タイ旅行の注意点と対策!バンコクの治安、服装マナー、ぼったくりなど徹底解説

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「タイ旅行に行く予定だけど、タイって安全な国?注意すべきことはある?」
と思っているなら、この記事は必読です!

タイは日本人に大人気の旅行先ですが、治安や文化・習慣などが日本とは異なるので、何かと勝手が違います。

先日2回目のタイ旅行に行ってきた私が、自分の経験を踏まえた上で、「タイで安全・快適に過ごすための注意点と対策」を14点まとめました。

体感的に治安はそこそこ良いように感じましたが、ぼったくり・スリなどの軽犯罪は気をつけた方がいいです。また、寺院での服装マナー、タクシーの乗り方も知っておきたいところ。

この記事をよく読んで、タイ旅行に備えて下さいね!

バンコクの治安事情

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと ニコラとエナの画像

冒頭でもお話したように、体感的には、バンコクの治安は結構良いように感じました。

といっても、2016年時点での犯罪率は、世界196カ国の中で104位。
79位のアメリカよりは低いけれど、194位の日本よりはだいぶ高い犯罪率です。

殺されるような凶悪犯罪は少ないけれど、スリ・ひったくりや強盗をはじめとする軽犯罪が多いようです。
特に日本の治安の良さに慣れている日本人観光客は、いいカモのようで、日本人をターゲットにしたスリなどはよく起こっています。
また、観光客をターゲットにしたぼったくり(特にタクシー)も頻発しています。

なので、バンコクでは「日本とは違う」という意識を持って、特に持ち物には十分に注意しましょう!

また、外務省の海外安全ホームページで最新の治安情報や注意点が見られるので、渡航前に必ず最新情報を確認しておきましょう。

このページによると、現時点(2019年3月)のバンコクの危険レベルは一番低いレベル1で、「十分に注意してください」ぐらいです。

ちなみにレベル3だと「渡航は止めてください」、レベル4だと「退避してください」となります。
レベル4はが紛争地域とかの危険度ですね。

いざという時のために、警察や在タイ日本国大使館の電話番号を持っておきましょう。

・現地警察:191(救急車の要請も可能)
・観光警察(ツーリストポリス)(英語可):1155
・在タイ日本国大使館:(市外局番02) 696-3000

治安について色々お話しましたが、決して怖がる必要はありません。
下のセクションからお話する注意点と対策を頭に入れておけば、安全・快適に旅行ができるはずです♪

スリ・ひったくりや詐欺などの軽犯罪に注意!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと スリ・ぼったくり

上述のように、タイでは観光客をターゲットにしたスリ・ひったくりが頻発しています。
スリ・ひったくりから身を守る方法は以下。

スリ・ひったくり対策

・鞄はジップで完全に閉まるものを持つ。
・リュックなどは、混んでる場所では体の前で持つ。
・ショルダーバッグは必ず斜め掛けする。
・現金は最小限のみ持ち歩く。
・バイクなどによるひったくり防止のため、歩く際は道路と反対側で荷物を持つ。
・通常時はもちろん、トゥクトゥク乗車中なども持ち物から目を離さない。トゥクトゥクに置いてる荷物が通りかかるバイクにひったくられることもある。
・ポケットに財布・携帯などの貴重品を入れない。
・高級なもの(高級な時計・ブランドのバッグ)は身に付けない。
・あんまり目立つ格好は控える。現地の人に溶け込むような服装が良い。
・※スキミング防止素材のケースやバッグを持つ。

※スキミングについて

スキミングとは、微弱な電波を使って、財布やバッグの中にあるクレジットカードやパスポートの情報を読み取る軽犯罪です。
スキミング防止のパスポートケースやリュックも販売されているので、持っていると安心です。

ちなみに、年会費永年無料のクレジットカードエポスカードには、海外旅行保険が付いています。
病気やケガの際の補償はもちろんのこと、携行品の紛失も20万円まで補償されるので、オススメですよ。

詐欺に注意!

バンコクでは観光客を狙った詐欺も起こっています。詐欺の手口は以下。

・有名観光地周辺で「今日は●●(観光地名)お休みですよ」と声をかけ、最終的に宝石店などに連れて行き、高い商品を買わせる。
・「日本に行く予定なので、日本のお金を見せてくれませんか?」と言って、現金を抜き取る。

これらの詐欺については、実際に私自身の身にも起こりました。
こんな風に声をかけられても、相手にしないようにしましょう!

