ウィーン観光の必要日数とおすすめモデルコース!名物グルメもご紹介!

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オーストリアの首都・ウィーンはベートーヴェンやモーツァルトなどが活躍したことから、音楽の都としてよく知られています。

そんなウィーンにはハプスブルク家の帝国が全盛期だった頃の豪華絢爛な宮殿や、美しい美術品のような教会・歴史的建造物などが数多く残っています。

特にウィーン歴史地区(旧市街)は街全体が世界遺産であり、観光の中心地です。

この記事では私のウィーン観光の経験をもとに、必要日数やモデルコースをまとめています。
穴場スポットやグルメスポットについても書いてるのでお見逃しなく!

ウィーンの70カ所以上の美術館・博物館や名所の入場が無料になる「ウィーンパスiconについても少し説明しています。
最後には歴史地区周辺のおすすめのホテルのリストもご紹介しています。

オーストリア・ウィーン観光の必要日数

ウィーンは大都市ですが、世界遺産であるウィーン歴史地区(旧市街)は小さい区域に多くの観光地が集まっているので、比較的観光しやすい場所です。
ウィーン歴史地区に絞れば一日で十分に回ることも可能でしょう。

ただし必見スポットのシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿などは中心地から少し離れており、また美術館・博物館も多いので美術館巡りや左記の宮殿まで行きたければ、最低2泊は必要になります。

このモデルコースでは2日間を想定しています。

ちなみに美術館・博物館巡りをしたいなら、ウィーンの70以上の美術館・博物館・名所が無料になる観光パス「ウィーンパスicon」がすごくお得です!

ウィーンパスの詳細については「ウィーンパスの買い方・使い方と入場無料になる施設の全リストを紹介!」の記事に詳しくまとめています。

またウィーンから電車で2時間半ほどの場所には「ザルツブルク」という世界遺産の町があります。

モーツァルトの生まれ故郷で、かつ映画サウンド・オブ・ミュージックの舞台にもなった美しい町です。

ザルツブルクはまるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのように感じさせてくれる場所で、個人的に大好きな場所なので、ぜひ一度行ってみてくださいね。

ザルツブルクまで行くのであれば、ウィーンの必要日数 + 1~2日ぐらいが必要です。

オーストリア・ウィーンの観光モデルコースの地図

①カールス教会 ②ウィーン国立歌劇場 ③Sausage Stand Zur Oper ④★ホーフブルク宮殿(王宮・シシィ博物館) ⑤ペーター教会 ⑥ペスト記念塔  ⑦シュテファン大聖堂  ⑧★クンストハウスウィーン ⑨Schnitzelwirt ⑩★シェーンブルン宮殿 ⑪★ベルヴェデーレ宮殿
※★=ウィーンパスで入場無料

このモデルコースの日程は

・ウィーン歴史地区+周辺=1日(①~⑨)
・ミュンヘン市内観光=1日(⑩~⑪)

の丸2日間を想定しています。
詳しいスケジュール例については後述しています。

上記の★マークの施設はウィーンパスiconで無料入場できます。
金銭的にお得なのはもちろんのこと、各施設でチケット購入の列に並ばなくていい分、時間も大幅に節約できるでしょう。

またウィーンでは地下鉄やトラムが市内中を運行しているので、ほとんどの観光スポットに公共交通機関で簡単にアクセスできます。

ウィーンの公共交通機関の使い方や空港アクセスについては「ウィーンの地下鉄・トラム等の切符・乗り方完全ガイド!空港アクセスも!」の記事をご参考に。

現地の慣れない交通機関を使うのが不安な人は、乗り降り自由な観光バスを検討してみてくださいね。

オープントップバスで高い視点から街並みを楽しめるし、好きな名所で自由に乗り降りできるので便利です。
日本語オーディオガイドが付いているのもGood。

ウィーン市内 乗り降り自由バスicon

ウィーン歴史地区(旧市街、Historisches Zentrum von Wien)

ウィーン観光 ウィーン歴史地区

街自体が世界遺産であり、観光の中心地であるウィーン歴史地区(旧市街)にはハプスブルク家時代の建物や美術館などが数多くあります。

下記に紹介する場所の多く(前述の地図①~⑦)もこのウィーン歴史地区の中にあり、見所でいっぱいです。

石畳の街並みや街中を走る馬車はまるでハプスブルク家の時代のまま。
お洒落なカフェやレストランもたくさんあるので、ぜひカフェで休憩しながら観光してみてくださいね。

自力での観光が不安なら、現地ツアーを使うのもいいでしょう。
日本語ガイドと一緒にウィーン歴史地区やシェーンブルン宮殿を半日で回るツアーなどが人気です。

世界遺産シェーンブルン宮殿&旧市街散策 半日観光ツアーicon

その他、馬車で歴史地区を巡る現地ツアーなんかもありますよ。

ウィーン市内を回る現地ツアー一覧はこちらicon

詳細
名称:ウィーン歴史地区(Historisches Zentrum von Wien)
所要時間:半日~一日
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.wien.info/ja/

 カールス教会(Karlskirche)

ウィーン観光 カールス教会

カールス教会はウィーン旧市街にある教会で、カールスプラッツ駅を出るとすぐに見える教会です。

カール6世が作らせたバロック建築の傑作とも言われる建物で、2本のギリシャ風の柱が特徴的な大変おもしろい建築です。
中の天井画もとても美しい!

教会前の池のまわりには地元の人々や学生たちが座って寛いでいて、地元の人の憩いの場のようです。

詳細
名称:カールス教会(Karlskirche)
住所:Kreuzherrengasse 1 1040 Wien / 地図①
アクセス:地下鉄1・2・4番線カールスプラッツ(Karlsplatz)駅から徒歩3分
営業時間:月~土 9:00~18:00、日・祝日 11:00~18:00
料金:大人9.50ユーロ、学生5ユーロ、10歳以下は無料
所要時間:20分~30分
おすすめ度:★★★
公式サイト:https://karlskirche.eu/

 ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)

ウィーン観光 ウィーン国立歌劇場

ウィーン国立歌劇場はカールス教会から歩いて10分ほどの場所にあります。こちらもウィーン旧市街内です。
ハプスブルク家が支配していた時代に建設された石造りの建物で、彫刻や装飾の豪華さに圧倒されます。

中を見学できるガイドツアーもありますよ。

ガイドツアーの予約はこちら(公式サイト)

時間とお金に余裕があればこんな場所でオーケストラやオペラ、バレエなどを楽しみたいものですね!

