ウィーンのザッハトルテがおいしい穴場!クンストハウスウィーン
ジブリの作品にも影響を与えた、ウィーン随一のアートハウスをご存じですか?
ウィーンは音楽の都として、またハプスブルク家の栄光の遺産が残る街として有名ですが、アートもとっても盛んな場所なんです。
ウィーンに旅行に行った際に、まるでガウディの建築のようなアートハウスを見つけちゃいました。
アートハウスのカフェレストランで食べたザッハトルテもめっちゃくちゃおいしかったんです!
このカフェ自体もまるでアート作品のような美しさでした。
この記事ではそんなウィーンの穴場スポット「クンストハウスウィーン」とカフェをご紹介します。
ウィーン歴史地区からの行き方も書いているのでお見逃しなく♪
クンストハウスウィーンの概要
クンストハウスウィーン(Kunsthaus Wien)はウィーンの幻想派アーティスト、フンデルトヴァッサー(Hundertwasser)によってデザインされた美術館です。
クンストハウスとは現地の言葉で「アートハウス」という意味。
住宅街の中にいきなりめっちゃポップな建物が現れるので、ちょっと驚きました。
白黒のダイスのような模様の壁と波打つ床には奇抜な美しさがあり、ガウディの建築を彷彿とさせます。
フンデルトヴァッサーの作品は自然との共存をテーマにしていて、曲線や渦巻きを多様した作風で有名です。
直線が自然界に存在しない物だからという理由で、直線に違和感を覚えていたそうです。
フンデルトヴァッサーについて詳しくはwikiでチェックしてみてくださいね。
クンストハウスウィーンの中にはフンデルトヴァッサーの常設展、現代美術の企画展が開催されています。
常設と企画展どちらも見たければ15ユーロです。
ウィーン観光の中心地であるウィーン歴史地区からは20~30分ほどで行けますが、観光客は少なくてすごく穴場です!
フンデルトヴァッサーの常設展。もうこの建物かわい過ぎる!おもちゃの家みたい
ちなみにすぐ近くにフンデルトヴァッサーがデザインした集合住宅、フンデルトヴァッサーハウス(Hundertwasserhaus)もあります。
こちらもステキなのでぜひ立ち寄ってみてくださいね!
近くにあるフンデルトヴァッサーハウス。フンデルトヴァッサーが出演していたテレビを見た当時の市長が依頼して建てられました。植物と美しい曲線、カラフルな色のコントラストが素晴らしいですね。
余談ですが、ジブリの宮崎駿監督がフンレルトヴァッサーの大ファンでスタジオジブリの作品もフンデルトヴァッサーの作品に影響を受けていると言われてます。
宮崎駿監督は三鷹の森ジブリ美術館の建設の際に、「フンデルトヴァッサーのような建物にしたい」と言ったそうですよ。
窓から植物が飛び出してる~!!こんな家に住んでみたいものです。
クンストハウスウィーンの詳細
名称:クンストハウスウィーン(kunsthauswien)
住所:Untere Weißgerberstraße 13 , 1030 Wien
営業時間:10-18時
定休日:なし
入場料: フンデルトヴァッサー展と特別展示大人15ユーロ、フンデルトヴァッサー展のみ11€
公式サイト:クンストハウスウィーン
クンストハウスウィーンのカフェ
素晴らしい建物自体はもちろんのこと、このカフェの美しさとザッハトルテのおいしさにめちゃくちゃ感動しました。
順にご紹介したいと思います。
クンストハウスウィーン・カフェの内装
入った瞬間に目に入るのは白黒のダイスのような模様の床に、天井から吊るされた植物たち。
天井の一部がガラス張りになっているので、光がいい具合に差し込んでいます。
そしてバーカウンターがオシャレ!
赤レンガ造りなんですが、それが素晴らしい曲線のラインを作り出しているんです。
様々な種類のテーブルや椅子はどれもスタイリッシュで、どこに座ろうか迷ってしまいます。
壁の模様もすごくかわいい!
トイレさえもステキです。
クンストハウスウィーン・カフェのザッハトルテ
やっぱりオーストリアに来たからには、名物ザッハトルテを食べなきゃ!!
注文して10分ぐらいでコーヒーと一緒にザッハトルテがやってきました!
うーん、これが本場のザッハトルテ・・・チョコレートケーキの王様を本場のオーストリアで食べられるなんて、なんという贅沢でしょうか!
ケーキの横にはクリームが添えられていますが、まずはケーキだけ一口・・・
うまかーーーー!!!と思わず叫んじゃうほど(笑)
チョコレートがめっちゃ濃厚でうまい(*´u`*)
次はクリームと一緒に。
うーん、チョコレートの濃厚さが緩和されて、これはこれで最高においしい!
ウィーンのザッハトルテ最高!!