寺院でのマナーに注意!特に服装は大事!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 寺院でのマナー

バンコクの人気観光地は、三大寺院である「ワットプラケオ」「ワットポー」「ワットアルン」を含めて、仏教寺院が多いです。
これらの場所は仏教徒にとって神聖な場所なので、服装によっては(露出が多いとか)中に入れない場合もあります。

寺院を参拝する際の服装マナー

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 寺院での服装マナー
寺院参拝マナー

・女性も男性も肩を出さない(袖ありの服を着る)
・足も露出を避ける。半ズボンはNG
・ヘソ出しNG
・スパッツなど体のラインが出るようなぴったりした服はNG
・ダメージジーンズはNG
・迷彩柄は着ない

なお、各式の高い寺院は独自の服装マナーを持っており、それに反する服装の人は中に入ることができません。
三大寺院もそうです。行きたい寺院の服装マナーを事前に確認しておきましょう。

ちなみに、ワットプラケオは結構厳しめ。
ドレスコードがある寺院の多くは、ストール・長ズボンなどを有料で販売・貸し出ししています。

僧侶に対するマナー

僧侶に対するマナー

・僧侶は、戒律によって女性に触れることはできない。電車などで隣に座らないように注意。
・タイでは僧侶の地位が高い。電車などでは席を譲るようにしよう。

タクシー・トゥクトゥクのぼったくりに注意!英語が通じないことも

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと タクシーのぼったくりに注意

タクシー・トゥクトゥクに乗車する際は、ぼったくりに注意しましょう!
タクシーはメーター制で行くように伝えておくと、ぼったくられる心配はありません。

タクシーの場合

タクシーに乗る前に、「Meter, please!(ミーター、プリーズ!)」と言ってメーター制で行くようにお願いしましょう。
経験上、9割方のタクシーは「ミーター、プリーズ!」と言えばしぶしぶ(笑)メーターつけてくれます。
嫌と言われたら、乗車拒否して別のタクシーにお願いしましょう。

「ミーター」がすんなり通じない場合があるので、フロントにあるタクシーメーターを指さしながら言いましょう。通常、日本のタクシーと同じ位置にあります。

わざと遠回りする悪徳タクシーもいるので、道中グーグルマップを見るなどして対策して下さい。

トゥクトゥクの場合

トゥクトゥクの場合は、乗車前に料金を交渉しましょう。
紙やスマホなどに数字を書きながら交渉すると、簡単です。

タクシー運転手は英語が話せない、読めない!

トゥクトゥクはともかくとして、タクシーの運転手は英語が話せないし読めないという人が多いです。

ホテルなどにタクシーで行きたいなら、スマホなどにホテルの名前と住所をタイ語で保存しておきましょう。
また、「ホテルの電話番号ある?」と聞かれることも多いので、電話番号があれば安心です。

渋滞に注意!市内中心部ではBTS・地下鉄を活用しよう

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 渋滞の画像

バンコクは渋滞が本当に多い!
「タクシーより歩いた方が速いんじゃないの」と思った時も多々あります。

特に夜の市内中心地は渋滞が頻発するので、BTSスカイトレインや地下鉄を活用しましょう。
時間的にもお値段的にも、BTSや地下鉄の方が効率的です。

チップは任意!サービスに満足しない限りはあげなくて良し!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと チップの画像

タイでのチップは、任意でOKです。サービスに満足した場合のみ、渡すようにしましょう。

なお、バンコクの高級レストランや高級ホテルのポーター、マッサージ店・スパのセラピストなどには渡すことが多いようです。

バンコクのマッサージ店ではチップを渡さないと文句を言われる場合もありますが(有名な某●●ランドで実際にありました)、そんな相手には渡さなくていいです。

チップをあげる場合は、

・ホテルのポーター:20~50バーツほど
・マッサージ店:50~100バーツほど
・飲食店:おつりの端数を受け取らない

ぐらいで大丈夫。

バンコクも他の地域でも、水道水は飲んじゃダメ!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 水道水の画像

バンコクの上水道は、WHO(世界保健機関)の飲料水の基準はクリアしていますが、私はペットボトル入りの水を飲むことを強くオススメします。

というのも、私は過去に2回タイ旅行に行って、2回ともお腹を壊したからです。
1回目はチェンマイ(高熱出ました)、2回目はパンガン島でお腹を壊しました。バンコクにいた時は何も無かったのでもしかしたらバンコクは大丈夫かもしれませんが、それでも気をつけるに越したことはないです。

せっかくの旅行が体調不良で台無しになると残念だし、一緒に行く人にも迷惑がかかります。
なので、バンコクでも他の地域でも、絶対にボトルウォーターを飲むようにしましょう!