旅行予約サイトのベルトからが国立歌劇場もしくはウィーン楽友協会でのオーケストラのチケットを予約できます。

ウィーン・モーツァルト・オーケストラicon

日によってどちらの会場になるかが変わってくるので、上記リンク先ページのスケジュールのPDFで確認してくださいね。

ウィーン観光 ウィーン国立歌劇場
ウィーン観光 ウィーン国立歌劇場の内部

チケット売り場のあたりまでは無料で入れます。中も豪華。

詳細
名称:ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)
住所:Opern Ring 2, 1010 Wien / 地図②
営業時間:見学ガイドツアーは不定期
料金:大人13ユーロ
所要時間:20分~1時間
おすすめ度:★★★★
公式サイト:https://www.wiener-staatsoper.at/en/

Sausage Stand Zur Operでヴルストを食べる!

ウィーン観光 Sausage stand Zur Operのカレーヴルスト

ウィーン国立歌劇場の横にあるSausage Stand Zur Operというお店で、ウィーンのソウルフードであるソーセージ、ヴルスト(Wurst)を食べてみてください!

世界遺産の歴史地区の中で、国立歌劇場を眺めながら食べるソーセージは最高においしかった!
特にカレー粉をまぶしたカレーヴルストが大人気らしいので、私はカレーヴルストにしました。

本場のソーセージはぷりっとしてめちゃくちゃおいしく、カレーもほのかな辛さで食べやすかったです。

夫はホットドッグを注文しましたが、通常のホットドッグとは違ってバゲットに開けた穴の中にソーセージがすっぽり包まれている感じでした(笑)
こちらもボリュームたっぷりでおいしかったです。お値段もリーズナブルでした。

ちなみに立ち食べ形式で椅子は用意されてないです。
私たちを含む多くの人が、近くにある階段に腰かけて食べていました。

ウィーン観光 Sausage stand Zur Operのホットドッグ
ウィーン観光 Sausage stand Zur Oper

少し並びますが、回転は速いです。

詳細
名称:Sausage Stand Zur Oper
住所:Kärntner Str. 42, 1010 Wien/ ③
営業時間:10:00~17:00(20:00まで営業の日もあり)
料金:4ユーロ~
所要時間:20分~30分
おすすめ度:★★★

ホーフブルク宮殿(シシィ博物館、旧王宮など)

ウィーン観光 ホーフブルク宮殿(王宮)

ホーフブルク宮殿(王宮)は13~20世紀初頭にかけてハプスブルク家の歴代皇帝たちが暮らした場所で、拡張され続けて今では世界最大級の宮殿となっています。
増築・改装を繰り返し、バロックやルネサンスなど色んな建築様式がミックスされました。

24万㎡という広大な敷地内には旧王宮、新王宮、シシィ博物館、皇帝の部屋、銀器コレクション、国立図書館、アウグスティナー教会、アルベルティーナ美術館、王宮庭園、スペイン乗馬学校を含む複数の見どころがあります。

特に皇妃エリザベートの生涯をたどるシシィ博物館は必見!ウィーンに来たからには必ず見学したい施設です。
各施設にはチケットを購入して入場することができます(教会など一部は無料)。
外観のみを見学する場合はチケットは不要です。

特に人気なのが「シシィチケット」で、シシィ博物館+旧王宮とウィーン最大の名所であるシェーンブルン宮殿や王宮家具博物館に入場することができます。

ちなみにウィーンパスiconがあればシシィ博物館、旧王宮、王宮宝物館、オーストリア国立図書館、スペイン乗馬学校などに無料で入場できるようになりますよ。

>関連記事:ウィーンパスの買い方・使い方と入場無料になる施設の全リストを紹介!

日本語ガイドの解説を聞きながらシシィ博物館やアウグスティナー教会を見学する現地ツアーもあります。

アウグスティーナ教会・王宮・カプツィーナ教会入場 エリザベートとハプスブルク家の栄光を訪ねる半日観光ツアーicon

ウィーン観光 新王宮の植物園

ホーフブルク宮殿庭園の植物園と植物園内のカフェ。ユーゲントシュティール(アールヌーボー)様式の建築です。

詳細
名称:ホーフブルク宮殿(旧王宮)(Hofburg)
住所:Hofburg、Michaelerkuppel、Vienna 1010/ 地図④
アクセス:地下鉄3号線ヘレンガッセ(Herrengasse)駅からすぐ
料金:下表の通り
ウィーンパスiconでシシィ博物館、旧王宮、王宮宝物館、オーストリア国立図書館、スペイン乗馬学校などが入場無料
所要時間:1~3時間
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.hofburg.com/en
チケット料金入場場所
シシィチケット(Sisi Ticket)大人44€、子ども30€、6歳未満無料シシィ博物館+王宮+銀器コレクション+シェーンブルン宮殿(グランドツアー)+王宮家具博物館
※銀器コレクションは2026年まで休館
シシィ博物館(Sisi Museum-Hofburg Vienna)大人17.50€、子ども11€、割引料金16.50€、6歳未満無料シシィ博物館+王宮+銀器コレクション
※銀器コレクションは2026年まで休館
※子ども:6~18歳
※割引料金:25歳以下の学生
※割引料金や無料入場については、年齢を証明する英文の身分証明書(パスポートなど)や、国際学生証などが必要です。

旧王宮(シシィ博物館、銀器コレクションなど

ウィーン観光 ホーフブルク宮殿 皇帝の部屋(Kaiserappartements)

出典:https://www.sisimuseum-hofburg.at/en

旧王宮はホーフブルク宮殿の必見スポット!
シシィ博物館(Sisi Museum)皇帝の部屋(Kaiserappartements)銀器コレクション(Silberkammer)など見どころ盛りだくさんです。

「シシィ博物館チケット」もしくは「シシィチケット」があれば上記のすべてに入場観光できますよ。

旧王宮を最後に使用した皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートの執務室や居住空間がそのまま保存されており、当時の暮らしぶりを顧みることができます。

一番の見どころは”シシィ”の愛称で親しまれる皇妃エリザベートの生涯をたどる「シシィ博物館」でしょう!

