ウィーン観光の必要日数とおすすめモデルコース!名物グルメもご紹介!

オーストリアの首都、ウィーンはベートーヴェンやモーツァルトなどが活躍したことから、音楽の都としてよく知られています。
そんなウィーンには、ハプスブルク家の帝国が全盛期だった頃の豪華絢爛な宮殿や、美しい美術品のような教会たちが多く残っています。
特にウィーン歴史地区は街全体が世界遺産であり、観光の中心地です。
この記事では私のウィーン観光の経験をもとに、必要日数やモデルコースについてお話しします!穴場スポット・グルメスポットについても書いてるのでお見逃しなく!最後には歴史地区周辺のおすすめのホテルのリストも載せてます。
必要日数
ウィーンは大都市ですが、世界遺産であるウィーン歴史地区は小さい区域に多くの観光地が集まっているので、比較的観光しやすい場所です。ウィーン歴史地区に絞れば一日で十分に回ることは可能でしょう。
ただ、有名なシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿などは中心地から少し離れており、また美術館・博物館も多いので、美術館巡りや上記の宮殿に行きたければ、最低2泊は必要になります。
このモデルコースでは2日を想定しています。
ウィーンをお得に観光したいなら、ウィーンの60以上の美術館・博物館・名所が無料になる観光パス「ウィーンパス」がダントツおすすめです!
ウィーンパスの詳細については下記の記事で紹介しています。
ちなみに、ウィーンから電車で2時間半ほどの場所には「ザルツブルク(Salzburg)」という世界遺産の町があります。モーツァルトの生まれ故郷で、かつ映画サウンド・オブ・ミュージックの舞台にもなった美しい町です。
ザルツブルクはまるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのように感じさせてくれる場所で、個人的に大好きな場所なので、ぜひ一度行ってみてください。ザルツブルクまで行くのであれば、ウィーンの必要日数 + 1~2日ぐらいが必要です。
モデルコースの地図
1.カールス教会 2.ウィーン国立歌劇場 3.Sausage stand Zur Oper 4.新王宮 5.ホーフブルク宮殿 6.ペーター教会 7.ペスト記念塔 8. シュテファン寺院 9. クンストハウスウィーン 10. Schnitzelwirt
11.シェーンブルン宮殿 12.ベルヴェデーレ宮殿
地図上の1が歴史地区で、2がシェーンブルン宮殿、3がベルヴェデーレ宮殿です。
なお、ウィーンを効率的に回るには公共交通機関がとても便利です。ウィーンの公共交通機関の使い方や空港アクセスについては、下の記事で詳しく説明しています。
ウィーン歴史地区(Historic Center of Vienna)

街自体が世界遺産であり、観光の中心地であるウィーン歴史地区にはハプスブルク家時代の建物や美術館などが数多くあります。
下記に紹介する場所の多くもこのウィーン歴史地区の中にあり、見所でいっぱいです。
石畳の街並みや街中を走る馬車はまるでハプスブルク家の時代のまま。
お洒落なカフェやレストランもたくさんあるので、ぜひカフェで休憩しながら観光してみてくださいね。
おすすめ度:★★★★★
カールス教会(Karlskirche)

カールス教会はカールスプラッツ駅を出てすぐに見える教会です。
カール6世が作らせたバロック建築の傑作とも言われる建物で、2本のギリシャ風の柱が特徴的な大変おもしろい建築です。中の天井画もとても美しい!
教会前の池のまわりには地元の人々や学生たちが座って寛いでいて、地元の人の憩いの場のようです。
おすすめ度:★★★★
・名称:カールス教会(Karlskirche)
・住所:Kreuzherrengasse 1、1040 Wien
・アクセス:地下鉄1・2・4番線カールスプラッツ(Karlsplatz)駅から徒歩3分
・開門時間:9~18時(日曜祝日は12時~19時)
・閉門日:なし
・入場料:無料
ウィーン国立歌劇場(State Opera House)

ウィーン国立歌劇場はカールスプラッツ駅から歩いて5分ほどのウィーン歴史地区内にあります。
ハプスブルク家が支配していた時代に建設された石造りの建物で、彫刻や装飾の豪華さに圧倒されます。
中を見学できるツアーもあります。
時間とお金に余裕があればこんな場所でオペラやバレエを見たいものですね!
おすすめ度:★★★★


チケット売り場のあたりまでは無料で入れます。中も豪華。
・名称:ウィーン国立歌劇場(Staatsoper)
・住所:Opern Ring 2, Wien
・営業時間:見学ガイドツアーは不定期
・定休日:不定期
・入場料:40分ガイドツアー大人12€、子供7€
・公式サイト: ウィーン国立歌劇場
Sausage stand Zur Operでヴルストを食べる!

