タイ旅行の注意点と対策!バンコクの治安、服装マナー、ぼったくりなど徹底解説
「タイ旅行に行く予定だけど、タイって安全な国?注意すべきことはある?」
と思っているなら、この記事は必読です!
タイは日本人に大人気の旅行先ですが、治安や文化・習慣などが日本とは異なるので、何かと勝手が違います。
先日2回目のタイ旅行に行ってきた私が、自分の経験を踏まえた上で「タイで安全・快適に過ごすための注意点と対策」をまとめました。
体感的に治安はそこそこ良いように感じましたが、ぼったくり・スリなどの軽犯罪は気をつけた方がいいです。
また寺院での服装マナー、タクシーの乗り方も知っておきたいところ。
この記事をよく読んでタイ旅行に備えて下さいね!
1. バンコクの治安事情
2. スリ・ひったくりや詐欺などの軽犯罪に注意!
3. 寺院でのマナーや服装ルールに注意!
4. タクシー・トゥクトゥクのぼったくりに注意!
5. 渋滞に注意!BTS・地下鉄を活用しよう
6. チップに注意!渡す必要ある?
7. 水道水は飲んじゃダメ!
8. 下痢や病気注意!予防接種は必要?
9. 蚊に注意!デング熱の媒体
10. トイレは紙を流せない場合も!
11. ホテルは歯ブラシが無いところが多い!
12. インターネット環境に注意!
13. 辛い食べ物に注意!
14. タイのコンセント・電圧に注意!
15. 太陽に注意!熱中症・日射病予防を忘れずに!
16. 大気汚染(PM2.5)に注意!
バンコクの治安事情
冒頭でもお話したように、体感的には、バンコクの治安は結構良いように感じました。
ただ外務省によるタイの安全対策基礎データによると、日本に比べて犯罪発生件数が多いようです。
ただし日本人旅行者が凶悪事件に巻き込まれることはごく稀で、殺されるような心配はまず無いと思います。
日本人が主に被害に遭うのは、スリ・ひったくりや強盗をはじめとする軽犯罪。
特に日本の治安の良さに慣れている日本人観光客はいいカモのようで、日本人をターゲットにしたスリなどはよく起こっています。
また、観光客をターゲットにしたぼったくり(特にタクシーやトゥクトゥク)も頻発しています。
なのでバンコク旅行では「日本とは違う」という意識を持って、特に持ち物には十分に注意しましょう!
また2021年には反政府デモのデモ隊と警察の衝突などもありました。
現在は収まっていますが、渡航前には最新の情報を確認することをオススメします。
外務省の海外安全ホームページで最新の治安情報や注意点が見られるので、渡航前にチェックしておきましょう。
このページによると現時点(2024年9月)のバンコクの危険レベルは0で、特に注意する必要などは無いようです。
レベル1だと「十分に注意してください」となります。
ちなみにレベル3だと「渡航は止めてください」、レベル4だと「退避してください」とかなり危険な状態です。
レベル4は紛争地域とかの危険度ですね。
いざという時のために、警察や在タイ日本国大使館の電話番号を持っておきましょう。
・観光警察(ツーリストポリス)(英語可):1155
・在タイ日本国大使館:(市外局番02) 696-3000
治安について色々お話しましたが、決して必要以上に怖がる必要はありません。
下のセクションからお話する注意点と対策を頭に入れておけば、安全・快適に旅行ができるはずです♪
スリ・ひったくりや詐欺などの軽犯罪に注意!
上述のように、タイでは観光客をターゲットにしたスリ・ひったくりが頻発しています。
スリ・ひったくりから身を守る方法は以下。
- ・鞄はジップで完全に閉まるものを持つ
- ・リュックなどは混んでる場所では体の前で持つ
- ・ショルダーバッグは必ず斜め掛けする
- ・現金は最小限のみ持ち歩く
- ・バイクなどによるひったくり防止のため、歩く際は道路と反対側で荷物を持つ
- ・通常時はもちろん、トゥクトゥク乗車中なども持ち物から目を離さない。トゥクトゥクに置いてる荷物が通りかかるバイクにひったくられることもある
- ・ポケットに財布・携帯などの貴重品を入れない
- ・高級なもの(高級な時計・ブランドのバッグ)は身に付けない
- ・あんまり目立つ格好は控える。現地の人に溶け込むような服装が良い
- ・※スキミング防止素材のケースやバッグを持つ
※スキミングについて
スキミングとは微弱な電波を使って、財布やバッグの中にあるクレジットカードやパスポートの情報を読み取る軽犯罪です。
スキミングされるのはごく稀かとは思いますが、不安な方はスキミング防止のパスポートケースやリュックなどを持つといいでしょう。
またスリ・ひったくりの被害に遭ったときのために、海外旅行保険に入っておくのも一つの手です。
オススメが海外旅行保険付帯のクレジットカードを持つこと。
年会費永年無料のクレジットカード「エポスカード」には海外旅行保険が付いていて、携行品の紛失も20万円まで補償されます。
病気やケガの際の補償も手厚いのでオススメです。
詐欺に注意!
