バンコクのBTS完全ガイド!路線図、料金、乗り方など徹底解説!
※原文:ニコラ 和訳:エナ

チャオ!イタリア人トラベラー、ニコラです!
バンコク市内を移動するのに一番便利なのは、BTSスカイトレインだろう!
BTSは高架鉄道のことで、市内中心部に2つの路線が通っている。
だからBTSを使えば多くの観光地に簡単にアクセスできる。
タクシーと違って渋滞にハマる心配が無いから安心だね。
旅行でも出張でも、BTSを活用することをオススメするよ。
この記事では、そんなバンコクBTSの路線図やチケットの種類、料金、乗り方などについて解説しようと思う。
1日券やラビットカードについても書いてるよ。
この記事を読めば君もバンコクBTSのエキスパートだ!
1. バンコクのBTSスカイトレインとは?
2. バンコクBTSスカイトレインの路線図。カタカナ表記も!
3. バンコクのBTSスカイトレインのチケットの種類と料金
4. バンコクのBTSのチケット購入方法
5. BTSスカイトレインの乗り方
6. バンコクBTSの時刻表と始発・終電
7. BTSスカイトレインとMRT(地下鉄)間の乗り換えは可能?
8. BTSの観光に便利な駅は?
9. BTSスカイトレインを利用する際の注意点
10. まとめ
バンコクのBTSスカイトレインとは?

バンコクのBTSスカイトレインは、バンコク市内中心部を速く安く移動するのにとても便利な高架鉄道だ。
バンコクは車の渋滞が本当に多いから、時間帯によってはタクシーよりもBTSや地下鉄を使った方が速く移動できる場合がある。
だから、バンコク旅行ではBTSや地下鉄が必須なんだよ。
BTSについて下記に簡単にまとめてみた。
・主にBTSは「スクンビット線(Sukhumvit Line)」と「シーロム線(Silom Line)」の2路線がある。2路線の合計距離は67kmで、62駅がある。路線は今後更に延長される予定。
・各駅にはチケットオフィス、券売機、店舗などがある。
ちなみに2020年に新しくできたBTSゴールドラインもあるんだけど、こちらは長さ1.72km・3駅(BTSクルントンブリーからBTSクロンサーンまで)のみの運行の無人運転のモノレールだ。
BTSシーロム線のクルン トンブリー駅から乗り継ぎできるけど、同じBTSなのに切符は共通ではないから再度買わないといけないし別途16バーツ(約70円)かかる。
クローンサーン駅がアイコンサイアムの最寄駅だから、旅行者が使うとしたらアイコンサイアムに行くときぐらいじゃないかな。
この記事では主にスクンビット線とシーロム線について説明している。
また自力で電車に乗って観光する自信が無いという人は、現地ツアーなどを利用するのも一つの手だよ。
バンコクBTSスカイトレインの路線図。カタカナ表記も!
BTSの路線図は各駅で見ることができて、タイ語と英語の二言語で表記されている。
読み方が複雑な駅も多くあるから、僕の方で英語の路線図にカタカナ表記を加えてみたよ。
ぜひ下の路線図をプリントアウトして旅行に役立てて欲しい。
この路線図にはBTSの他に、MRT(地下鉄)やARL(空港線)も含まれているよ。
・BTS シーロム線
・ゴールドライン
・MRT ブルーライン
・MRT パープルライン
・BRT バス・ラピッド・トランジット
・ARL エアポート・レール・リンク
路線図を見ると分かるように、サイアム(Siam)駅が2路線とも乗り入れてる駅だ。
だからサイアム駅でスクンビット線⇔シーロム線間の乗り継ぎができる。
路線図を見ると分かるように、各駅には駅番号が振られている。
たとえばチットロム駅ならE1、アソーク駅ならE4と記載されているね。
駅のチケットオフィスで切符を買う時に駅名の発音が通じない場合があるから、その時はこの番号を伝えれば簡単だよ。
ちなみにこれらの駅番号はサイアム駅を基点に東(E)・西(W)・南(S)・北(N)の4つのエリアに分けて、エリアごとのアルファベット(E・W・S・N)と数字を組み合わせたものだ。
たとえばサイアム駅の東隣のチットロム駅は東(E)の1番目の駅だから「E1」だ。
同様に西隣のナショナルスタジアム駅には「W1」、つまり西(W)の1番という番号が振られている。
バンコクBTSやMRTの路線図アプリ
バンコクのBTS・MRTなどの路線情報アプリを使うと、路線図や時刻表を簡単に確認できる。
「バンコックメトロ」っていう名前だから、ぜひダウンロードしてみてね。
このアプリはiPhoneのみ対応だけど、日本語表示できるしオフラインでも使えるなどけっこう便利だ。
アンドロイドユーザーの人はグーグルマップで時刻や乗り換え情報を確認するといいだろう。
バンコクのBTSスカイトレインのチケットの種類と料金

