市庁舎の正面にあるゴシック様式の美しい建物で、神聖ローマ皇帝が所有していたことから王の家（Maison du Roi)とも呼ばれています。

館内は博物館になっており、ブリュッセルの歴史や芸術、工芸などに関する展示を見ることができます。

ギルドハウス（ビール博物館、Musée de la bière belge）

ギルドハウスは市庁舎の左手にある建物群で、かつて職業別のギルド(組合)として利用されていました。

ギルドハウスの中の一つにはビール博物館が併設されています。
当時ビール業者のギルドがあった建物で、地下1階が博物館になっています。

ブラバン公爵の館（Maison des Ducs de Brabant）

歴代のブラバン公爵の像が飾られていることからブラバン公爵の館と呼ばれていますが、実際には公爵がここに住んでいたわけではなかったようです。

内部には現在レストランなどがあります。

ファサードの彫刻や金伯を使った装飾が美しく、見ごたえたっぷり。
夜のライトアップの際に反射してとてもきれいです。

 セルクラースの像（Everard t’Serclaes）

グランプラスから小便小僧に行く途中にある像で、救国の英雄セルクラースが殺害された場所だそうです。

右腕を触ると幸せになれると言われていて、多くの観光客が触っていました。
触ると「一年以内に結婚できる」と言われているそうですよ。

日々多くの人々に触らるので右腕だけ黒の塗装がはげてますね（笑）

 小便小僧（Manneken Pis）

ブリュッセルといえば！の小便小僧。グランプラスから5分ほどの位置にあります。

世界3大ガッカリの一つ（笑）に数えられていて、確かに拍子抜けするほどちっちゃかったです。
私はがっかりはしなかったですが。

小便小僧の由来にはいろんな説がありますが、反政府軍が爆弾を仕掛けた際に小便で導火線の火を消して街を救った少年を表しているという説が有名です。

ビール会社のイベントの時には水ではなくビールが流れて、通行人に振舞われるらしい（笑）

 ギャラリーサンチュベール（Galeries St. Hubert）

19世紀に完成したヨーロッパでもっとも歴史があるアーケードの一つで、チョコレートショップやお洒落なカフェなどが立ち並んでいます。

ヨーロピアンな雰囲気のとてもお洒落なアーケードで、歩き回るだけでも楽しいでよす。

特にチョコレートショップのウィンドウディスプレイは面白く、チョコレートでデコレーションしたドレスやチョコレートの像を飾っているお店もありました。

お土産探しにもぴったりの場所です。

王室御用達のチョコブランド「ノイハウス」のウィンドウにはチョコレートでデコレーションされたドレスが…！

サンミッシェル大聖堂（Cathedrale des Sts Michel）

13～15世紀に建設された、ベルギーで一番格式高い国立教会です。

二本の左右対称の塔が美しく内部のステンドグラスも豪華。
ベルギー王室の方の結婚式や葬儀などの会場になっており、王室の結婚式の写真が飾られています。

夜のライトアップも素敵ですよ！

芸術の丘（Monts des Arts）

芸術の丘は市街地がよく見える絶景スポット！

中央駅から歩くと少し登り坂ですが、グランプラスの塔も見えるなど絶好の撮影スポットなので来る価値があります。
ペンキが塗られた木の並木道などもあり、面白い場所です。

