ベネチアのゴンドラ料金や乗り場!おすすめや安い乗り方を地元民が教えるよ!

※原文:二コラ 和訳:エナ

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チャオ!イタリア人トラベラー、二コラです!
僕が長年住んでいた街、ベネチアにようこそ!

世界一絵になる船、ベネチアのゴンドラに乗る時が来たね!

僕は元ベネチア市民だから、ゴンドラ乗船が観光客にとってどれだけ素晴らしい経験かを常に実感してきたよ。
水上からだと、地上から見る時とは全く違う視点でこの街を見ることができるんだ!

この記事ではベネチアのゴンドラの料金や乗り場詳細、予約方法、おすすめや、格安で乗る方法などを徹底解説するね!
2ユーロで乗れるゴンドラについてもちょっと説明しているよ。

ゴンドラを作ってるところも見たいって?よし、見せてあげようじゃないか。
この記事を読めば君がゴンドラについて知りたいこと全てがわかるだろう。

ベルトラのゴンドラツアー一覧はこちらicon

ベネチアのゴンドラは高いのか?

ベネチア観光 ゴンドラの料金

まず、元ベネチア人として最初に言っておきたいことがある。
ベネチアのゴンドラ乗船はみんな高いって言ってるし、それは事実だ。でも、もっと安くなんて望めないよ!

だってあんな特別なボートを貸し切って、「ゴンドリエーレ(GONDOLIERE)」と呼ばれるプロのゴンドラ漕ぎがずっとガイドをしてくれるんだ。

ゴンドリエーレたちはこの街のことをなんでも知っている、ベネチアで一番信頼できるツアーガイドだよ。

もしベネチアについて知りたいことがあるなら、どんなに些細なことでも教えてくれるだろう。
そんな素晴らしいツアーガイド付きだから、安いはずがないよね。

ゴンドラの船自体もとても高いんだよ。
ゴンドラに乗った後は、きっと払った料金以上の価値があったと思うだろう。
後悔なんてしないはずさ!

だから、君の心もお財布も(そしてクレジットカードも)オープンにして、ゴンドラを楽しんで!
ちなみに後のセクションで、安く乗る方法も紹介しているよ!

ベネチアのゴンドラ料金について。相場は?

ベネチア観光 ゴンドラの料金

ベネチア市による公式のゴンドラ料金は以下の通り。
最大6人まで乗船可能だ。

時間帯料金延長料金
日中9:00~19:0030分あたり90ユーロ20分延長ごとに40ユーロ加算
夜間19:00~翌3:0035分あたり110ユーロ20分延長ごとに50ユーロ加算

このように日中は30分の乗船で90ユーロが公式料金になっている。
6人まで乗船可能で、30分経った後は20分延長するごとに40ユーロが加算されていく。

一グループにつき90ユーロだから、何人かで割り勘すると一人当たりの金額が安くなるよ。

夜間(19:00~翌3:00)は35分の乗船で110ユーロ。
こちらも6人まで乗船可能で、35分過ぎたら20分延長するごとに50ユーロずつ加算されていく。

上記が公式だけど、ゴンドラ乗り場によっては「独自の」値段設定をしてるかもしれない。
例えば30分で106ユーロ(6人まで)とかね。

ベネチアのゴンドラ料金は値下げ交渉できる?

ネットでゴンドラ乗船を予約すると、固定料金だから値下げの交渉はできない。

でもカーニバルや4月~10月のハイシーズン時は少し高くてもネットで予約することをオススメするよ。
じゃないとゴンドラに乗れない場合もあるからね。

さあ、ここでゴンドラに安く乗る方法をご紹介しよう!

ゴンドラ乗り場(Servizio Gondola)で値下げ交渉する

もしゴンドラに予約せずに乗るのであれば、まずゴンドラサービス(Servizio Gondola)と書かれている乗り場に行って、直接値段を聞いてみて。

予約せずに直接乗り場に行ったら、もしお客さんが少ない日であれば交渉によって値段を安くしてもらうこともできるよ。
恥ずかしがらずに聞いてみて。お得な値段でゴンドラに乗れるかもしれないから!

