1.プラハ市内の地下鉄、トラム、バスは一つの切符で乗り継ぎ可能
プラハでは、公共交通機関の切符が全て共通になっていて、地下鉄、バス、トラムどれでも1枚のチケットで乗り継ぐことができるんです!
例えば、
・地下鉄→トラム→バス
・バス→地下鉄→トラム
のような乗り継ぎも、チケットの有効時間内であれば、1枚のチケットでOKです。
乗り継ぎの度に切符を買い直す必要はありません。
2. 切符は有効時間によって料金が決まっている
プラハの交通機関の切符は、有効時間によって料金が決まっています。
厳密に言うとゾーンとかが関わってきますが、観光客は「有効時間で料金が変わる」とだけ覚えておけば大丈夫です。
30分有効チケットや、90分、24時間チケットなどがあり、空港~市内アクセスには90分のチケットが必要になります。
3.お得な24時間乗り放題券や、プラハカードがある
観光客にとって便利なのが、交通機関が24時間乗り放題になる「24時間乗車券(1 Day Ticket)」です。
お金が節約できるだけでなく、いちいちチケットを買う手間や時間もセーブできます。
特にトラムは、どの停留所でも切符が買えるわけではないので、24時間乗車券があったら便利です。
また、「プラハカード」という、公共交通機関乗り放題 + プラハの50か所以上の観光名所が無料入場になるという観光パスもあります。
プラハカードがお得かどうかは人によるかな・・・詳しくは「プラハカード」のセクションで説明してます。
※2018年3月追記:プラハカードについて、2019年2月から交通機関乗り放題が無くなりました。プラハカードのセクションに詳細を書いてます。
プラハの交通機関の切符と料金
前述のように、プラハの公共交通機関の料金は有効時間によって異なります。
90分有効のチケットが32コルナなので、日本円でいうと160円ぐらい(2018年12月のレート)。
90分間乗り放題と考えたら安いですね!
下が料金表です。
有効時間 | 大人料金 | 子供料金※ |
---|---|---|
30分(Short-term) | 24コルナ | 12コルナ |
90分(Basic) | 32コルナ | 16コルナ |
24時間(1 day) | 110コルナ | 55コルナ |
72時間(3 day) | 310コルナ | なし |
※6~15歳は子供料金。5歳以下は無料。
下の画像が30分と60分の切符です。Praha 30min、Praha 60minとそれぞれ書かれてますね。
観光目的であれば地下鉄やトラムに1日何回も乗ると思いますが、1日4回以上90分有効の切符を使うのであれば、24時間乗車券を買った方がお得です。
別に30日チケットというものもありますが、ほとんどの人は使わないと思うので、詳細はプラハ交通局公式サイトで確認してください。
プラハカードで乗り放題!観光名所も入場無料に!
出典:https://www.praguecard.com/
※2019年3月追記:2019年の2月1日から、プラハカードの交通機関の乗り放題が無くなったそうです。
代わりに無料の施設やツアーが増えて、今回新たに「国立博物館」「旧新シナゴーグ」「ロブコヴィッツ宮殿」「ロレッタ教会」「カレル橋博物館」「観光バスによるツアー(by Martin Tour)」「リバークルーズ」などが無料特典に追加されています。
2日間以上プラハに滞在するなら、プラハカードを活用するのも一つの手です。
プラハカードは交通機関が乗り放題 + プラハの50か所以上の観光名所が入場無料になり、その他30か所の名所の入場料も割引になるという観光パスです。
下の表にプラハカードの料金をまとめています。
有効時間 | 大人料金 | 子供/学生料金※ |
---|---|---|
2日間 | 1,550コルナ | 1,150コルナ |
3日間 | 1,810コルナ | 1,330コルナ |
4日間 | 2,080コルナ | 1,520コルナ |
※子供/学生料金:6~16歳の子供および26歳以下のフルタイムの学生
