釜山の甘川文化村の行き方、所要時間と見所!韓国のマチュピチュを徹底レビュー
釜山の甘川文化村(カムチョンムナマウル)はなんと町自体がアート作品という釜山随一のアートスポット!
カラフルな家々が斜面に連なる光景はアートそのもの!
その光景から「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれています。
町のいたるところに壁画や路上アートがあり、映え写真を撮れるスポットもたくさん!
実際に散策してみて、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのように感じてしまいました。
この記事では私自身が甘川文化村を観光した経験をもとに、甘川文化村の行き方や所要時間、見どころなどについてご紹介したいと思います。
1. 韓国のマチュピチュ「甘川文化村」。概要や所要時間は?
2. 甘川文化村の行き方:バス、タクシー、現地ツアー
>2-1. バスでアクセスする方法
>2-2. タクシーでアクセスする方法
>2-3. 自力が難しければ現地オプショナルツアー参加も!
3. 甘川文化村の見どころ
4. 甘川文化村の主なアートスポットまとめ
5. 甘川文化村の基本情報
6. まとめ
韓国のマチュピチュ「甘川文化村」。概要や所要時間は?
甘川文化村はもともと甘川洞(カムチョンドン) という町が家屋を利用したアートで町おこしを行った結果、アートが町中に広がって甘川文化村と呼ばれるようになりました。
斜面にカラフルな家屋が連なる光景から韓国のマチュピチュと呼ばれており、町おこしのプロジェクトも「マチュピチュプロジェクト」と呼ばれていたそうですよ。
この素晴らしい街並みに惚れ込んだアーティストやクリエイターたちがアートギャラリーや作品を作り始め、現在のようなアートでいっぱいの観光名所になりました。
海外からの観光客だけでなく、地元の若者たちにとっても流行りのスポットになっているようです。
甘川文化村の所要時間は?星の王子様は行列が!
甘川文化村の所要時間が気になる方も多いんじゃないでしょうか。
甘川文化村はそんなに大きな村ではないので、急いでメインのスポットのみ回れば1時間ぐらいで観光できます。
カフェで寛いだりお店をのぞいたりしたいなら2~3時間ぐらいは見ておきましょう。
ただし一番人気の星の王子様とキツネのオブジェと一緒に写真を撮りたいなら、かなり並ぶので注意してくださいね。
私は時間がなくて一緒に写真を撮るのは諦めてしまいました。
また甘川文化村では韓服(チマチョゴリ)を着て散策するのが人気のアクティビティになっていますが、レンタルするなら着替えたりする時間も余分に必要です。
最後に、けっこう坂や階段があるので歩きやすい靴で来ることをオススメします。
甘川文化村の行き方:バス、タクシー、現地ツアー
バスでアクセスする方法
甘川文化村には地下鉄チャガルチ駅もしくは土城(トソン)駅のバス停から1-1、2、2-2番のバスに乗って、「カムジョン小学校」で降ります。
バスの所要時間は土城(トソン)駅からは10分ぐらい、チャガルチ駅からは20分ぐらいです。
私はチャガルチ駅から行きました。
下の地図にチャガルチ駅とバス停の位置と、甘川文化村の位置を示してます。
チャガルチ駅の3番出口から外に出て、南浦洞と反対方向に進みます(下の画像の景色を背中側に立ち、真っすぐ進んでください)。
するとすぐに右手の角に銀行が見える(下の画像)ので、この角を右に曲がります。
このDaishin Savings Bankという銀行の角を右に曲がります。
右に曲がると、道を渡ったところにある大通りにどーーん!と大きなバスステーションが見えますが、このバスステーションから甘川文化村行きのバスは出てないので気をつけて!!
このバスステーションには気を取られずに、道路も渡らずにただ真っすぐ進みましょう。
すると地味~な感じの緑色のバス停が見えます。
いかにも地元の人が乗ってそうなバスです。
このバス停から甘川文化村行きのバスが出てます!
ちょっと遠目から。赤で囲んだのがバス停です。
これが正しいバス停!
バスにはちゃんと「甘川文化村」って書いてあるので、間違う心配はありません。
現在は1,480ウォン(約160円)のはずです(韓国の地図アプリNaverマップ調べ)。
バスの料金は現金もしくはT-moneyなどの交通系ICカードで支払いができますが、T-moneyが圧倒的にオススメです!
というのも釜山のバスでは両替機がないしお釣りもでないため、ぴったりの現金が必要だからです。
ちょっと不便ですよね。
私たちもT-moneyを利用しましたが、地下鉄、バス、一部のタクシーに使えて毎回切符を買う手間・時間も省けるのですごく便利でした。
バスに乗ったらカードリーダーにT-moneyをピッとタップするか、現金払いなら運転席横の運賃箱に料金を入れてください。
降りる駅は観光客っぽい人たちがぞろぞろ降りるので分かると思いますが、もし不安だったら運転手さんに確認してください。
「カムチョンムナマウル?」と言えばわかります。
バスは甘川文化村の入口のすぐ横に停まるので、すぐに散策を始められますよ。
下図が甘川文化村の到着時のバス停。帰りのバス停は向かい側(斜め向かいぐらい)にあります。
タクシーでアクセスする方法
甘川文化村にはタクシーで行くこともできます。
チャガルチ駅や土城駅から行きたいのであれば以下をご参考に。
・土城駅から:約5分、4,800ウォン(約500円)ほど
タクシーでもめっちゃ安いんでタクシーで行くのもかなりオススメです。
ちなみに2024年に西面(ソミョン)からタクシーで行った際は13,700ウォン(約1,500円)でした。
これぐらいの値段なら割り勘すればだいぶ安いから、西面からタクシーもアリですよね!
