台湾の龍山寺を観光!おみくじの引き方や参拝方法、周辺グルメまとめ
台湾の首都、台北には観光客にも地元民にも人気のパワースポット「龍山寺」があります。台北最古のお寺で、100以上もの神様がいらっしゃるのでどんなお願い事もできるんです。
でもお願い事を叶えてもらうには台湾式の正しい参拝方法でお参りしないといけません。またおみくじを引くにも正しい手順があり、日本とは勝手が違います。
この記事では私と夫が実際に龍山寺を参拝した経験をもとに、龍山寺の参拝方法やおみくじの引き方をまとめました。縁結びの神様から良縁のお守りである「赤い糸」をもらう方法も書いてるので、ぜひご参考に!
1. 龍山寺の正しい参拝方法は?
2. 龍山寺のおみくじの引き方。占いの結果は解説してもらえる!
3. 縁結びの神様「月下老人」に参拝して赤い糸をもらおう!
4. 龍山寺のアクセス方法。MRT(地下鉄)龍山寺駅の目の前で便利!
5. 龍山寺の基本情報。営業時間や所要時間は?
6. 龍山寺の周辺グルメも忘れずに!胡椒餅とイカのスープは必食!
7. 龍山寺のYoutube動画もあります!
8. まとめ
龍山寺の正しい参拝方法は?
龍山寺には100以上もの神様がまつられているので、学業、健康から良縁まで色んなお願い事ができます。特に縁結びの神様「月下老人」は地元民にも観光客にも大人気。
願い事を成就させたいのであれば、正しい参拝方法を知っておきましょう!
お参りの基本的な作法は以下。
・三拝:神様の前で線香を頭上にかかげ、3回頭を下げる
・お願い事の仕方:三拝して、心の中で名前・住所・生年月日・職業など自己紹介をしてから願い事を具体的に伝える。
龍山寺の参拝の手順は以下の通り。
②前殿で三宝仏に三拝する
③本殿を参拝する
④後殿を参拝する
⑤香炉に線香をそなえる
それでは①~⑤の手順をそれぞれ説明していきましょう。
①売店で線香を買う
まずは入口から入ってすぐ右手にある売店で線香を1本買います。線香と一緒にお供え物を買ってもいいでしょう。下の写真では間違って2本買ってますがご容赦ください(笑)
以前は7つの香炉があったので7本の線香を買う必要がありましたが、今は香炉が一つになったので、線香も1本で足ります。環境保護のため、煙の量を考慮して香炉の数が減らされたそうです。
買ったら売店からすぐの場所にある点香区で線香に火をつけましょう。
場所と参拝ルートについてはこの案内図で確認してくださいね。
画像の下の方にある三川殿=前殿、真ん中の円通宝殿=本殿、後ろの御殿=後殿です。この図は龍山寺の入口付近にあります。
②前殿で三宝仏に三拝する
線香に火をつけたら、まずは前殿(三川殿)の三宝仏(釈迦・阿弥陀仏・薬師如来)にそれぞれ三拝します。おさらいですが、三拝とは線香を頭上にかかげ、3回頭を下げることです。
このとき、心の中で自分の名前、住所、生年月日・職業などを伝えて自己紹介した上で、願い事を伝えましょう。願い事ははっきり具体的にすることが重要です。
前殿の三拝が終わったら、本殿→後殿の順に半時計回りにお参りしていきましょう。
③本殿を参拝する
次は本殿のご本尊・聖観世音菩薩に向かって三拝します。本殿は香炉の奥にあります。
前殿のときと同様に、心の中で自分の名前、住所、生年月日・職業などを伝えた上で、具体的に願い事をしましょう。
④後殿を参拝する
本殿に参拝した後は、後殿に向かいます。本殿の右側を通って後殿に向かいましょう。
上述の案内図の通り「文昌帝君→水仙尊王→媽祖娘娘→註生娘娘→関聖帝君」の順に、右から左にお参りしていきましょう。
本殿と同じように、これらの神様にも三拝して回ります。
文昌帝君
右から水仙尊王、媽祖娘娘、註生娘娘
関聖帝君、月下老人
お参りする神様の詳細は以下。
2.水仙尊王:海と貿易の神様。
3.媽祖娘娘:台湾で最も人気の女性神。運勢全般。
4.註生娘娘:子宝・安産の女神。
5.関聖帝君:商売・武術の神様。三国志の関羽。
6.※月下老人:縁結びの神様。
※月下老人については、お好みでどうぞ。
上述のように龍山寺には全部で100以上の神様がいらっしゃいます。ルールとしては前殿の三宝仏→本殿→後殿(1~5)の参拝を済ませた後に、必要に応じて他の神様にもお参りするのが正しい方法です。
正しいマナーを無視して目的の神様にだけお願いしても、ご利益が無いかもしれませんよ。
④香炉に線香をそなえる
最後に境内中央の香炉に戻り、お線香を挿して参拝終了です。灰の中に挿すことは難しいので、投げ入れましょう。
龍山寺のおみくじの引き方。占いの結果は解説してもらえる!