からくり時計

芸術も丘の一画にあり、1時間おきに人形が演奏するからくり時計です。

楽器博物館（Musee des Instruments de Musique）

芸術の丘のすぐ近くにある博物館で、世界中の楽器が展示されています。

アール・ヌーボー様式の美しい建物で、建物自体に見ごたえがあります！

周りにある建物もアールヌーボー様式で素敵でした。

ロワイヤル広場（Place Royale）

中央駅を挟んでグランプラスの反対側にある大きな広場で、ブリュッセルの中心的広場です。

第一次十字軍を率いたブイヨンの騎馬像が真ん中に立っています。
広場の建物は全てネオクラシック様式で、グランプラスとはまた趣が違いました。

ベルギー王立美術館（Royaul Museums of Fine Arts of Belgium）

ロワイヤル広場の一角にあり、古典美術館・マグリット美術館・世紀末美術館などに分かれています。

有名画家ブリューゲルやルーベンスの作品も展示されていますよ。

ブリュッセル王宮（Palais de Bruxelles）

その名の通りベルギー王宮です。グランプラスから徒歩10分ほどの場所にあります。

フランス建築風の左右対称の美しい建物で、かつて神聖ローマ帝国のカール5世が住んでいたと言われる歴史深い場所です。

当時の建物は焼失してしまい、現在のものは19世紀頃に完成しました。
夏の間のみ内部の見学ができます。

ノートルダム・デュ・サブロン教会（Eglise Notre Dame du Sablon）

15世紀に建てられたゴシック様式の教会で、礼拝堂はバロック様式になっています。

内部の美しいステンドグラスやマリア像が見どころです。

王立美術館から徒歩3分ほどの場所にあります。

最高裁判所（Palais de Justice）

最高裁判所はノートルダム・デュ・サブロン教会のすぐ近くにあります。

巨大で立派な裁判所で、19世紀最大の建築物と言われています。
こんな所で裁判を受けることになったら身が縮む思いだろうなあ・・・と思いながら眺めてしまいました（笑）

上の写真の真ん中よりちょっと左のところに、カップルが座ってるのわかります？
あんなに人が小さく写るほど裁判所が巨大なんです。

このカップルに心の中で「あぶないよ～降りて～落ちちゃうから～！！」とひたすら思ってました。

内部の見学も無料で可能です。
高台にあり、裁判所前にあるポラールという広場からは素晴らしいブリュッセルの街並みを見ることができます。

余裕があればきたい！アル門とサン＝ジル地区の刑務所

この２つのスポットは観光の中心地からちょっと離れてますが、個人的にすごく面白いと感じた場所なので余裕があればぜひ行ってみてくださいね♪

アル門（Porte de Hal）

ブリュッセルはかつて城壁に囲まれた城郭都市だったんですが、14世紀に建てられたアル門（Porte de Hal）はその際の原型をとどめている唯一の建物です。

お城のようにも塔のようにも見えますがれっきとした門です。
めっちゃ綺麗に形が残っているので本当に600年前の門なの！？と思ったら、19世紀に改築されて現在中は博物館となっています。

一番上の階は展望台で、ブリュッセルの美しい景色を一望できる絶景パノラマスポットですよ。

中には目が回るような美しい螺旋階段があり、この光景を見るだけでもアル門に来るかいがあるというものです。
エレベーターもあるので足腰が弱い人にも安心です。

アル門の周りは公園になっていて、ブリュッセル市民の憩いの場のようです。

サン＝ジル地区の刑務所（Prison_de_Saint-Gilles）

このお城のように見える建物ですが、実は刑務所なんです。

こんな刑務所なら一度入ってみたい・・・というのはウソだけど（笑）
でもこんな場所に収容されるなんて贅沢な囚人たちですよね。

この刑務所について、義理の従妹がとても面白い逸話を教えてくれたんです。

サン＝ジル刑務所の建物自体は19世紀に建てられたので古めかしく見えますが、上の写真中央の門の部分だけ現代風にスチール製っぽくなってるのわかりますか？

ある事件によってこの門だけ最近強固な素材のものに改築されたんです。
その事件とは・・・なんと囚人たちが脱走してしまったんです！！！

サン＝ジル地区はこの刑務所以外にもアールヌーボー様式の建物がたくさんあって散策が楽しい場所なので、余裕があればぜひ来てみてくださいね♪

番外編：タンタンの壁画や他のストリートアート

ブリュッセルはアートがとても栄えている街で、街のいたるところでブリュッセルを代表する漫画タンタンの壁画や、その他色んなアーティストの絵を見ることができます。

挑発的な絵も多くこれを公共の場に載せていいのか・・・と思うようなのもありました（笑）
散策の際にストリートアートを探してみてくださいね！

まとめ

ブリュッセルは小さな街ですが見所がたくさんあり、特にアールヌーボの建物たちや挑発的なストリートアートが印象的でした。

個人的にはヨーロッパの中で1・2を争うぐらい好きな街です。

上述のように多くの美術館や博物館を回りたければブリュッセルカードがお得で便利なので、チェックしてみてくださいね！

また自力でブリュッセルを観光するのが不安な方や短時間で効率的に観光したい方は、現地オプショナルツアーも検討してみてください。

＞ベルギーの現地ツアー一覧はこちら

ブリュッセルからブルージュに行く現地オプショナルツアーもあります。

＞ブリュッセル発のブルージュ観光ツアー

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