プラハの旧市街広場を徹底解剖!世界遺産の広場を徒歩で散策しよう!
チェコ・プラハの中心である「旧市街広場」は、ゴシック様式、バロック様式、ロココ様式などあらゆる時代の建物に囲まれたカラフルで美しい広場です。
まるで絵本の世界から飛び出てきたような建物が立ち並ぶ広場は、ワンダーランドのよう。
旅人たちが「プラハは世界一美しい街」と絶賛するのもうなずけます。
この記事ではそんなプラハの旧市街広場の見どころを徹底解剖したいと思います!
徒歩で簡単に回れるので、ぜひ散策を楽しんでくださいね♪
1. あまりにも美しい旧市街広場!!
2. 天文時計
3. 旧市庁舎と時計台の塔
4. ティーン教会
5. ゴルツ・キンスキー宮殿
6. ヤン・フスの銅像
7. 聖ミクラーシュ教会
8. 旧市街広場にはたくさんの大道芸人たちも!
9. プラハの冬は旧市街広場のクリスマスマーケットを楽しもう!
10. まとめ
あまりにも美しい旧市街広場!!
プラハ歴史地区の一角にある旧市街広場は、街の中心であり、プラハの歴史の中でも最も重要な広場です。
その歴史はとても古く、12世紀にはすでに存在していたというから驚きですよね!
現在では「プラハ歴史地区」の一部として、世界遺産に登録されています。
旧市街広場は、色とりどりの歴史ある建物や教会に囲まれていて、一歩足を踏み入れると感嘆のため息を漏らさずにはいられないでしょう。
中世やゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式などあらゆる時代の建物が広場を囲んでいます。
世界中の旅人たちが「プラハは世界一美しい街」と絶賛するのも、この旧市街広場の美しさが一役買っていると思います。
プラハ旧市街広場にはたくさんの見どころがあり、
・旧市庁舎・時計台
・ティーン教会
・聖ミクラーシュ教会
・ヤン・フスの銅像
・ゴルツ・キンスキー宮殿
などが旧市街広場に面する有名な名所です。
下の地図で位置を確認してくださいね!
最寄駅は地下鉄A線のStaroměstská(スタロムニェストスカー)駅で、旧市街広場までは徒歩5分ほどです。
M(地下鉄駅):Staroměstská(スタロムニェストスカー)駅
1.天文時計 2.旧市庁舎・時計台 3.ティーン教会 4.ゴルツ・キンスキー宮殿 5.ヤン・フスの銅像 6.聖ミクラーシュ教会
天文時計
プラハ有数の人気観光名所と言ったら、プラハ城、カレル橋に次いでこの「天文時計」を思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
プラハの天文時計(Pražský orloj)は15世紀に造られた機械仕掛けの時計で、現在もなお時を刻んでいます。
現在の時刻はもちろんのこと、古代チェコ時間やバビロニア時間、天体の動きも分かるというとっても優秀な時計なんです!
プラハの天文時計の一番の見どころは、なんと言っても「からくり人形のショー」でしょう。
からくり人形のショーは1時間ごとに開始され、音楽に合わせてからくり人形たちが動き出します。
天文時計は旧市街広場の一角にある「旧市庁舎」の壁に取り付けられています。
旧市庁舎と時計台の塔
天文時計が設置されている旧市庁舎(Staroměstská radnice)と時計台の塔も、旧市街広場に来たからには見逃せない名所でしょう!