かなり多くの観光名所を回らないと元が取れないかもしれませんが、各名所のチケットカウンターに並ぶ手間が省けるので、時間は節約できます。
プラハ城内の人気名所の入場料が無料になるし、国立美術館、国立博物館、天文時計の塔、空港高速バスなんかも無料です。
また、クルーズツアーやコンサートも25%~50%ほど割引になります。
入場無料や割引になる名所の詳細については、このページから確認どうぞ。
上のリンクが切れてる場合は、プラハカード公式サイトから確認してください。日本語表示もできます。
切符の購入場所と買い方
プラハの公共交通機関の切符は、主に次の方法で買うことができます。
・駅のチケットオフィス
・タバコ屋/新聞屋さん
・観光案内所
券売機で買うのが一番簡単なので、券売機で買う方法を下に説明していきます。
券売機で切符を買う方法
全ての地下鉄の駅と、大きなトラム停留所・バス停に黄色い券売機があります。
この券売機から、切符を買うことができます。
使い方は極めて簡単で、買いたい切符のボタンを押して、料金を入れればそれでOKです。
ちなみに硬貨しか使えない機械ばかりなので、紙幣はまず使えないと思っておいた方がいいです。
券売機のボタンはチェコ語と英語で表記されています。
90分有効のチケットなら「32kc」のボタン(上の画像①)を、30分有効のチケットなら「24kc」のボタン(上の画像②)を押しましょう。
一つのボタンに二つ金額が書かれてますが、上が大人料金で下が子供料金です。
24時間有効券は110kcのボタン(上の画像③)。大人料金と子供料金の間の白い欄に「24 hod.PRAHA」と書かれています。
3日以上有効のチケットは券売機では買えないので、駅の窓口や観光案内所で買いましょう。
なお、小さな駅では売ってない可能性があります。
Mustek駅やMuzeum駅、プラハ本駅では買えるようです。
プラハカードの買い方
プラハカードは空港やプラハ市内の観光案内所、オンラインなどで買うことができます。
旧市庁舎の観光案内所
名称:Turistické informační centrum – Staroměstská radnice
住所:Staroměstské nám. 1, Staroměstské nám. 1/4, 110 00 Staré Město, Czechia
ナ・ムーストク観光案内所
名称:Turistické informační centrum – Na Můstku
住所:Rytířská 12 110 00 Praha 1- Staré Město
地下鉄やトラムの乗り方は?打刻を忘れずに!
プラハで公共交通機関に乗る時は、切符を必ず打刻しないといけません。
チケットの有効時間は購入した時からカウントされるわけではなく、打刻した時からのカウントとなります。
もし打刻をしなかったら、車内で検察官による切符チェックがあった時に、罰金800コルナ~を支払わないといけなくなります。
打刻の方法は簡単で、地下鉄の改札やトラム・バスの車内にある打刻機に切符を差し込めばOKです。
下の画像の青で囲った部分が打刻された日付です。
上の画像のように、黄色い枠の部分を打刻機に差し込みましょう。厳密に言うと上の画像は、公共交通機関の切符ではなく空港高速バスの画像ですが、打刻する場所は一緒です。
切符チェックは常にあるわけではないですが、罰金になると時間もお金もかかるので、絶対に打刻しておきましょう!
プラハの地下鉄・トラムの路線図
下の画像が地下鉄の路線図です。
地下鉄は路線が3つしかないので超簡単ですね!地元福岡のようです(笑)
プラハの地下鉄の路線図はA線(緑)、B線(黄)、C線(赤)に分かれていて、
B線:旧市街広場やメインバスターミナルのアクセスに便利な路線
C線:ヴァーツラフ広場や国立博物館、プラハ本駅のアクセスに便利な路線
となっています。
また、地下鉄 + トラムの路線図はこちら。
プラハ交通機関の路線図はプラハ交通機関公式サイトの路線図のページからダウンロードできます。
プラハに行く前に路線図を印刷して持っておくと便利ですよ!
トラム22番が観光に便利!