ウィーン国立歌劇場横にあるSausage stand Zur Operという屋台で、ウィーンのソウルフードであるソーセージ、ヴルスト(Wurst)を絶対に食べてください!
世界遺産の歴史地区の中で、国立歌劇場を見ながら食べるソーセージは最高においしいですよ!特にカレー粉をまぶしたカレーヴルストが大人気らしいので、私はカレーヴルストにしました。
やっぱり本場のソーセージはぷりっとしてめちゃくちゃおいしく、カレーもほのかな辛さで食べやすかったです。
夫はホットドッグを注文しましたが、通常のホットドッグとは違ってバゲッドに開けた穴の中にソーセージがすっぽり包まれている感じでした(笑)
こちらもボリュームたっぷりでおいしかったです。お値段も一つ4ユーロとかなので、コスパ高い!!
ちなみに立ち食べ形式で椅子は用意されてないです。
私たちは座りたかったので、近くにある階段に腰かけて食べました。
おすすめ度:★★★★★


少し並びますが、回転は速いです。
・名称:Sausage stand Zur Oper
・住所:Kärntner Straße 42, 1010 Wien
・営業時間:
・月曜 – 木曜: 10:00 – 17:00
・金曜 – 土曜:10:00 – 20:00
・日祝日: 10:00 – 17:00
・定休日:不定期
新王宮(Neue Burg)

ウィーン歴史地区内にあり、下記に紹介するホーフブルク宮殿の南側にある新王宮です。
完成したのは20世紀に入ってからですが、弧を描いた外観が優美で、特徴的な建物です。
内部には複数の博物館や、プラハの図書館と並んで「世界一美しい」と言われている図書館があります。
おすすめ度:★★★★
こちらが世界一美しいと言われている図書館です。確かに図書館とは思えないぐらい豪華絢爛ですね!

ホーフブルク宮殿庭園の植物園と植物園内のカフェ。ユーゲントシュティール(世紀末)様式の建築です。
ホーフブルク宮殿(旧王宮)(Imperial Palace(Hofburg))

ウィーン歴史地区にあるウィーンの歴代皇帝たちが暮らした王宮で、時代とともに増築・改築されていったのでバロックやルネサンスなど色んな建築様式が混ざっています。
これぞハプスブルク家!という感じの贅沢な建物で、ハプスブルク家のリッチさに驚嘆してしまいました。
シシィ博物館、銀器コレクションも入っています。
おすすめ度:★★★★★

・名称:ホーフブルク宮殿(旧王宮)(Hofburg)
・住所:Hofburg, Vienna 1010, Austria
・アクセス:地下鉄3号線ヘレンガッセ(Herrengasse)駅からすぐ
・営業時間:9-17時半(最終入場は16時半)
・入場料:シシィ博物館チケット(シシィ博物館+王宮+銀器コレクション)大人16€、子供10€
※シシィチケット(シシィ博物館チケット+シェーンブルン宮殿グランドツアー+家具博物館等共通)あり。大人は€40、6歳-18歳は€27
・公式サイト:ホーフブルク宮殿
ペーター教会(St Peter’s Church)

ペーター教会はウィーン歴史地区にあります。
外観はこじんまりした小さな教会ですが、ウィーンでは2番目に古い歴史深い教会です。
内部はバロック様式で、バロックらしい黄金の装飾たちや、ロットマイヤーの天井画がすばらしいです。
パイプオルガンの演奏が毎日開催されていて、誰でも無料で聴くことができます。
おすすめ度:★★★★


バロック末期のオーストリアの代表的画家、ロットマイヤーの天井画
・名称:ペーター教会 (Peterskirche)
・住所:Peters Platz 1, Wien 1010, Austria
・アクセス:地下鉄1・3番線シュテファンスプラッツ(Stephansplatz)駅から徒歩2分
・開門時間:8~19時(土・日曜・祝日は9~19時)
・閉門日:なし
・入場料:無料
ペスト記念塔(Pestsaule)