ウィーン観光 ホーフブルク宮殿 シシィ博物館(Sisi Museum)の画像

出典:https://www.sisimuseum-hofburg.at/en

また銀器コレクションでは王室の食卓に使われた金器・銀器・磁器など約7,000点ものテーブルウェアが展示されています。
ただしこちらは2026年まで休館中なので、ご注意ください。

ちなみにウィーンパスiconがあればこれらの場所に無料で入場できます。

【旧王宮 詳細】
名称:シシィ博物館(Sisi Museum)/ 皇帝の部屋(Kaiserappartements)
入場料:大人17.50ユーロ、6~18歳11ユーロ(3施設共通チケット)
ウィーンパスiconで入場無料
住所:Hofburg – Michaelerkuppel, 1010 Vienna
営業時間:9:00~17:30(最終入場16:30)
公式サイト:www.sisimuseum-hofburg.at

スイス宮(王宮宝物館、王宮礼拝堂)

スイス宮(Schweizerhof)は旧王宮の一部で、ホーフブルク最古の部分です。
かつてスイスの傭兵が警護に当たったため、スイス宮と呼ばれています。
見どころは王宮宝物館(Kaiserliche Schatzkammer)王宮礼拝堂(Hofmusikkapelle)の二つ。

王宮宝物館の入場には別途チケットが必要ですが、こちらもウィーンパスiconがあれば無料で入れますよ。

贅沢の極みというような宝物の数々が展示されていますが、最大の見どころは神聖ローマ帝国の帝冠でしょう。

ウィーン観光 ホーフブルク宮殿 王宮宝物館(Kaiserliche Schatzkammer)の神聖ローマ帝国の帝冠

出典:https://www.projekt-reichskrone.at/en/

王宮礼拝堂には無料で入れます。
15世紀にゴシック様式で建てられ、のちにバロックに改装されました。

日曜日や祭日にはミサが行われ、ウィーン少年合唱団による歌を鑑賞することができますよ。

【王宮宝物館 詳細】
名称:王宮宝物館(Kaiserliche Schatzkammer)
入場料:大人14ユーロ、25歳以下の学生12ユーロ、18歳以下無料
ウィーンパスiconで入場無料
住所:Schweizerhof, Hofburg, 1010 Vienna
営業時間:9:00~17:30(祝祭日は営業時間が異なる場合あり)
閉館日:2/12~2/23
公式サイト:https://www.kaiserliche-schatzkammer.at/en/
【王宮礼拝堂 詳細】
名称:王宮礼拝堂(Hofmusikkapelle)
入場料:無料
住所:Schweizerhof, Hofburg, 1010 Vienna
営業時間:月火10:00~14:00、金11:00~13:00
公式サイト:https://www.hofmusikkapelle.gv.at/en/

オーストリア国立図書館(プルンクザール)

ウィーン観光 ホーフブルク宮殿 オーストリア国立図書館(Österreichische Nationalbibliothek)

スイス宮の先にはオーストリア国立図書館(Österreichische Nationalbibliothek)があります。
ただの図書館ではなく、プラハのストラホフ修道院図書館と並んで「世界一美しい図書館」と言われている見応え満載のスポットです。

1723年にカール6世の命によって建設されたもので、バロックの巨匠であるフィッシャー・フォン・エアラッハがデザインしました。

プルンクザール(Prunksaal)とよばれる豪華絢爛なメインホールが最大の見どころで、ハプスブルク家歴代当主の像や天井画が飾られています。

入場には別途チケットが必要ですが、こちらもウィーンパスiconで無料入場できます。

【国立図書館 詳細】
名称:オーストリア国立図書館(Österreichische Nationalbibliothek)
入場料:大人10ユーロ、18歳以下無料
ウィーンパスiconで入場無料
住所:Josefsplatz 1, 1010 Vienna
営業時間:10:00~18:00(木のみ21:00まで)
閉館日:10月~6月は月曜休館
公式サイト:https://www.onb.ac.at/en/

アウグスティナー教会(Augustinerkirche)

アウグスティナー教会(Augustinerkirche)は14世紀に創設されたハプスブルク家ゆかりの教会で、多くの歴史上の人物の挙式が行われた場所です。

マリア・テレジアやエリザベートの他、ナポレオンやマリー・アントワネットなどもここで挙式しました。
金装飾の見事なパイプオルガンも必見!
無料で入れます。

【アウグスティナー教会 詳細】
名称:アウグスティナー教会(Augustinerkirche)
入場料:無料
住所:Augustinerstraße 3, 1010 Vienna
営業時間:月水金7:30~17:30、火木7:30~19:15、土日9:00~19:30
公式サイト:https://augustinerkirche.augustiner.at/

アルベルティーナ美術館(Albertina)

アルベルティーナ美術館(Albertina)はホーフブルク王宮の南端にある美術館で、もともとはハプスブルク家の宮殿でした。

最大の見どころはデューラーの「野兎」やクリムトの女性像、モネの「睡蓮」などでしょう。
ピカソやルノワールをはじめとする巨匠の作品も常設展で見ることができます。

また世界最大のデッサンのコレクションを有しており、デューラーやミケランジェロ、クリムトなどのデッサンもありますよ。

別途チケットが必要ですが、ウィーンパスiconで無料で入れます。

アルベルティーナまで見ようとするとホーフブルクだけで半日はかかると思うので、よく検討されてくださいね。

【アルベルティーナ美術館 詳細】
名称:アルベルティーナ美術館(Albertina)
入場料:大人18.90ユーロ、25歳まで14.90€、18歳まで無料
ウィーンパスiconで入場無料
※アルベルティーナ近代美術館との共通チケットあり
住所:Albertinaplatz 1, 1010 Vienna
営業時間:10:00~18:00(水金は21:00まで)
※祝祭日の営業時間は変わる場合あり
公式サイト:https://www.albertina.at/en/

新王宮(エフェソス博物館、オーストリア歴史館、世界博物館など)

ウィーン観光 新王宮

新王宮はその名の通りホーフブルク王宮の中で一番新しい部分です。
19世紀末にネオ・バロック様式で建築されました。曲線の優美な建物が目を引きますね!

内部にはエフェソス博物館やオーストリア歴史館、世界博物館を含む複数の博物館があります。

各施設に入るにはチケットが必要ですが、世界博物館にはウィーンパスiconで無料入場できます。

観光目的の方にとってはあまり見るべきものがないと思うので、よっぽど施設に興味がない限りは外観のみの見学でいいかと思います。

ペーター教会 (Peterskirche)

ウィーン観光 ペーター教会

ペーター教会はホーフブルク宮殿から徒歩5分ほどの場所にあります。旧市街内です。
外観はこじんまりした小さな教会ですが、ウィーンでは2番目に古い歴史深い教会です。

内部はバロック様式で、バロックらしい黄金の装飾たちやロットマイヤーの天井画がすばらしいです。

パイプオルガンの演奏が毎日午後3時に開催されていて、誰でも無料で聴くことができますよ。

クラシック・コンサートも開催されています。

ウィーン クラシック・コンサート ペータース教会icon

ウィーン観光 ペーター教会の内部
ウィーン観光 ペーター教会の内部

バロック末期のオーストリアの代表的画家、ロットマイヤーの天井画

詳細
名称:ペーター教会 (Peterskirche)
住所:Peters Platz 1、1010 Wien / 地図⑤
アクセス:地下鉄1・3番線シュテファンスプラッツ(Stephansplatz)駅から徒歩2分
営業時間:月~金 8:00~19:00、土~日 9:00~19:00
料金:無料
所要時間:20分~30分
おすすめ度:★★★★
公式サイト:https://www.peterskirche.at/