後のセクションで人気のゴンドラ乗り場のリストを載せているから、いくつかの乗り場に聞いてみて、一番条件がいい乗り場からゴンドラに乗るといいだろう。

ゴンドリエーレ個人と直接値下げ交渉する

ベネチア観光 橋の上にいるゴンドリエーレ(GONDOLIERE)

もう一つの方法は乗り場でなくて、ゴンドリエーレ個人と直接交渉することだ。

ベネチア中の橋の上や橋の近くで、いつもゴンドリエーレたちがお客さんに声をかけてるんだ。「GONDOLA!?」「ゴンドラツアーしない?」「ゴンドラの旅はどうだい?」ってね。

彼らはお客さんが立ち止まっていくら?って聞いてくるのを待っている。
だから希望するルートや値段を彼らに言ってみて。この場合は値引き交渉もできるかもよ。

もしくは、通常料金で30分のところを40分に延長してもらったりとか。
通常料金で時間延長の方が交渉しやすいからオススメだ。

更に格安で乗る「裏ワザ」については後のセクションで書いているよ!

ベネチア観光 橋の上にいるゴンドリエーレ(GONDOLIERE)

ゴンドラ・セレナーデの概要・料金

ベネチア観光 ゴンドラセレナーデ(Gondola Serenade)

普通のゴンドラじゃ物足りないって?
それなら、ゴンドラセレナーデ(Gondola Serenade)こそが君の求めているツアーだろう!

ゴンドラセレナーデはただのゴンドラ乗船じゃなくて、アコーディオン演奏と共に、伝統的なベネチアの歌やイタリアの歌を聴きながら、ゴンドラに乗ることができるんだ。

忘れられないような素晴らしい経験になるし、旅のハイライトを飾るような写真や動画を撮る絶好の機会になるだろう。

ゴンドラセレナーデはすごく人気だから、事前に予約することを心からオススメするよ。

ゴンドラ遊覧ツアー セレナーデ生演奏&ヴェネチアンマスク付プランやディナー付プランあり<混載/英語/選べる乗船時間>icon

ベネチアのゴンドラ予約方法

ベネチア観光 ゴンドラ予約サイト

ゴンドラクルーズは観光客に大人気だから、特にハイシーズンの時は予約していないと数時間待ちになる場合や乗れない場合だってある。

だから前もって予約しておくことをオススメするよ。
ゴンドラの予約方法は以下の4つがある。

予約方法説明
①イタリア語/英語のサイトからネット予約イタリア語/英語が得意なら簡単。ほとんどの予約サイトは英語に対応している。オススメはこのサイト。色んな乗り場やルートが載ってて、解説がとてもわかりやすい。
②宿泊先に予約をお願いするネット予約が不安なら、宿泊施設でゴンドラの予約をお願いすることもできる。
③乗り場やゴンドリエーレ個人と交渉して予約ゴンドラサービス(Servizio Gondola)と書かれている乗り場や、橋の上にいるゴンドリエーレに直接予約する方法。前述のように値段やプラン、時間を交渉することも可能。
ベルトラiconなどの旅行予約サイトから日本語で予約一番簡単かつオススメの方法!日本語の旅行予約サイトなら日本語で予約できるし、サポートなども日本語で安心だ。

英語やイタリア語が得意な人は①~③の方法でもいいだろうけど、言語に不安があるなら旅行予約サイトから日本語で予約するのがいいだろう。

現地オプショナルツアーなら日本語で予約できる!

ベネチア観光 ゴンドラ予約サイト

英語やイタリア語で予約するのが不安という人や、現地でゴンドラ探しにバタバタしたくないという人は、日本の旅行予約サイトからゴンドラ遊覧を予約するのが一番だ。

大手のオプショナルツアー予約サイトベルトラなら、日本語で予約できてサポートも日本語だから、安心だ。
レビューもたくさん投稿されているから、見てみると良いよ。

ベルトラのゴンドラツアーはこちらicon

ベネチアのゴンドラ乗り場(Servizio Gondola)詳細とおすすめ

ゴンドラ乗り場はたくさんあるけれど、それぞれの乗り場に決まった遊覧ルートがあるんだ。
もし行きたい場所やルートがあるなら、事前にチェックしておいた方がいいよ。

乗り場で説明できるように、ガイドブックとかに付いてる地図を持ってきたら便利かもね。

ゴンドラ乗り場はSERVIZIO GONDOLA(セルヴィッチオ・ゴンドラ、英語:gondola service)と呼ばれているんだけど、数ある乗り場の中で特に素晴らしいロケーションにある乗り場がいくつかあるんだ。

一番魅力的な場所はサンマルコ広場周辺にある乗り場(下の乗り場の地図の①と②)だよ。
だってあの有名なサンマルコ広場からスタートするんだから!
これらのゴンドラ乗り場からは、人気スポットのため息橋に行くこともできる。