バンコクBTSのチケットには、次の3種類がある。
2.1日券(1日乗り放題乗車券)
3.ラビットカード(ICカード)
次のセクションから、それぞれのチケットについて詳細を説明していこう。
BTSの1回乗車券と1日券(1日乗り放題乗車券)

BTSの1回乗車券と1日券の詳細は下記の通りだ。
1回乗車券 | ・料金:17バーツ(約70円)~47バーツ(約210円)。17バーツが最低料金で、目的地までの距離によって料金が加算される。上限は47バーツ。 ※BTSゴールドラインは16バーツ(約70円) ・有効:購入当日のみ有効 |
1日券(1日乗り放題乗車券) | ・料金:150バーツ(約680円)。乗車距離や回数に制限は無く1日乗り放題。 ・有効:購入当日の24:00まで利用可能。 |
詳しくは公式サイトで確認して欲しい。
旅行者が一番よく使うのは1回乗車券だろう。
もし1日のうちに何回もBTSを使うというのであれば1日券も便利だよ。
切符の購入ってかなり並ぶ時もあるんだけど、1日券があれば並ぶ手間が省けるからね。
観光の時間をできる限り確保したい!っていう人は、料金的に多少損でも1日券の方が効率的かもしれないよ。
ラビットカードもある!料金や使い方は?

もしバンコクに3~4日以上滞在する予定で、BTSを頻繁に利用するのであればICカードのラビットカードがオススメだ。
ラビットカードは日本のSUICAのようなものだ。
チャージさえしておけば、駅に着いたら改札に直行できるから快適だよ。
上述のように駅でのチケットの購入はかなり並ぶ時があるから、ラビットカードがあれば時間を節約できるだろう。
またこのラビットカードが使えるのは、BTSスカイトレインのみだ。
地下鉄やバスなどでは使えないから注意してね。
ラビットカードの料金とチャージ。払い戻し可能?
ラビットカードの料金は、合計200バーツ(約900円)で内訳は下の表のようになる。
発行手数料 | 100バーツ(約450円) |
初回チャージ料金(BTSの利用に使える) | 100バーツ(約450円) |
合計 | 200バーツ(約900円) |
内訳の中の「初回チャージ料金100バーツ」はBTSを利用する際に使えるチャージだから、カード購入料金は実質100バーツだね。
チャージは各BTS駅のチケットオフィスですることができて、最小金額100バーツ~最大4,000バーツになってる。
バンコクの駅員さんたちは「Charge(チャージ)」じゃなくて「Top Up(トップアップ)」って言ってるみたいだったよ。
だからチャージが通じなかったらトップアップって言ってみてね。
ちなみにラビットカード利用時のBTSの料金は通常料金の通りで、特に割引とかは無い。
また帰国の際にチャージ残高が余っていたら払い戻しもできる。
BTSの駅の窓口で「Refund(リファンド)」とお願いすればいい。
その際パスポートが必要だから注意しよう。
ラビットカードの購入場所