また、屋台の氷を使った飲み物(フルーツジュース、アイスコーヒーなど)は、氷が水道水から作られている場合があります。できれば避けましょう。

下痢やデング熱に注意!予防接種は必要?

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 腹痛の画像

厚生労働省によると、バンコクで一番患者数が多い病気は、急性下痢症です。
食中毒や水道水が原因で下痢になるケースが多いので、以下のことに気をつけましょう。

・外食の際は、衛生面が良さそうなお店に入る。(極端に汚い店は避ける)
・生ものは避け、加熱された料理を食べる。
・水道水は飲まない
下痢止めやビオフェルミンなどの整腸剤を日本から持って行く。

私自身も、日本から持参したビオフェルミンには大いに救われました。タイ旅行の必須アイテムです。お腹が弱い人はタイに行く前から飲み始めて、事前準備をしておいた方がいいです。

ビオフェルミンは瓶ごと持ってくと重いので、小分けして持って行きましょう。私はビオフェルミンでお通じが良くなったので、家でもずっと愛用してます。

なお、いざという時は日本人スタッフがいる「ブレズ薬局」もあります。私も今回お世話になりました(笑)
複数店舗あり、アソーク駅やトンロー駅近くにあるのでアクセス簡単です。

また、タイでは蚊が媒体となるデング熱も発生しています。虫よけ対策を十分にしておきましょう。

虫よけは液体タイプだとかさばるし、飛行機の持ち込みとか色々めんどくさいので、リングタイプやシートタイプがオススメです。

私はリングとシートをダブルで使ってました。

シートはこの天然成分配合の、敏感肌や子供でも使えるものを愛用してます。

バンコクに行く前に受けておきたい予防接種は?

外務省のデータでは、タイ赴任者に必要な予防接種は

・A型肝炎
・B型肝炎
・破傷風

です。

また、犬や野生動物と接触する可能性がある場合は「狂犬病」、農村部に長期滞在する場合は「日本脳炎」の予防接種も推奨されています。

なお、短期旅行でこれらの予防接種が必要か?と言われると微妙なところですが、健康は何よりも大事です。
いざという時のために、A型肝炎、B型肝炎、破傷風はしておくといいかも。

ちなみに狂犬病は致死率がほぼ100%という恐ろしい病気なので、野生の動物や野良犬に触らないようにしましょう。

海外旅行保険があると安心!

いざという時のために、海外旅行保険があれば安心です!
年会費永年無料のエポスカード海外旅行保険が付帯しているんですが、内容がかなり手厚いんです!

上述の携帯品損害補償の他に、病気の治療費用は270万円、ケガの治療費用は200万円まで負担してくれます。

エポスカードについて、詳しくは下の記事で読んでくださいね。

また海外旅行保険付きのクレジットカードを複数持っている場合は補償限度額が合算されるので、複数持ちがオススメ!

たとえば「JCBカードW」と合算すると、病気370万円、ケガ300万円まで限度額が増えます。

海外旅行保険付きのクレジットカードを複数持った上で、足りない補償内容のみ保険会社の保険で補うと安くつきますよ。

トイレは紙を流せない場合も!ポケットティッシュを持ち歩こう!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと トイレの画像

タイのトイレはパイプが狭いものが多く、紙が流せないトイレもあります。
そうゆうトイレで紙を流すと詰まってしまうので、設置されてるゴミ箱に紙を捨てないといけないです。

トイレの横に大きなゴミ箱があると紙が流せない場合が多いので、その場合はゴミ箱に捨てましょう。

ショッピングセンターなどでは紙が流せるトイレが増えてきているみたいです。
ホテルも安いところだと紙をトイレに流せない場合があるので、そうゆうトイレが嫌なら最低でも3つ星、できれば4つ星以上に泊まることをオススメします。