ペスト記念塔(Pestsaule)

ウィーン観光 ペスト記念塔

ペスト記念塔はウィーン旧市街のグラーベン通りにある大変大きな塔で、塔の周りの彫刻たちが素晴らしいです。
ペーター教会から徒歩1分ほどの場所にあります。

塔と呼ばれていますがどちらかというと大きい彫像に見えます。

ペスト大流行の終結を神に感謝し、マリア・テレジアの祖父であるレオポルド1世が17世紀に建設したそう。

道の真ん中にどーんと置いてあります。

詳細
名称:ペスト記念塔(Pestsaule)
住所:Graben 28、1010 Wien / 地図⑥
料金:無料
所要時間:10分~15分
おすすめ度:★★★

シュテファン大聖堂(Stephandom)

ウィーン観光 シュテファン寺院

シュテファン大聖堂はウィーン旧市街にあるウィーンのシンボルとも言うべき教会で、ウィーン観光では絶対に外せない場所です。

ペスト記念塔からは徒歩5分ほどの場所にあります。

12世紀半ばにロマネスク様式で建築され、その後14~15世紀ころにハプスブルク家によってゴシック様式に建て替えられました。
屋根の模様も内部の彫像やステンドグラスも、どれを取っても最高の芸術品です。

塔に上るとウィーンの素晴らしい街並みを見渡すことができます。
夜のライトアップも素晴らしいですよ。

シュテファン大聖堂のすぐそばには大聖堂博物館(Dom Museum Wien)もあり、シュテファン大聖堂やウィーン大司教区の歴史的な宝物を見ることができます。

博物館の入場には別途チケットが必要ですが、「ウィーンパスicon」で無料入場できます。

ウィーン観光 シュテファン寺院の内観
ウィーン観光 シュテファン寺院
詳細
名称:シュテファン大聖堂(Stephansdom)
住所:Stephansplatz 3、1010 Wien / 地図⑦
アクセス:地下鉄(U1/U3) シュテファン広場(STEPHANSPLATZ)駅から徒歩 1分。
見学時間:
>月~土 9:00~11:30、13:00~16:30
>日・祝日 13:00~16:30
>※北塔・南塔の営業時間は別
料金:
>大聖堂 大人6ユーロ、子供2.50ユーロ
>北塔 大人6ユーロ、子供2.50ユーロ
>南塔 大人5.50ユーロ、子供2ユーロ
>All-Inclusive-Ticket(オーディオガイドツアー+北・南塔+カタコンベ)大人20ユーロ、子供5ユーロ
所要時間:30分~1時間
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.stephanskirche.at/

クンストハウスウィーン(Kunst Haus Wien)

ウィーン観光 クンストハウスウィーン

※2023年現在休館中。2024年初め頃に再開予定です。休館中も外観の見学は可能です。

クンストハウスはウィーン観光の穴場スポット!
シュテファン大聖堂からは地下鉄とトラムを乗り継いで20分ほどで行くことができます。

画家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー によって建てられました。
内部にはフンデルトヴァッサーの常設展や特別展、おしゃれなカフェなどがあります。

クンストハウスとはドイツ語でアートハウスという意味で、建物を見ればその意味が分かります。
遊び心たっぷりの白黒のポップな模様や、波打つような床の形がとてもユニーク。

私たちがウィーンの数ある名所の中でも特に気に入った場所です。
中のカフェやアートの展示、カフェで食べたザッハトルテも全て素晴らしい!!

コーヒーにこだわるイタリア人の夫がこのカフェのコーヒーを「めっちゃくちゃうまい」と絶賛していました。

クンストハウスウィーンの詳細は「ウィーンのザッハトルテがおいしい穴場!クンストハウスウィーン」の記事に詳しくまとめています。

クンストハウスから徒歩5分ほどの場所にはフンデルトヴァッサーが造った市営住宅「フンデルトヴァッサーハウス」もあります。

こちらは内部の見学は不可ですが建物の一角におしゃれなアートカフェやショップなどがあるので、時間があれば散策してみてくださいね。

ウィーン観光 クンストハウスウィーンのカフェ

カフェの中がとってもかわいい!

詳細
名称:クンストハウスウィーン(Kunst Haus Wien)
住所:Untere Weißgerberstraße 13、1030 Wien / 地図⑧
営業時間:10:00~18:00
料金:クンストハウスーフンデルトヴァッサー博物館 大人12ユーロ
ウィーンパスiconで入場無料
所要時間:30分~1時間
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.kunsthauswien.com/en/

Schnitzelwirtでシュニッツェルを食べる

ウィーン観光 Schnitzelwirtの夕食

地元民に教えてもらったシュニッツェルとビールがおいしいお店はここ!
ウィーンに来たからには、シュニッツェル(Schnitzel)を絶対食べましょう!!

特にオーストリアの名物は、「ヴィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」と呼ばれているシュニッツェルです。

このSchnitzelwirtは地元民にも観光客にも大人気の超巨大でおいしい本場のシュニッツェルが食べられる場所です。
大衆食堂のような感じで、カジュアルに入ることができます。

シュニッツェルは私の手のサイズの倍ぐらいの大きさで、外はサクッ中はジューシーで最高にうまい!!!
中にハムやチーズを挟んだシュニッツェルもあります。

詳しいグルメレポートは「ウィーンのグルメスポット!地元民が勧めるシュニッツェル名店」の記事にまとめています。

詳細
名称:Schnitzelwirt
住所:Neubaugasse 52、Vienna 1070 / 地図⑨
アクセス:地下鉄U3線のNeubaugasse駅から徒歩5分ほど
営業時間:火~土 10:45~21:30、日月祝休み(キッチンが開いてる時間)
おすすめ度:★★★★★

シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿

ここからモデルコース2日目開始!

シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)はウィーン最大の世界遺産で、ウィーン一の見所と言える場所です。
歴史地区からは少し離れていますが地下鉄で行けるのでアクセス簡単。

マリア・テレジアやマリーアントワネット、モーツァルト、ナポレオンなど歴史上の人物たちと関わりが深い宮殿で、ナポレオンによる占領やウィーン会議などの歴史的な一大イベントが行われました。

ハプスブルク家の夏の離宮だそうですが、別荘にしてはあまりにも豪華で広い宮殿です。
私たちが行った時は雨でしたが、雨の中で神秘的な雰囲気になった姿も素敵でした。

宮殿や庭園、グロリエッテ、動物園などの見どころあり、ウィーンパスiconがあればこれらの場所に無料で入場できますよ。

宮殿内部だけでも1時間ほどはかかるので、庭園や動物園まで見たければ半日ほどかかると思っていた方がいいでしょう。
庭園内はミニトレインや馬車(フィアカー)も走っています。

シェーンブルン宮殿でのクラシックコンサート(ディナー付き)や、シェーンブルン宮殿+歴史地区を日本語ガイドと回る現地ツアーも人気です。

ウィーン クラシック・コンサート&ディナー シェーンブルン宮殿icon

世界遺産シェーンブルン宮殿&旧市街散策 半日観光ツアーicon

詳細
名称:シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)
住所:Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Vienna / 地図⑩
アクセス:地下鉄4号線シェーンブルン(Schoenbrunn)駅下車、トラム10・60番、バス10A番
宮殿の開館時間:
>10/3~24/3/31: 8:30~17:00
>24/4/1~11/3:8:30~17:30
>24/11/4~25/3/31:8:30~17:00
※最終入場は閉館時間の45分前まで
料金:下表の通り
ウィーンパスiconで宮殿、庭園、グロリエッテ、動物園が入場無料
所要時間:1時間~半日
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.schoenbrunn.at/en
チケット料金入場場所
シシィチケット(Sisi Ticket)大人44€、子ども30€、6歳未満無料シェーンブルン宮殿(グランドツアー)+シシィ博物館+ホーフブルク王宮+銀器コレクション+王宮家具博物館
※銀器コレクションは2026年まで休館
グランドツアー(GRAND TOUR)大人29€、子ども21€、学生24€、6歳未満無料シェーンブルン宮殿の40室すべて
インペリアルツアー(IMPERIAL TOUR)大人24€、子ども17€、学生20€、6歳未満無料シェーンブルン宮殿の27室
※子ども:6~18歳
※学生料金:25歳以下の学生
※割引料金や無料入場については、年齢を証明する英文の身分証明書(パスポートなど)や、国際学生証などが必要です。

宮殿

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)

“マリア・テレジア・イエロー”と呼ばれる明るい黄色の外観と庭園の緑のコントラストが美しい、荘厳な宮殿です。

宮殿内にはマリア・テレジアやエリザベートたちが暮らした居住空間や、ナポレオンの占領時に彼が寝室として使用した「漆の間」、6歳のモーツァルトが御前演奏した「鏡の間」などもあります。

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿

出典:https://www.schoenbrunn.at/en/

バロック建築ですが内装はロココ様式で、優美で豪華絢爛な装飾を楽しめますよ。
部屋の見学にはチケットが必要です。

27室を見学できる「インペリアルツアー」と全40室を見学できる「グランドツアー」の2種類のチケットがあります。

ホーフブルク宮殿と共通の「シシィチケット」があれば、シェーンブルン宮殿(グランドツアー)とシシィ博物館、ホーフブルク王宮、家具博物館などに入場観光できます。
またウィーンパスiconでもグランドツアーを無料で見学できます。

ハイシーズンなどはチケット購入の列にかなり並ぶことがありますが、上記のシシィチケットやウィーンパスだと行列を飛ばせるのでオススメです。

グランドツアーだと見学時間は50分ほどが目安(公式情報)なので、そのつもりで。

【シェーンブルン宮殿 詳細】
名称:シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn)
入場料:
>グランドツアー:大人29ユーロ、子ども21ユーロ、学生24ユーロ、6歳未満無料
>インペリアルツアー:大人24ユーロ、子ども17ユーロ、学生20ユーロ、6歳未満無料
>シシィチケット:大人44ユーロ、子ども30ユーロ、6歳未満無料
ウィーンパスiconでグランドツアーが無料
営業時間:
>10/3~24/3/31: 8:30~17:00
>24/4/1~11/3:8:30~17:30
>24/11/4~25/3/31:8:30~17:00
※最終入場は閉館時間の45分前まで
公式サイト:https://www.schoenbrunn.at/en/

庭園(温室・グロリエッテ)

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)の宮殿庭園 (Schlosspark Schönbrunn)

シェーンブルン宮殿の庭園の敷地は無料開放されています。

約1.7k㎡という広さのバロック式の庭園で、幾何学模様の花壇や噴水、彫像などを楽しむことができます。
美しい花々を見られるのは5~10月頃です。

庭園の一角には1882年に造られたユーゲントシュティール(アールヌーボー)建築の大温室(パルメンハウス)もあります。
ヨーロッパ最大級の温室として知られており、ガラス張りの美しい建築が目を引きます。

またプロイセン勝利を祝して建てられた記念碑「グロリエッテ」も見どころの一つ。
宮殿から20分ほどの場所に位置しています。

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)のグロリエッテ(Gloriette)

グロリエッテは展望テラスに上れるようになっており、上からは庭園やウィーン市内を一望できますよ。
また内部のカフェではドリンクやケーキを楽しめます。

温室やグロリエッテに入るにはチケットが必要ですが、グロリエッテはウィーンパスiconで無料入場できます。

【シェーンブルン宮殿庭園詳細】
名称:シェーンブルン宮殿庭園 (Schlosspark Schönbrunn)
入場料:敷地は無料開放
営業時間:
>1~2月・11~12月:6:30~17:30
>3月・10月:6::30~19:00
>4月・8~9月:6:30~20:00
>5~7月:6:30~21:00
公式サイト:https://www.schoenbrunn.at/en/
【グロリエッテ詳細】
名称:グロリエッテ(Gloriette)
入場料:5ユーロ
ウィーンパスiconで入場無料
営業時間:
>4/2~24/6/30:9:30~17:30
>24/7/1~8/31:9::30~18:30
>24/9/1~10/26:9:30~17:30
>24/10/27~11/3:9:30~16:00
※最終入場は閉館時間の30分前まで
公式サイト:https://www.schoenbrunn.at/en/
【大温室(パルメンハウス) 詳細】
名称:パルメンハウス(Palmenhaus)
入場料:大人8ユーロ、18歳以下6ユーロ
営業時間:
>5/1~9/30:10:00~18:00(最終入場17:30)
>10/1~24/4/30:10:00~17:00(最終入場16:30)
公式サイト:https://www.bundesgaerten.at/schlosspark-schoenbrunn/das-grosse-palmenhaus.html