観光にとても便利なトラム路線が、プラハ城や国立歌劇場を通る「22番」です。
22番の停留所は、
・Malostranská:地下鉄Malostranská駅前停留所
・Malostranské náměstí:マラーストラナ広場停留所
・Pohořelec:ストラホフ修道院・ペトシーンの丘の最寄停留所
などを通ります。
プラハ城や、世界一美しい図書館がある「ストラホフ修道院」に行くのに大変便利な路線です。ちなみに、プラハ城とストラホフ修道院の行き方やチケットについては下の記事に詳しく書いてます。
地下鉄・トラムなどの時刻表
地下鉄・トラムの時刻については、公式サイトの「Find a connection」というページで簡単に検索できます。
「From」に出発地、「To」に目的地を入れて検索してみてください。
「Date」は日付で、日.月.年の順になってます。
「Time」に希望の時間を入れてください。
出発地と目的地については地図上から場所をクリックして入力することもできます。
もしくは、公式サイトの「Find timetable」というページから時刻表の検索ができます。
例えば、地下鉄Malostranská駅前のトラム停留所から、プラハ城前停留所(Pražský hrad)までトラム22番で行きたければ、下の画像のように、
・Line:Tram 22
・From:Malostranská
・To:Pražský hrad
・Date:日付
を入力します。
ちなみに、FromやToは、2文字ぐらい入力したら選択肢が下に出てきたりするので、選択肢から停留所をクリックすると簡単です。
時刻表がでてきましたね!
プラハ空港と市内のアクセス方法
プラハ空港と市内のアクセスは、直通の地下鉄や電車が無いので、バスと地下鉄を乗り継ぐか、エアポート・エクスプレス・バス、もしくは送迎チャーターなどを利用することになります。
詳しくは下の記事に書いてるので、読んでみてくださいね!
貸し切りチャーターでプラハ市内を回る現地オプショナルツアーも!
自分で公共交通機関を使ってプラハを回るのは不という方には、現地オプショナルツアーを使うのも一つの手です。
例えば、日本語ガイド付きで市内・プラハ城を回る人気ツアーがこれ。
日本語ガイドと一緒に、半日でプラハ城やカレル橋、旧市街広場を含む観光スポットを回るツアーです。トラム体験もできるので、トラムに乗りたいけど自力で乗るのは不安という方にもぴったりです。マリオネット鑑賞付きのプランもあります。
まとめ:プラハの地下鉄・トラム・バスガイド!乗り方や路線図、料金を徹底解説
この記事では「プラハの地下鉄・トラム・バスガイド!乗り方や路線図、料金を徹底解説」について書きました。
プラハは地下鉄とトラムの使い方さえ覚えれば、名所を回るのはとても簡単です。
ぜひこの記事に書いてる内容をよく読んで、快適にプラハ観光を楽しんでください!
プラハ観光のモデルコースも下の記事に書いてるので、ぜひ読んでみてくださいね!
はじめまして。夏にプラハへ行く予定です。貴サイトで勉強させて頂いています。とてもわかりやすく親切なので有難いです。一つ質問なのですが、2019年より、プラハカードが変更になるという記事を見つけたのですが、新しいプラハカードも、今までと変わりなく公共交通機関は、無料で利用可能なのでしょうか?
eveさん、嬉しいコメントありがとうございます!
質問について調べてみたんですが、「2019年2月1日から、プラハカードの公共交通機関の無料はなくなる」みたいな記事を見つけました><
ただ、公式サイトに書いてあった情報じゃないので、今公式に問い合わせ中です。もうちょっと回答をお待ちいただければと思います。
とりあえず回答があるまでは、記事に注意書きしておきますね!
ちなみに、公式サイトでも「公共交通機関無料」っていうフレーズが消えてたので、無くなった可能性が高いです。
それにしても、eveさんが教えてくれて良かったです><ありがとうございます!
問合せの返事がきました!
やっぱり2019年2月から、公共交通機関の乗り放題は無くなってしまったそうです(泣)
その代わり無料になる施設やツアーが増えて、
・国立博物館
・旧新シナゴーグ
・ロブコヴィッツ宮殿
・ロレッタ教会
・カレル橋博物館
・観光バスによるツアー(by Martin Tour)
・リバークルーズ
などが無料特典に追加されたそうです。
情報のアップデートが間に合っておらず、すいませんでした!!
夏のプラハは気候も良さそうだし、うらやましいです(*^-^*)楽しんできてくださいね!
帰ってきたら、ぜひ感想でも聞かせてください♪
現地でサイトに書いてる内容と違う点を発見したら、また教えてもらえると助かります><