参拝した後はおみくじを引いてみましょう!台湾式では、神様に願い事をしてからおみくじを引いて、願い事に対する命運を占うことになります。
このおみくじは無料ですが、台湾式のおみくじは日本と違ってちょっと複雑。まずは「そのお願い事をしていいかどうか」を神様に伺わないといけないんです。
こちらも参拝と同様に正しい手順を知っておきましょう。手順は以下の通り。
②神筊を投げて願い事がOKか確認
③おみくじ棒を選ぶ
④再度神筊を投げておみくじ棒がOKか確認
⑤おみくじ引出所でおみくじをもらう
⑥解説所で解説してもらう
それでは、①~⑥を詳しく説明していきましょう。
①前殿の三宝仏にごあいさつ
まずは前殿の三宝仏の前で自己紹介(名前、住所、生年月日・職業など)をし、願い事を具体的に伝えます。
願い事は一回に一件のみなので、欲張っちゃダメですよ(笑)
②神筊を投げて願い事がOKか確認
次は神様に、願い事についておみくじを引いていいかどうか伺わないといけません。その時に使うのが、神筊(しんばえ、中国語はジャオベイ)と呼ばれている赤い三日月形の木片です。
神筊は三宝仏の隣に置かれているので、二つ手に取りましょう。
この神筊には表と裏があり、立体的な方が表、平べったい方が裏です。この神筊を二つ投げて「片方が表でもう片方が裏(=聖杯)」という組み合わせだったらおみくじを引いてOKということになります。下の画像が聖杯です。
聖杯。左側が表、右側が裏になっている。
聖杯の他、両方裏の「笑杯」や両方表の「陰杯」というのもあります。
・笑杯:両方裏。願い事が意味不明もしくは縁が無いという意味。神様が笑っています。
・陰杯:両方表。凶がでていて神様がその願い事を許さない、もしくは怒っている。
笑杯:両方裏
陰杯:両方表
投げるチャンスは3回。3回ともNGであれば、願い事を変えて①からやり直しです。
③おみくじ棒を選ぶ
聖杯が出たら、次はおみくじ棒を引きます。おみくじ棒は神筊の隣の箱に入っていますよ。箱の中からおみくじ棒を束で持ち上げて、上下にシャカシャカ振って1本を選んでください。
選んだら棒に書かれている番号を確認しましょう。
④再度神筊を投げておみくじ棒がOKか確認
またまた神筊の出番です。今度はこの番号でいいのかを神様に確認しないといけません。
再度神筊を投げて、聖杯(表+裏)が出たらその番号でOKということ。3回NGが出たら最初からやり直しです(笑)これ本来は3回連続で聖杯が出ないといけないんですが、観光客とかで急いでいる人は1回でいいでしょうとのことです。
⑤おみくじ引出所でおみくじをもらう
おみくじ棒の番号にOKをもらったら、おみくじ引出所からその番号の紙を取り出しましょう。引出所は前殿の出口近く、お土産屋さんの手前ぐらいにあります。
⑥解説所で解読してもらう
最後におみくじの紙を解説所に持っていき、おみくじの意味を教えてもらいましょう。解説所は本殿の正面向かって右側にありますよ。
解説所では日本語や英語ができるスタッフもいて、特に週末は日本語ができるスタッフがいることが多いです。
私は平日に行ったんですが、英語ができるスタッフに解説してもらいました。結果、大吉かつ「毎日楽しく笑って過ごしていれば、大きな成果が転がり込んでくる。」という超いい内容でした(*^-^*)やったね!!
運勢的なのはおみくじの左上に書かれていて、一番いいのは日本と同じ「大吉」です。その後は「上上→上下→中中→中下→下下→(空白)」の順に運勢が悪くなっていきます。
縁結びの神様「月下老人」に参拝して赤い糸をもらおう!