ぼったくりなどはあまり無いと思いますが、大手のタクシーに乗った方がより安心です。
乗る際には「カムチョンムナマウル(甘川文化村)」と言ってもいいけれど、文字で見せるのが一番伝わりやすいと思います。
甘川文化村は韓国語で「감천문화마을」なので、スマホなどに保存しておいて乗車時に見せてください。
自力が難しければ現地オプショナルツアー参加も!
自分で行く自信がない!という人は現地オプショナルツアーを使うのも一つの手です。
釜山のツアーって比較的に安いものが多いので、例えばベルトラの以下のツアーなんかは甘川文化村だけでなく松島ケーブルカーや釜山タワー、国際市場やチャガルチ市場なども行けて、値段もすごくリーズナブルです。
>釜山市内観光ツアー 釜山のマチュピチュ!甘川文化村を巡る 松島海上ケーブルカー付きプラン有<午前・午後/1日/日本語ガイド>
短期の旅行などで時間があまり無ければ自分で行って道に迷うよりも、ツアーを使った方が賢いかもしれません。
甘川文化村の見どころ:ストリートアート、星の王子様、おしゃれカフェ、展望台など
甘川文化村の主な見どころは下記の通りです。
見所1. 壁画・ストリートアートの数々。星の王子様が人気!
甘川文化村には町中のいたるところに壁画やだまし絵、オブジェなど、アートの数々が散りばめられています。
ぜひ町歩きをしながらアートの世界に浸ってみてくださいね♪
特に星の王子様とお友達のキツネのオブジェが甘川文化村のシンボルともいえるスポットになっており、写真撮影待ちの行列ができるほど人気です。
見所2. お洒落なカフェでまったり
外観がかわいくペイントされたカフェや、内装がとてもお洒落なカフェ、甘川文化村を一望できる絶景カフェなど、魅力的でユニークなカフェもたくさんあります。
歩き疲れたときはお洒落なカフェで一息つきましょう!
見所3. 展望台からの景色
展望台からは甘川文化村や南浦洞の街並みを一望することができます。
カラフルな街並みの絶景パノラマを見れる展望台は必訪です!
見所4. 食べ歩きやお土産探し
甘川文化村にはパン屋さんやスイーツ店、お土産屋さん、雑貨屋さんなどいろんなお店があり、食べ歩きや買い物、お土産探しなども楽しめます。
このフローズンスモア(マシュマロ×アイス)のお店は人気らしく、行列ができてました。
恐竜グローブ(笑)
フローズンスモアの看板
見所5. 韓服(チマチョゴリ)レンタル
甘川文化村を散策していると、韓国の伝統衣装である韓服(チマチョゴリ)を着ている人たちをたくさん見かけました。
かわいいアートスポットと一緒に韓服姿で写真を撮れたら最高ですよね!
甘川文化村の入口付近(バス停近く)にレンタルドレスのお店が複数あったので、興味ある人はぜひレンタルしてみてくださいね。
旅行予約サイトのKKdayやKlookなどで安く予約できます。
>KKday チョルスとヨンヒ 韓服レンタル
>Klook 韓服レンタル(釜山 / 甘川文化村付近)
ちなみに観光パス「Klook ビジット釜山パス」の24時間/48時間パスがあれば、甘川文化村の提携店での韓服レンタルが無料になります。
さらにこのパスで釜山エックスザスカイ、釜山タワー、スパランド、海雲台の海辺列車、松島海上ケーブルカーを含む40以上のアトラクションが無料になるのですごくお得です。
見所6. スタンプラリー
総合案内所で甘川文化村の地図(200円ぐらい)を買うと、スタンプラリーが付いてきます。
壁画やオブジェなど必見のアートスポットを巡るコースなども掲載されているので、時間がある方はぜひこの地図を買ってスタンプを集めながらコースを回ってみてくださいね。
甘川文化村のアートスポットまとめ
甘川文化村の見どころであるアートスポットや映えスポットをまとめました。
まずは地図で場所を確認してくださいね。
見どころ①:絶景カフェ「Coffe it House」
甘川文化村のバス停からすぐの場所にあるカフェです。
村を一望するロケーションに立っており、絶景パノラマを楽しめますよ!