なお、4つ星以上のホテルのトイレでも、ウォシュレットは付いてないことが多いです。

また、観光地などのトイレは紙が無い場合もあるので、ポケットティシュを必ず持ち歩きましょう。除菌ウェットティッシュなどもあれば安心です。

ホテルは歯ブラシが無いところが多い!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 歯ブラシの画像

タイのホテルは、歯ブラシが無いところが本当に多いです!
5つ星ホテルでさえ「歯ブラシが必要な場合はフロントにお申し出ください」だったので、びっくりしました。

なので、歯ブラシは日本から持参することをオススメします。

また、バスアメニティも3つ星ホテルとかだとリンスインシャンプーがほとんどで、質も良くないので日本から持ってくるか、コンビニで買った方がいいです。

インターネット環境に注意!ネットが繋がるようにしておこう

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと インターネットの画像

タイのホテルは無料Wi-Fiを提供しているところが多いですが、観光中にグーグルマップ・グーグル翻訳を使うためにも、ネット環境は必須です。

日本でレンタルWi-Fiを借りるなどして、ネットが繋がるようにしておきましょう。
クーポンやキャンペーンを利用すれば、安く借りることができます。

ちなみにグローバルWiFiだと当記事内のリンク先ページからの申し込みだと1,000円オフになりますよ。

辛い食べ物に注意!「辛さ控えめで」のタイ語を知っておこう!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと トムヤンクンの画像

タイは辛い食べ物が本当に多い!
辛いものが苦手な方にとって、タイ旅行は苦行かも?(笑)冗談です。

私はタイ料理が大好きなんですが、辛いものが苦手なので、「辛さ控えめで」のタイ語翻訳をスマホで保存して、レストランで店員さんに見せてました。

ちなみに「辛さ控えめで」はタイ語で「ขอเผ็ดน้อยนะครับ(ค่ะ)(コォー・ペッ・ノォーイ・ナ・カップ)」と言います。
言い方を覚えてもいいですが、発音が違うと通じないので、文字の方が無難です。
グーグル翻訳を活用しましょう。もしくは音声翻訳機のポケトークW(POCKETALK W)とか持って行くと、コミュニケーションに役立つと思います。

でもタイ人の「辛くない」と日本人の「辛くない」は基準が違うみたいで、「控えめって言ったのに辛いじゃん・・・」って時もありました(笑)

タイのコンセント・電圧に注意!変換プラグを持って行こう!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと プラグの画像

タイのコンセントの形は3つあり、日本と同じAタイプのプラグとともに、B3タイプ、Cタイプも使われています。
ホテルではAタイプが使えることがほとんどなので、困ることは少ないでしょう。

でも念の為に、B3タイプやCタイプが使える変換プラグを持って行った方が安心です。
世界150カ国で使えるマルチ変換プラグなどもあるので、一つ持ってると便利ですよ。

また、電圧は220Vなので日本の100Vより高いです
なので、日本の電化製品をタイでそのまま使用することはできません。

スマホやパソコンはたいてい100V-240V対応なので、そのまま充電できると思います。一応スマホ・パソコンの取説や、充電器のラベルで確認してください。それ以外の100Vの電化製品を使いたい場合は、変圧器を使いましょう。

太陽に注意!熱中症・日射病予防を忘れずに!

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと 太陽の画像

タイの乾季(11~3月前半)や暑季(3月後半~5月)に旅行に行くなら、日除け・熱中症・日射病対策は必須です。

タイは年中気候が温暖で、特にバンコクの年間の最高気温の平均は30度を超えます。
紫外線対策を十分にした上で、まめに水分補給をして、熱中症に備えましょう。

建物内はエアコンが効いていて寒いことも多いので、ストールが一枚あると便利です。

大気汚染(PM2.5)に注意!辛ければマスクを着用しよう

タイ・バンコク旅行で注意すべきこと マスクの画像

最近ニュースでも話題になっていますが、バンコクでPM2.5などによる大気汚染が深刻化してきています。
PM2.5を吸い込むことによって、「ぜんそく・気管支炎・肺や心臓疾患の発生リスクの増加」などの影響があるそうです。

先日(2019年1月)バンコクに行った際は、体感的にはそこまでひどく感じませんでしたが、街がスモッグに覆われている日が確かにありました。

短期旅行だとそんなに影響無いかもしれませんが、気になる方やぜんそく持ちの方は、マスクを着用するなどして、対策した方が良さそうです。
PM2.5対応のマスクなども売られてますよ。

まとめ

タイ旅行の注意点をたくさん書きましたが、そんなに危ない国じゃないから、心配しなくて大丈夫です!とりあえず下痢止め・ビオフェルミンは絶対持って行きましょう!健康大事!!

ただ「日本とは違う」という意識だけはしっかりもって、油断しないように過ごしてくださいね。
ここに書いてある内容をしっかり頭に入れて、タイ旅行を安全に楽しんでください!