バンコクでは観光客を狙った詐欺も起こっています。以下のような手口を使ってきます。
・「日本に行く予定なので日本のお金を見せてくれませんか?」と言って現金を抜き取る。
私自身「今日ワットプラケオ入場できないですよ」とか「日本のお金見せて」とか実際に声をかけられました。
こんな風に声をかけられても、相手にしないようにしましょう!
寺院でのマナーに注意!特に服装は大事!
バンコクの人気観光地は、三大寺院の「ワットプラケオ」「ワットポー」「ワットアルン」を含めて仏教寺院が多いです。
これらの場所は仏教徒にとって神聖な場所なので、服装によっては(露出が多いとか)中に入れない場合もあります。
寺院を参拝する際の服装マナー
・女性も男性も肩を出さない(袖ありの服を着る)
・足も露出を避ける。半ズボンはNG
・ヘソ出しNG
・スパッツなど体のラインが出るようなぴったりした服はNG
・ダメージジーンズはNG
・迷彩柄は着ない
各式の高い寺院は服装規定を設けており、それに反する服装の人は中に入ることができません。
三大寺院もそうです。
行きたい寺院の服装ルールを事前に確認しておきましょう。
ちなみにワットプラケオは結構厳しめ。
ドレスコードがある寺院の多くは、ストール・長ズボンなどを有料で販売・貸し出ししています。
僧侶に対するマナー
・僧侶は、戒律によって女性に触れることはできない。電車などで隣に座らないように注意。
・タイでは僧侶の地位が高い。電車やバスでは席を譲るようにしよう。
タクシー・トゥクトゥクのぼったくりに注意!英語が通じないことも
タクシー・トゥクトゥクに乗車する際は、ぼったくりに注意しましょう!
タクシーはメーター制で行くように伝えておくと、ぼったくられる心配はありません。
タクシーの場合
タクシーに乗る前に「Meter, please!(ミーター、プリーズ!)」と言ってメーター制で行くようにお願いしましょう。
経験上、9割方のタクシーは「ミーター、プリーズ!」と言えばしぶしぶ(笑)メーターつけてくれます。
嫌と言われたら、乗車拒否して別のタクシーにお願いしましょう。
「ミーター」がすんなり通じない場合があるので、フロントにあるタクシーメーターを指さしながら言いましょう。
通常、日本のタクシーと同じ位置にあります。
また配車アプリGrabを使うのもオススメです。
アプリ上に料金が表示されるのでぼったくられる心配がありません。
Grab:タクシーとフードデリバリー
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わざと遠回りする悪徳タクシーもいるので、道中グーグルマップを見るなどして対策して下さい。
トゥクトゥクの場合
トゥクトゥクの場合は乗車前に料金を交渉しましょう。
紙やスマホなどに数字を書きながら交渉すると簡単です。
タクシー運転手は英語が話せない、読めない!
トゥクトゥクはともかくとして、タクシーの運転手は英語が話せないし読めないという人が多いです。
ホテルなどにタクシーで行きたいなら、スマホなどにホテルのタイ語の名前と住所をスクショしておきましょう。
また「ホテルの電話番号ある?」と聞かれることも多いので、電話番号があれば安心です。
稀にタイ語も読めないドライバーがいるので、そんなときはグーグル翻訳の音声機能でホテルの名前を伝えてくださいね。
Grabなら出発地・目的地を指定して配車できるので安心です。
Google 翻訳
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渋滞に注意!市内中心部ではBTS・地下鉄を活用しよう
バンコクは渋滞が本当にひどい!
「タクシーより歩いた方が速いんじゃないの」と思った時も多々あります。
特に通勤時間帯は渋滞が頻発するので、BTSスカイトレインや地下鉄を活用しましょう。
時間的にもお値段的にも、BTSや地下鉄の方が効率的です。
またバンコクではBTSや地下鉄を本当によく利用するので、これらの駅に近いホテルに泊まるのがオススメです。
チップに注意!渡す必要ある?
以前はタイでチップを渡す習慣が無かったのですが、近年欧米からの旅行者が増えてチップ文化が根付くようになりました。
ホテルのスタッフに個人的なお願いをした場合や、マッサージ店・スパのセラピストなどには渡すのが一般的です。
ほとんどのレストランや屋台、食堂、フードコートでは基本的にチップは不要です。
高級レストランでは代金の10%のサービス料金が加算されますが、このサービス料金が含まれていなければ10%ほどのチップを置いていくといいでしょう。
レシートに「Service 10%」などと記載されていればサービス料金が含まれていることになります。
チップをあげる場合は、
・マッサージ店:50~100バーツほど
・飲食店:サービス料金が無ければ10%/div>
ぐらいで大丈夫。
バンコクも他の地域でも水道水は飲んじゃダメ!