正直ここが一番眺めよかったです。
テラスからの眺めはこんな感じ↓
ケーキもおいしかった!みかんもおまけしてくれました(笑)
建物はショッキングピンク(笑)
ドリンク、ケーキとみかん
見どころ②:人型オブジェ
「甘川とひとつになる」というモチーフのオブジェ作品。
ある一定の場所から見ると背景とオブジェに描かれた家屋の位置が重なって、村とオブジェが一体化したように見えます。
見どころスポット③:魚のタイル画
カラフルなタイルを組み合わせて魚の形にした大きなタイル画です。
見どころ④:ハヌルマル展望台
大人気の展望台!たくさんの人がここで写真撮影していましたよ。
展望台からの景色
見どころ⑤:天使の羽の絵
壁に天使の羽が描かれていて、この羽を背中に合わせて写真を撮ると天使になれちゃいます♡
見どころ⑥:星の王子様のオブジェとベンチ
比較的新しい星の王子様のオブジェ!
ベンチになっているのでここに座って星の王子様とキツネと一緒に写真を撮れちゃいます!
有名な星の王子様のオブジェと違って人がいないのがよかった。
スポーツセンターの屋上にあります。
卓球したかったけど会員限定らしい…残念。
このスポーツセンターの屋上にあります
見どころ⑦:BTSの壁画
BTSのジミン&ジョングクの壁画!ファンにはたまらないですね!
いろんな人にこの壁画と一緒に写真撮ってって頼まれました(笑)
肖像権の問題でBTSの事務所が撤去するように要請してるらしいから、見に行くなら今のうちです。
個人的にはファンアートだからいいじゃん絶対本人たちも喜んでるって~!と思うんですが、世知辛い世の中ですね。
また向かい側にはBTSの別の壁画もありました。
見どころ⑧:公園の猫の壁画
公園にはかわいいにゃんこたちの壁画が描かれていました。
これ前に来たときは子供たちがパズルをする壁画でお気に入りでした。
この壁画に限らず他の作品も野ざらしだからずっとはもたないんでしょうね…今後も適宜変更されそう。
昔の壁画
見どころ⑨:星の王子様の壁画
星の王子様とキツネと街並みの壁画。
上にあるピンクの建物(パン屋さん)のギターを持つキツネもかわいいですね♪
見どころ⑩:I ♡ Gamcheonのオブジェ
「I ♡ GAMCHEON」の文字のオブジェです。
GAMCHEONは甘川という意味。
壁画や背景の街並みもステキ♪
見どころ⑪:星の王子さまとキツネの像
甘川文化村で一番人気のスポット!
星の王子さまとキツネが並んで街並みを眺めている像です。
私が行った時はここで写真を撮りたい人たちが長い行列をつくっていました。
一緒に写真撮りたかったけど時間なくて諦めちゃった…ここで写真撮りたいと思ってる人は時間に余裕をもってきた方がよさそうです。
キツネと王子さまの間に腰かけて写真撮る人が多かったですが、落ちたら危ないんで気を付けてくださいね!
一応落下してもいいように下に足場があるけどできれば落ちたくない(笑)
見どころ⑫:灯台のだまし絵
灯台のような建物の中に入ってだまし絵と一緒に写真撮影できます。
最初見たときは微妙だなーと思ってたんですが、いざ写真撮ってみるとめっちゃいい感じになりました。
星の王子様とキツネのオブジェほどではないですが、ここもちょっと行列できてました。
見どころ⑬:冠とマントの壁画
冠とマントの壁画。
冠を頭に、マントを肩に合わせてると王子様(?)に変身できちゃう(笑)
見どころ⑭:本の階段
本の階段を登って行くと、その先には写実的なすばらしい壁画がありました。アジアの農村をモチーフにしてるのかな?
一面に写実的な絵が描かれていました
本の階段のすぐそばには雑貨屋さんもあり、星の王子様の絵のかわいいボトルやエコバッグなどが販売されてましたよ。
星の王子様のエコバッグ
星の王子様のボトル
その他のアートたち
他にも素晴らしいアート作品がたくさんあったので、いくつかだけご紹介したいと思います。
散策して見つけてみてくださいね♪
甘川文化村の基本情報
・名称:甘川文化村
・名称(韓国語):감천문화마을
・名称(日本語):カムチョンマウル
・住所:釜山市沙下区甘川洞10-13
・住所(韓国語):부산시 사하구 감천동 10-13
・入場料金:無料
・営業時間:観光案内所の営業時間は9:00~18:00
※村内の店舗やカフェの営業時間は各店舗による。
・所要時間:急いで1時間、通常2~3時間
・公式サイト:https://www.gamcheon.or.kr/
まとめ
さすが町全体がアート作品なだけあってどこを歩いてもアートでいっぱいでした。
ぜひこの記事で紹介したスポットを実際に回ってみてくださいね。
自力で行く自信がない場合は現地ツアーを使うのも一つの手です。
人気のツアーはこちら!レビューもたくさんあるので確認してみてくださいね。
>釜山市内観光ツアー 釜山のマチュピチュ!甘川文化村を巡る 松島海上ケーブルカー付きプラン有<午前・午後/1日/日本語ガイド>
また観光パス「Klook ビジット釜山パス」の24時間/48時間パスがあれば、甘川文化村の提携店での韓服レンタルが無料になります。
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