ペスト記念塔はウィーン歴史地区のグラーベン通りにある大変大きな塔で、塔の周りの彫刻たちが素晴らしいです。
塔と呼ばれていますがどちらかというと大きい彫像に見えます。
ペスト大流行の終結を神に感謝し、マリア・テレジアの祖父であるレオポルド1世が17世紀に建設したそう。
道の真ん中にどーんと置いてあります。
おすすめ度:★★★
シュテファン寺院(Stephandom)

シュテファン寺院はウィーン歴史地区にあるウィーンのシンボルとも言うべき教会で、ウィーン観光では絶対に外せない場所です。
12世紀半ばにロマネスク様式で建築され、その後14、5世紀ころにハプスブルク家によってゴシック様式に建て替えられました。
屋根の模様も内部の彫像やステンドグラスも、どれを取っても最高の芸術品です。
塔に登るとウィーンの素晴らしい街並みを見渡すことができます。夜のライトアップも素晴らしいですよ。
おすすめ度:★★★★★


・名称:シュテファン寺院(Stephansdom)
・住所:Stephansplatz 3, Vienna, A-1010 Austria
・アクセス:地下鉄(U1/U3) シュテファン広場(STEPHANSPLATZ)駅から徒歩 1分。
・開門時間:月曜から土曜6-22時(日曜・祝日は7時~) ※北塔・南塔の営業時間は別
・閉門日:なし
・入場料:オーディオガイドツアー6€、北塔6€、南塔5.5€
※All-Inclusive-Ticket(オーディオガイドツアー+北・南塔+カタコンベ)あり:20€
・ホームページ:https://www.stephanskirche.at/
クンストハウスウィーン(Kunst Haus Wien)

観光の中心地からは若干離れたウィーン観光の穴場スポット!
クンストハウスウィーンは画家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー に建てらた市営住宅です。
ウィーン歴史地区から地下鉄とトラムを乗り継いで20分ほどで行くことができます。
クンストハウスとはドイツ語でアートハウスという意味で、建物を見ればその意味が分かります。
まるでガウディの建築のようで、白黒のポップな模様と波打つような床の形がとてもユニーク。
私たちがウィーンでも断トツ好きな場所です。
中のカフェやアートの展示、カフェで食べたケーキ、ザッハトルテも全て素晴らしい!!
コーヒーにこだわるイタリア人の夫がこのカフェのコーヒーを「めっちゃくちゃうまい」と絶賛していました。
おすすめ度:★★★★★
クンストハウスウィーンの詳細はこちらの記事でどうぞ↓↓

カフェの中がとってもかわいい!
・名称:クンストハウスウィーン(kunsthauswien)
・住所:Untere Weißgerberstraße 13 , 1030 Wien
・営業時間:10-18時
・定休日:なし
・入場料: フンデルトヴァッサー展+特別展示大人12€、フンデルトヴァッサー展のみ11€
・公式サイト:クンストハウスウィーン
Schnitzelwirtでシュニッツェルを食べる

地元民に教えてもらったシュニッツェルとビールがおいしいお店はここ!
ウィーンに来たからには、シュニッツェル(Schnitzel)を絶対食べましょう!!
特にオーストリアの名物は、「ヴィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」と呼ばれているシュニッツェルです。
このSchnitzelwirtは地元民にも観光客にも大人気の超巨大でおいしいシュニッツェルが食べられる場所です。
大衆食堂のような感じで、カジュアルに入ることができます。
シュニッツェルは私の手のサイズの倍ぐらいの大きさで、外はサクッ中はジューシーな本場シュニッツェルが本当にうまい!!!
中にハムやチーズを挟んだシュニッツェルもあります。
詳しいグルメレポートはこちらでどうぞ↓↓
・名称:Schnitzelwirt
・住所:Neubaugasse 52, Vienna 1070, Austria
・アクセス:地下鉄U3線のNeubaugasse駅から徒歩5分ほど
・営業時間:月〜土11:00〜21:30(キッチンが開いてる時間)
・定休日:日曜・祝日
シェーンブルン宮殿(Palace and Gardens of Schoenbrunn)