ラビットカードはBTSの各駅にあるチケットオフィスで買うことができる。
以前は購入の際にIDなどを見せる必要は無かったんだけど、2019年2月からパスポートなどのIDの提示が必要になった。
カードの有効期限が7年間だから、バンコクリピーターで頻繁に行く人は何度でも使えるね。
ただ、最後のチャージから2年間経つとチャージ料金が消えてしまうから注意が必要だ。
バンコクのBTSのチケット購入方法
BTSの1回乗車券は上述のように駅のチケットオフィス、もしくは券売機で買うことができる。
1日券とラビットカードは、チケットオフィスでのみの販売になる。
チケットオフィスでチケットを買う方法

もしタイ語もしくは英語が話せるのであれば、駅構内のチケットオフィスで切符を買うといいだろう。
チケットオフィスのスタッフは皆親切だから、君を快く助けてくれるよ。
路線図上の行きたい駅を指さすか、もしくは駅の名前や駅番号を伝えてみて。そしたら値段を教えてくれる。
・ラビットカードを購入:ラビットカードを購入するなら、「I buy rabbit card」や「Rabbit card, please」と言えば伝わるよ。
・ラビットカードをチャージ:カードをチャージする場合は「Top up(トップアップ)」と言えばOKだ。
・クレジットカードが利用できるのは300バーツ以上の場合のみ
・チケットオフィスの営業時間:毎日6:00~24:00
券売機で切符を買う方法

券売機で買えるのは1回乗車券のみで、硬貨のみ利用可能だ。
お札やクレジットカードは使えないから注意してね。
券売機の言語はタイ語と英語表示ができて、使い方は簡単だ。
では、一緒に使い方を見てみよう。
Step1.まず「English」をタップ

Step2.目的の駅があるあたりをタップしよう。すると、タップした部分が拡大表示される。

Step3.拡大された画面の中から、目的の駅をタップしよう。ここではアソーク駅を選択したよ。

Step4.料金画面が出てくる。複数の切符が必要なら、必要な枚数を選択しよう。

Step5.右上の挿入口に硬貨を挿入したら、下の取り出し口から切符が出てくる。

BTSスカイトレインの乗り方
ここではBTSの乗り方の流れを説明しよう。日本と似たような感じだから簡単だよ。
街中でBTSの駅を見つけるのはとても簡単だ。
下の画像のように「BTS」って書かれた標識と、駅に上がる階段が目印だよ。

大きなBTSの駅にはコンビニや飲食物のテイクアウト店なんかが入っていることもある。
チケットを買ったら改札を通って、階段もしくはエスカレーターで更に上の階にある乗り場に行こう。

逆方向に行っちゃうと大変だから、乗り場に行く前に方面を確認してね。
乗り場の手前に方面や路線の案内図が必ずあるよ。


BTSの切符は全て磁器カードになっている。
だから改札に入る時は、改札の上部にあるセンサー部分にカードをピッとかざせばゲートが開くよ。
改札から出る時は、1回乗車券ならカードを挿入口に差し込む必要がある。
1日券やラビットカードは、入る時と同様にセンサーにピッとかざせばOKだ。

バンコクBTSの時刻表と始発・終電
バンコクBTSの始発と終電は下表の通りだ。
BTSスクンビット線 | ||
---|---|---|
始発の時間 | 終電の時間 | 運行間隔 |
5:15 | 23:15 | 約3~8分 |
BTSシーロム線 | ||
---|---|---|
始発の時間 | 終電の時間 | 運行間隔 |
5:30 | 24:00 | 約3~8分 |
始発と終電の時間は、駅によって変わってくるから、詳しくは公式サイトで確認して欲しい。
BTSスカイトレインとMRT(地下鉄)間の乗り換えは可能?