どのルートにするかは君次第だから、希望のルートに合わせて乗り場を決めてね。

下記の地図と表が、ベネチアにある主なゴンドラ乗り場(Servizio Gondola)の地図とリストだ。

それぞれの乗り場からの遊覧の様子については、表の下に載せている画像を参考にしてね(今後ルートが変更する場合もあるから、最新情報は各自で確認してほしい)。

「ルート」というリンクがある乗り場は、リンク先でルートの確認もできる。

地図番号乗り場ルート・画像番号(下記画像)
ホテル・ダニエリ前乗り場(Servizio Gondola Danieli)ルート
・画像1~3
サンマルコふ頭乗り場(Servizio Gondola Molo San Marco)・画像1~3
バウアー、サンモイゼ乗り場(Servizio Gondola Bauer or San Moise)・画像4~5
バッチーノオルセオロ乗り場(Servizio Gondola Bacino Orseolo)ルート
・画像6
ドガーナ乗り場(Servizio Gondola Dogana)ルート
・画像7
アッカデーミア乗り場(Servizio Gondola Accademia)ルート
・画像8
フェッロヴィア乗り場(Servizio Gondola Ferrovia)・画像9
ベネチア観光 サンマルコふ頭乗り場(Servizio Gondola Molo San Marco)のルート

※画像1:ホテル・ダニエリ前乗り場・サンマルコふ頭乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 サンマルコふ頭乗り場(Servizio Gondola Molo San Marco)のルート

※画像2:ホテル・ダニエリ前乗り場・サンマルコふ頭乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 ため息橋(サンマルコふ頭から出発)のルート

※画像3:ホテル・ダニエリ前乗り場・サンマルコふ頭乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 バウアー、サンモウゼ乗り場(Servizio Gondola Bauer or San Moise)のルート

※画像4:バウアー、サンモウゼ乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 バウアー、サンモウゼ乗り場(Servizio Gondola Bauer or San Moise)のルート

※画像5:バウアー、サンモイゼ乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光  バッチーノオルセオロ乗り場(Servizio Gondola Bacino Orseolo)のルート

※画像6:バッチーノオルセオロ乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 ドガーナ乗り場(Servizio Gondola Dogana)のルート

※画像7:ドガーナ乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 アッカデーミア乗り場(Servizio Gondola Accademia)のルート

※画像8:アッカデーミア乗り場発の遊覧の様子

ベネチア観光 フェッロヴィア乗り場(Servizio Gondola Ferrovia)のルート

※画像9:フェッロヴィア乗り場発の遊覧の様子

ベネチアのゴンドラ乗り場のおすすめ

僕がオススメするのはベネチア中心部の小さな水路に進むルートだよ。
人が少なくてより楽しめると思う。

このルートは上の地図の4番「 バッチーノオルセオロ乗り場」から出ていて、リアルト橋も見ることができるんだ。

ゴンドラ乗り場の営業時間について

ゴンドラの乗り場の営業時間は冬と夏で変わる。下記が通常時の営業時間だ。
ただし乗り場によって営業時間が異なることもあるから、予約前に利用予定の乗り場に確認してね。

ゴンドラ乗り場営業時間
・4月~10月:9:30~20:00
・11月~3月:9:30~19:00

ベネチアのゴンドラに乗る時の注意点。落ちないように注意!

ベネチア観光 ゴンドラ

ここではベネチアでゴンドラに乗る時のコツ・注意点をご紹介しよう。
ベネチアのゴンドラは揺れるから、乗り降りする時は特に注意が必要だ。

でも一度席に着いたらとても快適だから、心配いらないよ。
それなりの値段だからこそ、快適さは保証される。

ベネチア観光 ゴンドラ

それでは、注意点は以下だ。

注意点!

・ゴンドリエーレが合図する前に乗らないように。通常、乗る時はゴンドリエーレが支えてくれる。
・座る位置はゴンドリエーレの指示に従おう。ゴンドリエーレは上下左右の比重を考えてお客さんを配置する。
・乗り降りの時など、ゴンドラ上で動く時はゆっくりと動こう。
・乗っている間は立たないように。落ちたくなければね。
・持ち物を落とさないように気をつけて。手に何かを持ったまま、ゴンドラから身を乗り出さないようにしよう。スマホやカメラで写真を撮りたいならストラップをつけて首や手首から下げておこう。
・クルーズが終わっても、ゴンドリエーレの指示があるまでは席を立ったり、勝手に降りたりしないように。

ここまで読んだ君はきっと生還者だね!まだ生きてるし濡れてもいないだろう(笑)

裏ワザ1:ゴンドラの相乗りで安く乗ろう!