動物園

ウィーン観光 シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)のシェーンブルン動物園(Tiergarten Schönbrunn)

庭園内にはなんと世界最古かつ世界遺産の動物園も!1752年に建てられました。
世界最古と言っても施設・設備は最先端で、世界でもっとも近代的で理想的な動物園の一つと高く評価されています。

2022年にはヨーロッパで一番の動物園にも選ばれました。
別途チケットが必要ですが、ウィーンパスiconで無料入場できます。

【動物園 詳細】
名称:シェーンブルン動物園(Tiergarten Schönbrunn)
入場料:大人26ユーロ、18歳以下15ユーロ、5歳以下無料
ウィーンパスiconで入場無料
営業時間:
>1月・10~12月:9:00~16:30
>2月:9:00~17:00
>3月・10月の夏時間まで:9:00~17:30
>4~9月:9:00~18:30
公式サイト:https://www.zoovienna.at/en/

ベルヴェデーレ宮殿(Oberes Belvedere)

ウィーン観光 ベルヴェデーレ宮殿(Belvedere Palace Museum)

ベルヴェデーレ宮殿(Oberes Belvedere)はオスマントルコとの戦いでウィーンを救った英雄、プリンツ・オイゲン公の夏の離宮です。
美しいバロック様式の建築で、「美しい眺め」という意味を持つベルヴェデーレ(Belvedere)の名前にぴったりです。

現在は美術館として使われており、敷地内には上宮と下宮、ベルヴェデーレ21の3つの美術館があります。

特にグスタフ・クリムトの接吻が置いてある上宮美術館はクリムトファンには必見でしょう!
エゴン・シーレの作品も多く置いてあります。

それぞれ入場にはチケットが必要ですが、ウィーンパスicon」で3カ所すべてに無料入場できます。
また旅行予約サイトのKKdayがベルヴェデーレ宮殿単体のチケットを販売しています。

日本語ガイドと一緒にベルヴェデーレ宮殿を回る現地ツアーもありますよ。

トラムで行く!日本語ガイドとめぐるベルヴェデーレ宮殿 半日観光icon

詳細
名称:ベルヴェデーレ宮殿(Oberes Belvedere)
住所:Prinz-Eugen-Strasse 27、Vienna 1030 / 地図⑪
アクセス:トラム(D線) の SCHLOSSBELVEDERE駅から徒歩 1分。
営業時間:
>上宮 月~日 9:00~18:00
>下宮 月~日 10:00~18:00
>Belvedere 21 火~日 11:00~18:00(木 11:00~21:00)
料金:下表の通り
ウィーンパスiconで入場無料
チケット購入:KKday
所要時間:2時間~半日
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.belvedere.at/en
チケットの種類料金
上宮(Upper Belvedere)大人19ユーロ、25歳以下の学生15.50ユーロ、18歳以下無料
下宮(Lower Belvedere)大人17ユーロ、25歳以下の学生12.50ユーロ、18歳以下無料
Belvedere 21大人11ユーロ、25歳以下の学生8ユーロ、18歳以下無料
上宮+下宮共通チケット大人27.50ユーロ、25歳以下の学生23.50ユーロ、18歳以下無料
上宮+下宮+Belvedere 21共通チケット大人30.50ユーロ、25歳以下の学生25ユーロ、18歳以下無料
※オンライン事前購入で割引あり
※割引料金や無料入場については、年齢を証明する英文の身分証明書(パスポートなど)や、国際学生証などが必要です。

参考:ウィーン観光モデルコースのスケジュール

下記がスケジュール参考例です。移動の際に道に迷うこともあると思うので、余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。

いざ時間が足りない場合に外すスポットも前もって考えておいた方がいいです。

※クンストハウスウィーンは2023年現在休館中(外観の見学は可能)。2024年初め頃に再開予定。

時間場所
1日目(旧市街+周辺)
9:00~9:30カールス教会
 ↓ 徒歩約10分
9:40~10:10ウィーン国立歌劇場
 ↓ となり
10:10~10:40Sausage Stand Zur Operでブランチ
 ↓ 徒歩約10分
10:50~13:50ホーフブルク宮殿(シシィ博物館、旧王宮、国立図書館など)
 ↓
13:50~14:30ランチ
 ↓
14:30~15:00ペーター教会
 ↓ 徒歩約1分
15:00~15:10ペスト記念塔
 ↓ 徒歩約5分
15:15~16:15シュテファン大聖堂
 ↓ 地下鉄+トラムで約20分
16:45~18:00クンストハウスウィーン
※休館中はクンストハウス外観見学+フンデルトヴァッサーハウスのアートカフェ・ショップなど
 ↓ トラムや地下鉄で約30分
18:30~20:30Schnitzelwirtでディナー
2日目
9:00~シェーンブルン宮殿
 ↓ 城内
9:00~10:30宮殿グランドツアー
 ↓ 城内
10:30~11:00庭園(グロリエッテなど)
 ↓ 城内
11:00~12:00動物園
 ↓
12:00~13:00ランチ
 ↓ 地下鉄+トラムで約40分
13:40~ベルヴェデーレ宮殿
 ↓ 同敷地内
13:50~15:20上宮美術館
 ↓ 同敷地内
15:20~16:20下宮美術館
 ↓
16:50~17:30ホテルに戻って休憩&ドレスアップ
 ↓
18:00~19:30ディナー
 ↓
20:00~クラシックコンサート

ウィーンパスでウィーンの70以上の美術館・博物館・名所が無料に!