MRTとはバンコクの地下鉄のことだ。観光客は主にBTSとMRTを市内の移動に使うことになるだろう。
BTSアソーク駅やサラデーン駅を含む一部の駅でMRTに接続しており、乗り継ぐことができる。
ただし現状ではMRTとBTSを一つの切符で乗り継ぐことはできない。
それぞれ別の会社が運営してるから、別の切符が必要になる。
だから例えばBTS→MRTに乗り継ぐ際は、BTSを出てMRTの駅で新たに切符を買って、電車に乗ることになる。
BTS⇔MRT間が乗り継げる駅は5か所ある。
路線図では乗り継ぎができる駅は青い「M」のマークが表示されているよ。
BTS⇔MRT間のコネクションが分かるようになってるから、確認してみてね。
下記に乗り継ぎができる5つの駅をまとめてるよ。
E4やBL22というのは駅番号のことで、各駅に振られている。
BTSの乗り換え可能駅 ⇔ MRTの乗り換え可能駅 |
---|
スクンビット線 アソーク駅(E4 Asok)⇔ スクンビット駅(BL22 Sukhumvit) |
スクンビット線 モーチット駅(N8 Mo Chit)⇔ チャトゥチャック公園駅(BL13 Chatuchak Park) |
スクンビット線 ハーイェクラットプラオ駅(N9 Ha Yaek Lat Phrao)⇔パホンヨーティン駅(BL14 Phahon Yothin) |
シーロム線 サラデーン駅(S2 Sala Daeng)⇔ シーロム駅(BL26 Si Lom) |
シーロム線 バーンワー駅(S12 Bang Wa)⇔バーンワー駅(BL34 Bang Wa) |
旅行者にとって便利なのは市内中心部にあるアソーク駅⇔スクンビット駅とサラデーン駅⇔シーロム駅だろう。
これらの駅の近くに宿泊するとBTSとMRT両方にアクセスできるから、交通の便が抜群で宿泊地としてもすごくオススメだよ!
詳しくは「バンコクのおすすめホテル21選!立地・コスパ・高評判がそろった優秀ホテルを厳選」の記事を参考にしてね。
MRTのチケットや乗り方については、「バンコクの地下鉄(MRT)完全ガイド!路線図、料金、乗り方など徹底解説!」の記事に詳しく書いてるよ!
BTSの観光に便利な駅は?
BTSの駅はたくさんあるけれど、その中でも特に観光に便利な駅は以下だろう。
駅 | 説明 |
---|---|
アソーク(Asok)駅 | MRTスクンビット(Sukhumvit)駅に接続できる。サイアムやトンローへのアクセスもよく交通の便が抜群!周辺には人気のレストランやショップ、マッサージ店も多い |
サラデーン(Saladaeng)駅 | MRTシーロム(Silom)駅に接続できる。周辺は一流ホテルが集まるハイソなエリアで人気レストラン、アフタヌーンティーやルーフトップバーを楽しめる |
サイアム(Siam)駅 | BTSスクンビット線とシーロム線の両方が乗り入れている。百貨店のサイアムパラゴンやモールのMBKセンターなどの最寄駅 |
パヤータイ(Phaya Thai)駅 | エアポートレールリンク(空港線ARL)と連結 |
モーチット(Mo Chit)駅 | チャトゥチャックウィークエンドマーケットの最寄駅 |
BTSスカイトレインを利用する際の注意点
・券売機で切符を購入したいなら硬貨を準備しておこう。お札やクレジットカードは使えない。
・朝や夕方などのピークタイムの際は、券売機もチケットオフィスもかなり並ぶ場合がある。時間に余裕を持って行動しよう。時間の節約のために1日券やラビットカードを使うのも一つの手だ。
・混んでいる駅構内や電車の中ではスリに注意。ショルダーバッグは斜め掛けにし、リュックは前に持つなどして対策しよう。
・基本的には駅構内にトイレは無い。トイレはホテルで済ませておこう。
・BTSの駅に行くにはたいてい長い階段を上がる必要がある。スニーカーがオススメだ。
・タイでは僧侶をよく見かけるが、戒律上僧侶は女性に触れることができない。電車内では隣に座らないように注意しよう。
まとめ
僕はバンコクの交通機関の中で、BTSが一番のお気に入りなんだ。駅が多いからとても便利だし、窓の外からは景色も見れるからね。とても楽しいよ!
ただ、BTSは市内全てをカバーしてるわけじゃないから、MRT(地下鉄)やタクシーとの併用が必要になると思う。
だから、MRTやタクシーとうまく使い分けてね。
もし自力で電車に乗って観光する自信がないという人は、現地オプショナルツアーも検討してみてね!
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