ベネチア観光 ゴンドラの相乗り

もし料金が高すぎる!って思ってるなら、これこそが最高の解決策だよ・・・相乗りしよう!

ベネチアではゴンドラを他の旅行客と相乗りすることは、当たり前のことだ。
だからゴンドラ乗り場に行って、周りの人に「相乗りしませんか?」って聞いてごらん。
その言葉を待ってる誰かがいるかもよ!

ゴンドラは6人まで乗れるから、何人かで割り勘して安くしよう!

だから聞いてみて・・・”Do you wanna share a gondola ride with me?”ってね。
難しかったらゴンドラを指差しながら”Do you wanna share?”でも通じるだろう。
それか日本人っぽい人がいたら日本語で話しかけてみて。

裏ワザ2:ゴンドラを2ユーロで乗る方法知ってる!?

ベネチア観光 サンタ・ソフィア・ゴンドラ・トラゲット乗り場

もし貧乏旅行だったりゴンドラに乗る時間がなかったりで、110ユーロも払えないけどどうしてもゴンドラに乗りたい!って言うんなら、そんな君に耳より情報を教えよう!

実はゴンドラに2ユーロで乗る方法があるんだ!
それはゴンドラ・トラゲット(Gondola Traghetto)と呼ばれている、ベネチア市民の交通機関として使われているゴンドラに乗ることだ。

この方法について書くと記事が長くなるから、別記事にまとめているよ。

ベネチアのゴンドラが2ユーロ!?超安い予約なしで乗れるゴンドラはこれ!

裏ワザ3:お金がないって?水上バス「ヴァポレット」に乗ろう!

ベネチア観光 水上バス「ヴァポレット(VAPORETTO)」

水の都で水上の旅を経験したいけど、お金がないって?問題ないさ!
大丈夫、ゴンドラはベネチアで唯一の船じゃないよ。

ベネチアではたくさんの観光客が、よりリーズナブルで快適な水上バス「ヴァポレット」を使ってるんだ。

1回の乗車は7.5ユーロで75分間乗車できるようになっている。
75分あれば十分に大運河「カナル・グランデ(Canal Grande)」を遊覧しながら美しい水上からの景色を楽しむことができるだろう。

ヴァポレットについて詳しくは、この記事で読んでね。

ベネチア水上バス・ヴァポレットの乗り方!路線図・チケット・料金まとめ

おまけ:ゴンドラ作りをスクエーロ・サン・トロヴァーゾで見学!

ベネチア観光 スクエーロ・サン・トロヴァーゾ(Squero San Trovaso)

ベネチアにはこんなにたくさんのゴンドラがあるけど、どこで作られてると思う?

実はゴンドラを実際に作っている場面を見れる場所がある。
その場所はベネチアの中心地、アッカデーミア橋の近くだ。

時間があるならぜひこの「スクエーロ・サン・トロヴァーゾ(Squero San Trovaso)」に行ってみて。

このゴンドラ工場は素晴らしい場所にある。
施設の中に入ることはできないんだけど、それでも施設の外での作業を見ることができるよ。

ベネチア観光 スクエーロ・サン・トロヴァーゾ(Squero San Trovaso)

さらには、この辺には本当にたくさんのバカロ(ベネチアの立ち飲み居酒屋)があるんだ。テラス席で一杯飲みながらゴンドラ作りの風景を眺めることができる素晴らしい場所だよ!!

スクエーロ・サン・トロヴァーゾの場所は下の地図で確認してね。
オレンジの船のアイコンがスクエーロ・サン・トロヴァーゾだよ。

まとめ

ゴンドラはベネチアのアイコンと言っていい存在だし、ベネチアに行くのは一生に一度の機会って人もいるだろう・・・だから正直に言うよ。絶対に乗った方がいい!

素晴らしい経験になるし、運河から見える街の景色は本当に息が止まるような美しさなんだ。
ちょっと高いけど、ベネチア以外でこんなに美しくユニークな光景を見れる場所なんて、この世界中のどこにもないよ!

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コメントや質問もいつでも待ってるよ!

ベネチア観光 「ゴンドラ」と言ってる二コラ

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