ウィーン観光 ウィーンパス

出典:https://www.viennapass.de/en

本記事に何度も登場した「ウィーンパス」ですが、人によっては本当にお得なので少し説明したいと思います。

ウィーンパスは観光パスの一種で、なんとウィーンの70カ所以上もの美術館・博物館・観光名所に無料入場できるんです。

しかも施設によっては優先入場も付いてくるので、入場の長い行列を飛ばすことができます。

詳細は下表の通り。

料金・1 DAY PASS:大人87ユーロ、小人45ユーロ
・2 DAY PASS:大人123ユーロ、小人63ユーロ
・3 DAY PASS:大人153ユーロ、小人77ユーロ
・6 DAY PASS:大人189ユーロ、小人95ユーロ
※小人:6~18歳
無料入場できる施設70か所以上
→例:シェーンブルン宮殿(グランドツアー、動物園、グロリエッテ、etc.)、ホーフブルク宮殿(シシィ博物館、旧王宮、国立図書館、etc.)、ベルヴェデーレ宮殿、シュテファン大聖堂博物館、クンストハウスーフンデルトヴァッサー博物館、美術史美術館、ドナウタワー
施設一覧はこちら
乗り降り自由な観光バスが無料ウィーンの主要観光スポットを巡る2階建てのオープントップバス「VIENNA SIGHTSEEING HOP ON HOP OFF」に乗り放題
備考最初にパスを利用した日から連続する1・2・3・6日間有効

このように、モデルコースで紹介した施設の多くがウィーンパスで無料になります。
しかも乗り降り自由な観光バスもパスの有効期間中は無料で乗り放題なので、交通機関に使う料金も節約できますね。

各施設でのチケット購入の列を飛ばせるのも大きなメリットです。

ウィーンパスはオンラインや現地のオフィスで購入できますが、外国語での購入が不安なら旅行予約サイトのベルトラから日本語で購入するのがオススメです。

ウィーンパス(Vienna Pass)70の人気観光スポット無料 または 優先入場カードicon

ベルトラで購入する場合はオペラ座前のウィーンパス・サービスセンターでの引き取りとなるので、その点注意してくださいね。

ウィーンパスで無料になる施設一覧や本当にお得かどうか?という考察は「ウィーンパスの買い方・使い方と入場無料になる施設の全リストを紹介!」の記事にまとめています。

ウィーン観光に便利なおすすめホテル一覧

実際にウィーンを観光した経験から、観光に便利な立地で、かつ評価が高いおすすめのホテルをご紹介したいと思います。

観光の中心地に近いホテルを厳選しました。
エコノミー(1部屋2名10,000円~)、スタンダード(1部屋2名20,000円~)、ラグジュアリー(1部屋2名30,000円~)の順に紹介していきます。

「エコノミーホテル」「スタンダードホテル」「ラグジュアリーホテル」はそれぞれリンククリックでリストの開閉ができます。

ホテル ドイツマイスター

3つ星で高評判ですが料金的にはエコノミーという嬉しいホテル。
客室・時期によっては1部屋2名20,000円以下で泊まれます。

さらにはウィーン旧市街が徒歩圏内で、観光に便利です。
親切なスタッフに清潔な部屋、美味しい朝食(有料)などもそろっています。WiFi、ヘアドライヤー、バスアメニティもちゃんとありますよ。

スーパーも近く、利便性も抜群。
リーズナブルな料金のわりに素晴らしい内容でコスパ優秀です。

ホテル詳細
名称:ホテル ドイツマイスター(Hotel Deutschmeister)
星の数:★★★★
場所:地下鉄ロスアウアー レンデ駅から徒歩2分、ショッテンリング駅から徒歩9分
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ホテル & パレ シュトルドルホフ

こちらもエコノミー価格の4つ星ホテル!
ウィーン旧市街から少し離れますが、トラム1本で行けるのでアクセス簡単です。トラム駅はホテルからすぐの場所にあります。

1室2名で15,000円以下で泊まれるときもあるので、格安です。
部屋は4つ星らしく清潔でバスタブも付いており、朝食も美味しいと高評判。
また静かなエリアなのでゆっくり眠れるのがいいところ。

ホテル詳細
名称:ホテル & パレ シュトルドルホフ(Hotel & Palais Strudlhof)
星の数:★★★★
場所:地下鉄ロスアウアー レンデ駅から徒歩10分、フランツ ヨーゼフス駅から徒歩11分、最寄のトラム駅から徒歩3分
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ダン イン アウト

ウィーンの「リング」内、つまりウィーン旧市街にあるロケーション最高のゲストハウスです。
なんとシュテファン大聖堂までは徒歩10分。

値段も時期によっては1室2名15,000円ぐらいで泊まれます。

部屋は広くはなくベーシックな内容ですが、必要なものはそろっているので快適です。
WiFi、バスアメニティ、ドライヤー、テレビなども付いてます。

有料で朝食ビュッフェを付けることも可能。
世界遺産の歴史地区内にこの値段で泊まれるって最高じゃないですか!?

ホテル詳細
名称:ダン イン アウト(Dan In’n Out)
星の数:★★★
場所:地下鉄ショッテンリング駅から徒歩6分、ヘレンガッセ駅から徒歩8分、シュテファン大聖堂徒歩10分
クチコミ・料金を確認:

ホテル グラフ シュタディオン

ウィーン旧市街が徒歩圏内という好立地の3つ星ホテルで、ホーフブルク宮殿にも徒歩でアクセスできます。
無料の朝食付きなのも嬉しいところ!

客室は最低限の設備でやや狭いですが、清潔で小奇麗です。歴史を感じる建物もステキ。
WiFi、バスアメニティ、ヘアドライヤー、テレビも付いてます。

ホテル詳細
名称:ホテル グラフ シュタディオン(Hotel Graf Stadion)
星の数:★★★
場所:地下鉄ラートハウス駅から徒歩4分、フォルクシュテアター駅から徒歩9分、ホーフブルク宮殿12分
クチコミ・料金を確認:

ホテルアムコンツェルトハウスウィーンMギャラリー by ソフィテル

ウィーン旧市街が徒歩圏内で、地下鉄もトラム駅も近い便利なホテルです。
4つ星なのに時期によっては1室2名で20,000円~で、めちゃくちゃ高コスパ。

客室も綺麗で、WiFiやテレビ、ヘアドライヤー、ミニバーなども備わっています。
また治安がいいエリアに立っており、日本人客も多いので安心して泊まれるでしょう。

ミシュランの1つ星を獲得したレストラン「APRON」も併設しています。
有料の朝食ビュッフェも美味しいと評判です。

ホテル詳細
名称:ホテルアムコンツェルトハウスウィーンMギャラリー by ソフィテル(Hotel Am Konzerthaus Vienna – MGallery by Sofitel)
星の数:★★★★
場所:地下鉄シュタットパーク駅から徒歩5分、カールスプラッツ駅から徒歩8分、シュテファン大聖堂徒歩11分
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ホテル ヨゼフソフ アム ハータウス

ウィーン旧市街から徒歩圏内かつ駅チカの4つ星ですが、客室・時期によっては1室2名25,000円前後で泊まれます。

客室が清潔で可愛らしいと評判が高く、WiFi、ヘアドライヤー、バスアメニティ、テレビ、コーヒー/ティーセットなども備わっています。
スタッフも丁寧・親切で、ホスピタリティも抜群。