ウィーン最大の世界遺産で、ウィーン一の見所と言える場所です。
歴史地区からは少し離れていますが地下鉄で行けるのでアクセス簡単です。
マリア・テレジアやマリーアントワネット、モーツァルト、ナポレオンなど歴史上の人物たちと関わりが深い宮殿で、マリーアントワネットが生まれた場所です。
ハプスブルク家の夏の離宮だそうですが、別荘にしてはあまりにも豪華で広い宮殿でした。
庭園だけでも1時間以上かかるので、中も見学したければ半日かかると思った方がいいでしょう。
私たちが行った時は雨でしたが、雨の中で神秘的な雰囲気になった姿も素敵でした。
庭園内にはバスも走っています。
おすすめ度:★★★★★


丘の上にあるグロリエッテ(Gloriette)。ここから素晴らしい庭園と宮殿の景色が見渡せます。宮殿からは15分ほど歩きますが歩く価値ありです。
丘の上からの景色もストリートビューで360度ご覧ください。
・名称:(Palace and Gardens of Schoenbrunn)
・住所:Schlosstraße 47, Vienna 1130, Austria
・アクセス:地下鉄4号線シェーンブルン(Schoenbrunn)駅下車、トラム10・58番、バス10A番
・宮殿の開館時間:
>1/1-3/31 9時半-17時
>4/1-6/30 9時-17時
>7/1-8/31 9時-17時半
>9/1-12/31 9時-17時
※最終入場は閉館時間の45分前まで
※庭園の営業時間は別(6時半~)
・閉館日:なし
・入場料:
>インペリアルツアー(宮殿内22室見学)大人22€、子供15€
>グランドツアー(宮殿内40室見学)大人26€、子供19€
他
※シシィチケット(シェーンブルン宮殿グランドツアー+シシィ博物館+ホーフブルク王宮+銀器コレクション+シェーンブルク宮殿+家具博物館)あり。大人は€40、6歳-18歳は€27
・公式サイト:シェーンブルン宮殿
ベルヴェデーレ宮殿(Belvedere Palace Museum)

ベルヴェデーレ宮殿はオスマントルコとの戦いでウィーンを救った英雄、プリンツ・オイゲン公の夏の離宮です。
美しいバロック様式の建築で、「美しい眺め」という意味を持つベルヴェデーレ(Belvedere)という名前にぴったりです。
現在は美術館として使われており、上宮と下宮の二つに分かれています。
グスタフ・クリムトの接吻が置いてある上宮美術館はクリムトファンには必見でしょう!
エゴン・シーレの作品も多く置いてあります。
おすすめ度:★★★★★

・名称:ベルヴェデーレ宮殿(Belvedere Palace Museum)
・住所:Prinz-Eugen-Strasse 27, Vienna 1030, Austria
・アクセス:トラム(D線) の SCHLOSSBELVEDERE駅から徒歩 1分。
・開館時間:
>上宮 月~日曜10-18時
>下宮 月~日曜10-18時
・閉館日:なし
・入場料:
>上宮のみ:大人16.9€、子供無料
>下宮のみ:大人14.9€、子供無料
>上宮と下宮:大人27€、子供無料
・公式サイト:ベルヴェデーレ宮殿
ウィーンのおすすめホテル一覧
実際にウィーンを観光した経験から、観光に便利で、かつ評価が高いおすすめのホテルをご紹介したいと思います。
観光の中心地に近いホテルを厳選しました。
エコノミー(1部屋2名8,000~15,000円)、スタンダード(1部屋2名10,000~20,000円)、ラグジュアリー(1部屋2名15,000~40,000円)の順に紹介していきます。
「エコノミーホテル」「スタンダードホテル」「ラグジュアリーホテル」はそれぞれリンククリックでリストの開閉ができます。
まとめ:ウィーン観光の必要日数とおすすめモデルコース!名物グルメもご紹介!
この記事では「ウィーン観光の必要日数とおすすめモデルコース!名物グルメもご紹介!」について書きました。ハプスブルク家の栄華の極みというような豪華絢爛な建物に圧倒され、さすがハプスブルク家!!お金持ってる!!と何度思ったことか(笑)
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オーストリアの旅行術の記事はこちら↓↓
ちなみにウィーンの駅のトイレの便座が、自動洗浄で超感動したので動画のせます↓↓ 汚いものは特に映ってないので(笑)見てみてくださいね♪
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