周りのアートな空間がまた、おいしさをより一層引き立てます。
お値段もコーヒーとケーキ一人分で7ユーロとかだったのでウィーン歴史地区で食べるより安めです。
食事もあるのでランチによさそう♪
ここで飲んだコーヒーもめっちゃおいしかったです。
イタリア人のNicolaが「イタリアのコーヒーに引けを取らないぐらいうまい」と言ってごくごく飲んでました(笑)
クンストハウスウィーン・企画展示会
クンストハウスウィーンの中庭と敷地内の一室では、無料で企画の展示会が行われていました。
なんとテーマが「農業アート」とのこと。
なんてステキなテーマなんでしょう!
さすが自然との調和をテーマにしたフンデルトヴァッサー美術館での企画ですね。
写真やモニターに映る映像を使ったアート作品たちなど、どれも個性的でした。
農業 + アートなんて、本当に個性的でステキ。
中庭のテラス席も植物がたくさん。和むなあ~
クンストハウスウィーンの地図・行き方
行き方はいろいろありますが、私たちはシュテファン寺院から出発したので以下の方法(地下鉄U4・U1線シュヴェーデンプラッツ駅 + トラム)で行きました。
まず私たちが行った方法をご紹介してから、他のルートもご紹介します。
ウィーンの地下鉄・トラムなど公共交通機関のチケットの買い方・乗り方については「ウィーンの地下鉄・トラム等の切符・乗り方完全ガイド!空港アクセスも!」の記事をご参考に。
地下鉄シュヴェーデンプラッツ駅からトラムで行く方法
私たちが行った方法は以下の通りです。
②ラーデツキ―プラッツ(Radetzkyplatz)停留所で降りる
③クンストハウスまで5分ほど歩く
トラムのLine1(1番線)は日中はけっこう頻繁に出ているようなので、長時間待つ心配は無さそうです。
ラーデツキ―プラッツ停留所で降りたらすぐにKUNST HAUS WIENという標識があるので、標識通りに歩くと簡単に着きます。
トラムの乗車時間はほんの5分ほどですが、出発地点によってはシュヴェーデンプラッツ駅まで地下鉄で移動しないといけないので、コミコミの時間は20~30分ほどみておくといいでしょう。
また公共交通機関のチケットは一方向に進むのであれば地下鉄・バス・トラム全て併用できます(往復・通り過ぎた駅に戻るのはダメ)。
私たちは24時間乗り放題の乗車券を購入していたので、この券を使用しました。券は改札でちゃんと打刻してから使ってくださいね!
また地下鉄の路線図があると便利です。
路線図はウィーン交通機関公式サイトからダウンロードできます。
トラム情報詳細
・乗車の停留所:地下鉄シュヴェーデンプラッツ(Schwedenplatz)駅前
・トラムの路線:Line1
・降車の停留所:ラーデツキ―プラッツ(Radetzkyplatz)
・乗車時間:約5分
トラム停留所やクンストハウスの位置については下記の地図をご参考に。
ラーデツキープラッツ停留所は到着した時の場所と、 帰る際の場所が若干離れています。
どちらも名前はラーデツキープラッツです。
Line1に乗ってくださいね。
トラムの中には電光掲示板があり、次の駅がリアルタイムでわかるようになっているので簡単・便利です。
トラム内の電光掲示板。わかりやすい!
<< KUNST HAUS WIENと黄色い標識に書いてあるので、その通り左に曲がりましょう!
クンストハウスウィーンからの帰り道
シュヴェーデンプラッツ駅に帰る場合、来たときに降りたトラム停留所の向かい側の50mほど離れた場所からトラムに乗ります。
上の地図の「⑤ラーデツキ―プラッツ駅(帰りの駅)」、大きい教会の斜め向かいにある駅です。
同じくLine1のトラムに乗り、地下鉄のシュヴェーデンプラッツ駅で降ります。
帰りのトラム駅は、教会が目印です。
この電車で帰りました。
クンストハウスウィーンの行き方(別ルート)
トラムとか乗る自信が無い!って方は、次の方法で地下鉄の駅から歩いて行くこともできます。
2. 地下鉄U1・U4線のシュヴェーデンプラッツ(Schwedenplatz)駅から約19分歩く
3. 地下鉄U3線のロフスガッセ(Rochusgasse)駅から約16分歩く
1. ウィーン・ミッテ(Landstraße/Wien-Mitte)駅から徒歩
地下鉄U3・U4・U6線のウィーン・ミッテ(Landstraße/Wien-Mitte)駅から上のルートのように歩きます。約12分。
2. シュヴェーデンプラッツ(Schwedenplatz)駅から徒歩
地下鉄U1・U4線のシュヴェーデンプラッツ(Schwedenplatz)駅から上のルートのように歩きます。約19分。
3. ロフスガッセ(Rochusgasse)駅から徒歩
地下鉄U3線のロフスガッセ(Rochusgasse)駅から上のルートのように歩きます。約16分。
まとめ
フンデルトヴァッサの世界観とザッハトルテに感動しました!
ぜひ行ってみてくださいね!
それにしてもフンデルトヴァッサーを調べているうちに、フンデルトヴァッサー大好きになっちゃいました。
さすがジブリ映画に影響を与えただけありますね。
今これらの本を購入しようか、真剣に悩み中です。
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