どの宿泊予約サイトでも評価がすごく高いので、早めの予約が必須です。

ホテル詳細
名称:ホテル ヨゼフソフ アム ハータウス(Hotel Josefshof am Rathaus)
星の数:★★★★
場所:地下鉄ラートハウス駅 から徒歩4分、フォルクシュテアター駅から徒歩7分、ホーフブルク宮殿徒歩15分
クチコミ・料金を確認:

ホテル レジーナ

リーズナブルに泊まれて、ロケーションも最高の4つ星ホテルです!
時期・客室によっては1室2名20,000円前後で泊まれるのが嬉しいところ。

百年の歴史があるホテルで、客室は豪華かつ綺麗。ヨーロピアンな雰囲気の内装がステキです。
客室アメニティも充実してますよ。

ホテル詳細
名称:ホテル レジーナ(Hotel Regina)
星の数:★★★★
場所:地下鉄ショッテントール駅から徒歩6分、ラートハウス駅から徒歩11分、シュテファン大聖堂から徒歩13分
クチコミ・料金を確認:

ヒルトン ウィーン プラザ

安心・安定のヒルトン!さすが5つ星の一流ホテルという感じです。
ロケーションもシュテファン大聖堂から徒歩15分と、旧市街が徒歩圏内なので便利。

客室、アメニティ、外観、朝食全てにおいてバランス良く、総合的な満足度が高いです。
さすがヒルトンというところでしょうか。文句なしのクオリティ。
客室・部屋によっては1室2名で30,000円以下で泊まれてコスパ最高です。

ホテル詳細
名称:ヒルトン ウィーン プラザ(Hilton Vienna Plaza)
星の数:★★★★★
場所:地下鉄ショッテントール駅から徒歩2分、ショッテンリング駅から徒歩7分、シュテファン大聖堂から徒歩15分
クチコミ・料金を確認:

パレ ハンセン ケンピンスキー ウィーン

まるで宮殿のような外観と豪華な客室を併せ持つ、いかにもという感じの5つ星の名門高級ホテルです。
立地もよく、シュテファン大聖堂には徒歩9分で行けるという便利さ。

全体的に格式高く気品がある印象で、宿泊客の満足度も非常に高いです。
ハネムーンなどの特別な旅行であれば、こんな高級ホテルに泊まるのもいいでしょう。

ホテル詳細
名称:パレ ハンセン ケンピンスキー ウィーン(Palais Hansen Kempinski Vienna)
星の数:★★★★★
場所:地下鉄ショッテントール駅から徒歩6分、ショッテンリング駅から徒歩3分、シュテファン大聖堂から徒歩9分
クチコミ・料金を確認:

ホテル ド フランス

※当ホテルは現在リニューアルのため臨時休業中です。2026年に再オープン予定。

リング沿いにある立地が最高の4つ星ホテル。
老舗で格式が高いホテルですが、1室2名20,000円前後で泊まれる時期もあるので手頃です。

クラシックで味がある内装で、ウィーンの歴史を感じることができます。
有料の朝食もとても豪華で、朝からスパークリングワインなど贅沢な時間を過ごすことができますよ。
この値段でこのクオリティはかなり高コスパじゃないでしょうか!

ホテル詳細
名称:ホテル ド フランス(Hotel de France)
星の数:★★★★
場所:地下鉄ショッテントール駅から徒歩1分、 ヘレンガッセ駅から徒歩7分、ホーフブルク宮殿徒歩13分、シュテファン大聖堂から徒歩14分
クチコミ・料金を確認:

ウィーンの交通機関と空港~市内アクセス!お得に観光する方法は?

ウィーンを移動する際は、地下鉄(Uバーン)やトラムなどの公共交通機関が便利です!

公共交通機関の切符は電車・バス・トラム共通なので、1枚のチケットでどの交通機関でも使用できるし乗り継ぎも可能です。

旅行者に特にオススメなのが24・48・72時間乗車券や1日乗り放題券です。

チケットの種類説明料金
1回乗車券途中下車なしで一定方向なら地下鉄・トラム・バス共通で何回でも乗り換え可能。時間制限なし。
※往復や一周は不可
2.40ユーロ
1日乗り放題乗車券打刻した日から翌日25:00まで利用可能5.80ユーロ
24時間乗車券打刻した時から24時間乗り放題8ユーロ
48時間乗車券打刻した時から48時間乗り放題14.10ユーロ
72時間乗車券打刻した時から72時間乗り放題17.10ユーロ

1回乗車券が2.40ユーロなので、3回以上交通機関を使うなら1日乗車券の方がお得ですよね!
また1回乗車券は乗り継ぎの細かいルールなどもあるので、慣れてない旅行者は乗り放題券を買っておくのが安心でしょう。

ちなみに上述の「ウィーンパスicon」があれば、パスの有効期間中は乗り降り自由な観光バスが乗り放題です。
乗り降り自由な観光バスのみのチケットもあります。

ウィーン市内 乗り降り自由バスicon

また空港からウィーン市内へのアクセスは下表の通り。

交通機関所要時間料金
①シティー・エアポート・トレイン「CAT」ウィーン・ミッテ駅まで約16分片道14.90ユーロ
往復24.90ユーロ
②空港バス ウィーン・エアポート・ライン「VAL」歴史地区まで約22分片道9.50ユーロ
往復16.00ユーロ
③特急電車レイルジェット「RJ」ウィーン中央駅まで約15分片道4.30ユーロ~(座席クラスによる)
④SBahn(Sバーン)の7号線「S7」ウィーン・ミッテ駅まで約20分片道4.30ユーロ

現地の公共交通機関を使うのが不安な方は、空港送迎の貸切チャーターなども検討してみてくださいね。

ウィーン空港 ⇔ ウィーン市内 空港送迎チャーターicon

ウィーンの公共交通機関や空港アクセスについて詳しくは「ウィーンの地下鉄・トラムの乗り方!路線図、切符料金、空港アクセスまとめ」の記事をご参考に。

まとめ

ウィーンにはシェーンブルン宮殿やホーフブルク宮殿をはじめとする壮大な宮殿や、旧市街のような歴史的建造物がたくさんあります!

また美術館・博物館が多いので、計画的に動かないと数カ所しか回れずに1日が終わってしまった…ということも起こり得ます。
事前にしっかり計画して、ウィーン旅行を楽しまれてくださいね!

自力での観光が不安な方や日本語ガイドの解説を聞きながら観光したい方は、現地オプショナルツアーも検討してみてください。

ウィーンの現地ツアー一覧はこちら
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ちなみにウィーンの駅のトイレの便座が、自動洗浄で超感動したので動画のせます↓↓ 汚いものは特に映ってないので(笑)見てみてくださいね♪