特に時計台の塔は上ることが可能で、塔の上からは旧市街広場やヴルタヴァ川(モルダウ川)、プラハ城などの絶景を一望することができます。
下で紹介しているティーン教会は、広場からだと手前の建物に隠れて全容が見えませんが、この塔から見下ろすと全容とはいかないまでも、かなりの部分が見えます。
また、旧市庁舎の中を見学することも可能で、豪華な絵や彫刻、天井画などで飾られた部屋たちを見ることができます。
なお、天文時計と旧市庁舎・時計台の塔の見どころや詳細については下の記事に詳しく書いています。
名称:旧市庁舎(Staromestska radnice)
住所:Staroměstské náměstí 1/3, 110 00 Praha 1- Staré Město
営業時間:
・4月~12月: 月11:00~20:00、火~日9:00~20:00
・1月~3月: 月11:00~19:00、火~日10:00~20:00
※クリスマスの時期は少し変わります。詳細は公式サイトで確認してください。
入場料金:300コルナ(旧市庁舎内部・塔を含む)
行き方:地下鉄A線Staroměstská駅から徒歩5分。旧市街広場内。
ティーン教会
ティーン教会(Chrám Matky Boží před Týnem)は2本の可愛らしい塔が印象的な、ゴシック様式の教会です。14世紀半ば~16世紀初頭に建てられて、17世紀の終わり頃に内部がバロック様式に改築されました。
プラハのガイドブックなんかによく出てくる教会ですね。まるで絵本やおとぎ話の世界からそのまま出てきたような外観です。
ある一説によると、ディズニーの「眠り姫」のお城はこの教会からインスピレーションを受けてデザインされたとか。
ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が融合したユニークな建物で、まるで建物自体が美術館のようです。
内部にあるパイプオルガンは1673年からあり、プラハで最も古いとのこと。
中に入る方法が少し分かりずらいんですが、広場に面した壁にある小さな扉から入ることができるようになっています。
ティーン教会ではコンサートが随時開催されています。
名称:ティーン教会(ティーンの前の聖母マリア教会) (Chrám Matky Boží před Týnem)
住所:Staroměstské náměstí 604、110 00 Praha 1、Staré Město
営業時間:火~土曜 10:00~13:00、15:00~17:00、日10:30~12:00
休館日:月曜日
入場料:無料
公式サイト:ティーン教会公式サイト
ゴルツ・キンスキー宮殿
ゴルツ・キンスキー宮殿(Palác Kinských)はティーン教会のすぐ傍にあります。
18世紀に建てられたロココ調の優美な建築で、彫刻が施されたピンク色の壁と、赤い屋根が可愛らしいです。
現在は国立美術館として利用されています。
色んな年代のチェコの絵画やその他の美術品を見ることができるので、興味があれば行ってみてくださいね!
名称:ゴルツ キンスキー宮殿(Palác Golz-Kinských)
住所:Staroměstské náměstí 12、110 00 Praha 1、Staré Město
営業時間:火~日曜 10:00~18:00
休館日:月曜日
入場料:イベントや展示によって異なる
公式サイト:プラハ国立美術館サイト(英語表示可能)
ヤン・フスの銅像
広場の真ん中には、ヤン・フス(Jan Hus)の銅像が置かれています。
ヤン・フスはプラハで最も重要な歴史上の人物の一人で、チェコの英雄として国民に愛されています。
ヤン・フスはチェコの宗教改革に尽力した人物で、プラハ大学の学長でもありました。
彼は腐敗したカトリック教会を糾弾し、聖書をチェコ語訳することによって、チェコのカトリック教徒の啓蒙に努めました。
しかし、ローマカトリック教会を批判し続けた結果、破門され、ついに1415年に火刑に処せられてしまったのです。
この銅像はそんなヤン・フスに敬意を払い、記念碑として造られました。
彼の最後の言葉は「真実は勝つ(Pravda vítězí)」というもので、この言葉はチェコの標語になり、チェコ大統領府の旗にも使用されています。
聖ミクラーシュ教会
聖ミクラーシュ教会(Chrám sv. Mikuláše)は18世紀に建てられた教会で、プラハのバロック建築の中で最も重要なものです。
また、フス信奉者にとっては重要な信仰の場です。
丸い天井(クーポラ)は直径20メートルにもなり、内部の高さは49mという大きな教会です。
毎週日曜日の朝にはミサが開かれていて、信仰に関係なく誰でも参加することができます。
モーツァルトがプラハに滞在した際には、この教会にあるパイプオルガンを演奏したとのこと。
ほぼ毎日コンサートが開催されているので、興味があればぜひ見に行ってみてください。
夜のライトアップで美しく浮かび上がる姿も素晴らしいですよ!
なお、マラーストラナ側に同じ名前の教会があるので、間違えないように気をつけてくださいね!
名称:聖ミクラーシュ教会(Kostel sv. Mikuláše)
住所:Staroměstské náměstí 1101、110 00 Praha 1、Staré Město
営業時間:月~土曜 10:00~16:00、日曜12:00~16:00
入場料:無料
公式サイト:聖ミクラーシュ教会 サイト(英語表示可能)
プラハの冬は旧市街広場のクリスマスマーケットを楽しもう!
12月~1月初旬には、旧市街広場でクリスマスマーケットが開かれます。
広場にはチェコの森から運ばれてきたクリスマスツリーが設置され、広場中に三角屋根の屋台が立ち並びます。
食べ歩きやショッピングがとても楽しいマーケットなので、この時期にプラハに来るのであれば、ぜひクリスマスマーケットを楽しみましょう!
クリスマスマーケットの見どころやグルメについては下の記事に詳しくまとめています。
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