シャンティイ城の行き方・料金・見所。パリ近郊の絶景穴場スポット！

パリは世界的にも超人気観光地ですが、フランスにはパリだけでなく、魅了的な観光地が各地にあります。その中でもシャンティイ城（Château de Chantilly）は超絶景のお城が見れて、更にパリから1時間ほどで行ける超穴場なんです！！
その美しさと言ったら、なんと元アメリカ大統領のニクソンさんが公式にシャンティイ城を訪問した際に、「ヴェサイユには7回も連れていかれたのに、なんでココには1度も連れてきてくれなかったんだ！？」という名言を残したほどです（笑）
個人的にはヴェルサイユ宮殿よりも大好きなシャンティイ城、ぜひ皆さんにも一度は行ってほしいので、この記事ではシャンティイ城の行き方・料金・詳細レビューをご紹介したいと思います。

シャンティイ城の概要

シャンティイ城（Château de Chantilly）はパリ郊外、シャンティイ市にあるルネサンス様式の建造物です。14世紀～19世紀にかけてモンモランシー家やコンデ家など、名門貴族の住居として利用されてきました。7,800ヘクタールもの広大な森の中に建っており、湖にひっそりたたずむ姿は思わずため息がでるほど優雅で美しいです。

パリからシャンティイ城への行き方

パリ北駅（Gare du Nord）からシャンティイ城行きの電車が出ています。国鉄SNCF、もしくは高速鉄道RERのD線に乗って行くことができます。

国鉄SNCFで行く場合

国鉄SNCFでシャンティイ城に行く場合、Creil（クレイユ）行きに乗車し、 Chantilly-Gouvieux（シャンティイ・グーヴィユー）駅で下車（25分、片道8.70€ほど）。駅から徒歩20-30分で着きます。

特急に乗ってしまうと通過してしまうので、Creil行きに乗ってくださいね！念の為に、乗る前に必ずChantilly-Gouvieux（シャンティイ・グーヴィユー）で停まるかどうか確認しましょう！1時間に1本とかなので、時間は前もって調べてから行ってください。
このSNCFのサイトから簡単に調べられます。

パリ北駅（Gare du Nord）の写真。さすがパリの駅、ビビるほどお洒落です（驚）！！

高速鉄道RERで行く場合

RER D線のCreil（クレイユ）行きに乗車し、 Chantilly-Gouvieux（シャンティイ・グーヴィユー）駅で下車（45分、片道8€ほど）。駅から徒歩20-30分。
こちらも本数が少ないので、前もって調べてから行きましょう！私はRERで行ったんですが、チケット販売の人に聞けばわかるやろ～と思って全く下調べせずに行って、めっちゃ後悔しました。英語が通じなくてコミュニケーション取れないです。

※注意：Navigo PassというZone5まで行ける交通機関のパスがあったので、Zone5の最後の駅で降りて乗り換えたんですがこれが大間違いでした。なんとその駅から Chantilly-Gouvieux行きの電車が2時間半待ち・・・皆さん、いくらパスがあっても、お金がなくても絶対に途中で乗り換えようとはしないで下さいね！めっちゃ時間かかりますから！途中までパスを使った結果、往復6€で行くことができましたがオススメしません！

Chantilly-Gouvieux駅からシャンティイ城への道のり（徒歩）

私は上の地図の赤い線のように進みました。まず、Chantilly-Gouvieux（シャンティイ・グーヴィユー）駅で降りたら徒歩でシャンティイ城まで向かいます。駅を出たらすぐに Châteauと書いた標識があるので、標識通りに進んでいきます。

駅を出たらすぐにこの景色が見えるので、左手の標識の「Château」の文字を信じて、真っすぐ進みましょう！

途中から森の中の散策路に入るので、気持ちよーく散策しながら行きましょう。20-30分ぐらい歩きますが、景色がとても綺麗で、楽しみながら歩けるのですぐに時間が過ぎていきますよ。

駅から真っすぐ進むと、突き当りにこんな景色が見えます。

Châteauの標識に従って左に曲がりましょう！

グーグルマップで見ると赤い線の小道は表示されないみたいですが、ちゃんと小道があるのでご安心を！シャンティイ付近はとっても治安がよく、のどかなので安心して歩けるのがいいですね。

この小道を突っ切っていくと近道。遠くに見えるお城わかるかな？

シャンティイ城の見所と感想

やーーーっとたどり着きましたね！湖の向こうにシャンティイ城が見えてきます・・・テンション上がる～～！！苦労して来たかいが本当にありました。シャンティイ城はお城だけでなく、庭園や大厩舎など見所がたくさんあるんです！
道順的には大厩舎に先に着きますが、皆さんが一番気になるお城から順に紹介していきたいと思います。

お城

ルネサンス様式のお城が森と湖の中にそびえ立つ様子は本当におとぎ話の世界のようです。宮殿内は正に豪華絢爛で、中には国内有数のコンデ美術館もあります。美しいアートギャラリーや内装、調度品の数々を堪能してくださいね！
また、城内にある図書室は、国立図書館に次いで、フランス第二の地位を誇るそう。ヴェルサイユ宮殿と違って混雑してないのが嬉しいです！

大コンデ公の武勇ギャラリー。大コンデ公が勝利を収めた戦いの絵です。

豪華な美術品の数々。最後の城主オーマール公は、遺言で「これらの作品を外部に貸与したり、作品の展示方法を変更しないように」と言ったようです。大事にしてたんですね！

どの角度から見ても美しい！

チケット売り場さえ美しい・・・さすが！

シャンティイ城の庭園

シャンティイ城の庭園は、ヴェルサイユ宮殿の庭園やチュイルリー庭園を手掛けたアンドレ・ル・ノートルに設計されました。
豪華なフランス式庭園で、池には白鳥がたくさん泳いでいます。時間とお金がなければ宮殿内には入らずに、庭園だけでもいいかな。庭園だけのチケットでも、お城の外観は十分に楽しめますよ。庭園には羊たちもいました。

優雅な庭園に美しい白鳥たち・・・まるでこの世の楽園です。

シャンティイ城の大厩舎・馬博物館

シャンティイ城にはなんと生きた馬の博物館があるんです！今でも馬が飼育されており、馬術ショーもここで開催されています。
また、長さ186メートルもある立派な大厩舎は本当に見事です。18世紀のシャンティイ城の城主であったルイ・アンリは、なんでも「人間は、死んだら馬に生まれ変わる」と信じていて、こんな立派な大厩舎を建てたとのこと。おもしろいですね～。
道順的には、お城よりもこちらの大厩舎と生きた馬の博物館の方が先に見えてきます。