龍山寺の神様の中でも特に女性に大人気なのが、この良縁・縁結びの神様「月下老人」。お願いすると縁組をしてくれます。
月下老人に参拝して、縁結びのお守り「赤い糸」をもらっちゃいましょう!
月下老人は後殿向かって左手の、関聖帝君のお隣にいらっしゃいます。参拝の手順は以下。
まずは賽銭箱にお賽銭をいれましょう。
↓
②自己紹介をして願い事を伝える
手を合わせて目を閉じ、心の中で住所・氏名・生年月日・職業などの自己紹介をして、縁結びの希望を詳しく伝えます。
月下老人はお忙しいので希望をしっかり伝えないと適当に縁組されてしまうそうです。どんな相手がいいか・どんな相手は嫌かをちゃんと伝えましょう。
↓
③神筊を投げて赤い糸がもらえるか確認
上述の神筊二つを両手に取って投げ、赤い糸をもらっていいか伺います。3回以内に表 + 裏が出たらOK。3回ともNGであれば今は良縁の時期ではないということなので、諦めましょう。
↓
④神筊のOKが出たら赤い糸をもらう
神筊の聖杯(表+裏)が出たら、廟の中の箱から赤い糸が入った袋をもらいます。
↓
⑤赤い糸を香炉の煙にかざす
本殿前の香炉に行き、香炉の上で赤い糸を時計回りに3回まわします。お願いの気持ちをこめてまわすことが重要!終わったら赤い糸は財布やバッグに入れて大切に保存し、常に身につけておきましょう。
龍山寺のアクセス方法。MRT(地下鉄)龍山寺駅の目の前で便利!
龍山寺のアクセスはいたって簡単!MRT(地下鉄)板南線(青い路線)に乗って、龍山寺駅で降りればいいだけ。龍山寺がそのまま駅名になっているので、分かりやすいですね。
MRTの乗り方については「台北MRT(地下鉄)の乗り方!路線図、料金、お得な1日乗車券と悠遊カードまとめ」の記事をご参考に。
龍山寺駅で降りたら1番出口から外に出て、公園を抜けるとすぐ目の前にあります。
ちなみに台北駅から乗る場合は、板南線の「頂埔行き」に乗ってたったの2駅です。場所については下の地図をご参考に。
①龍山寺 ②MRT龍山寺駅
自力で行くのが不安な方は、日本語ガイド付きの現地オプショナルツアーなどもあるので、検討してみて下さいね。龍山寺に行く人気のツアーはこちら。
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龍山寺、中正記念堂、台北101、国立故宮博物館、士林夜市を含む7つのスポットを日本語ガイドと一緒に回るツアーです。
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九份はご存じの通り、千と千尋の神隠しの世界観が楽しめる大人気スポット。レトロで美しい街です。十分は天燈上げで有名な場所。市内フリータイムで自分が希望するスポットに行けるので、龍山寺もプランに組み込めますよ。
龍山寺の基本情報。営業時間や所要時間は?
名称:龍山寺
名称の読み方:ロンシャンスー
住所:10853台北市萬華區廣州街211號
拝観時間:6:00~22:00
拝観料:無料
電話番号:+886 2 2302 5162
所要時間:30分~1時間
公式サイト:http://www.lungshan.org.tw/
龍山寺の周辺グルメも忘れずに!胡椒餅とイカのスープは必食!
龍山寺の周辺には人気のグルメスポットがいくつかあります。ぜひ参拝前や後に立ち寄ってみて下さいね♪
・兩喜號 – 西園店:スルメイカのとろみスープが看板メニュー。常連客が絶えない老舗店。
胡椒餅
スルメイカのとろみスープ
どちらも試しましたが、めちゃくちゃおいしかった!胡椒餅のお店は細い路地にあって見つけるのが難しいですが、それでも待ちのお客さんがたくさんいました。
兩喜號も地元のお客さんが本当に多かったです。
位置については下の地図で確認してくださいね。
☆龍山寺 ①福州元祖胡椒餅 ②兩喜號 – 西園店
まとめ
台湾式の参拝方法は日本式と全然違いましたね!予備知識なしで行くと戸惑います。
この記事で正しい参拝方法やおみくじの引き方をしっかり理解して、ご利益にあやかってきてくださいね♪
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