バンコクの上水道はWHO(世界保健機関)の飲料水の基準はクリアしていますが、ミネラルウォーターを飲むことを強くオススメします。
私自身、タイで複数回お腹を壊した経験があります。
チェンマイとパンガン島でお腹を壊したのでバンコクは大丈夫かもしれませんが、それでも気をつけるに越したことはないです。
せっかくの旅行が体調不良で台無しになると残念だし、一緒に行く人にも迷惑がかかります。
なのでバンコクでも他の地域でも、絶対にボトルのミネラルウォーターを飲むようにしましょう!
また屋台の氷を使った飲み物(フルーツジュース、アイスコーヒーなど)は、氷が水道水から作られている場合があります。
できれば避けましょう。
私は一度ベトナムでアイスコーヒーを飲んでお腹を壊しました…。
下痢・病気に注意!予防接種は必要?
厚生労働省によると、バンコクで一番患者数が多い病気は急性下痢症です。
食中毒や水道水が原因で下痢になるケースが多いので、以下のことに気をつけましょう。
・生ものは避け、加熱された料理を食べる
・水道水は飲まない
・下痢止めやビオフェルミンなどの整腸剤を日本から持って行く
私自身、日本から持参したビオフェルミンには大いに救われました。
個人的にはタイ旅行の必須アイテムです。
お腹が弱い人はタイに行く前から飲み始めて、事前準備をしておいた方がいいかも。
ビオフェルミンは瓶ごと持ってくと重いので、小分けして持って行きましょう。
私はビオフェルミンでお通じが良くなったので、家でもずっと愛用してます。
いざという時は日本人スタッフがいる「ブレズ薬局」もあります。私も一度お世話になりました(笑)
複数店舗あり、アソーク駅やトンロー駅近くにあるのでアクセス簡単です。
バンコクに行く前に受けておきたい予防接種は?
外務省のデータでは、タイ赴任者に必要な予防接種は
・A型肝炎
・B型肝炎
・破傷風
となっています。
また犬や野生動物と接触する可能性がある場合は「狂犬病」、農村部に長期滞在する場合は「日本脳炎」の予防接種も推奨されています。
ただ短期旅行でこれらの予防接種が必要か?と言われると微妙なところですが、不安な方はA型肝炎、B型肝炎、破傷風はしておくといいかも。
ちなみに狂犬病は致死率がほぼ100%という恐ろしい病気なので、野生の動物や野良犬に触らないようにしましょう。
海外旅行保険があると安心!
いざという時のために、海外旅行保険があれば安心です!
クレカ付帯の海外旅行保険ならお手軽。
オススメが「エポスカード」。
手厚い海外旅行保険が付帯しているのに年会費永年無料なんです!
上述の携帯品損害補償20万円のほか、病気の治療費用は270万円、ケガの治療費用は200万円まで負担してくれます。
エポスカードについて、詳しくは「エポスカードの海外旅行保険が評判良いけど1枚で十分?使い方や内容・口コミは?」の記事にまとめています。
蚊に注意!デング熱の媒体
タイでは蚊が媒体となるデング熱も発生しています。
虫よけ対策を十分にしておきましょう。
虫よけは液体タイプだとかさばるし飛行機の持ち込みとか色々めんどくさいので、リングタイプやシートタイプがオススメです。
私はリングとシートをダブルで使ってました。
シートはこの天然成分配合の、敏感肌や子供でも使えるものを愛用してます。
トイレは紙を流せない場合も!ポケットティッシュを持ち歩こう!
タイのトイレはパイプが狭いものが多く、紙が流せないトイレもあります。
そうゆうトイレで紙を流すと詰まってしまうので、設置されてるゴミ箱に紙を捨てないといけないです。
トイレの横に大きなゴミ箱があると紙が流せないということなので、その場合はゴミ箱に捨てましょう。
ショッピングセンターなどでは紙が流せるトイレが増えてきているみたいです。
ホテルも安いところだと紙をトイレに流せない場合があるので、紙を流せるトイレがいいなら最低でも3つ星、できれば4つ星以上に泊まることをオススメします。
ちなみに4つ星以上のホテルのトイレでも、ウォシュレットは付いてないことが多いです。
また観光地などのトイレは紙が無い場合もあるので、ポケットティシュを必ず持ち歩きましょう。
除菌ウェットティッシュなどもあれば安心です。
ホテルは歯ブラシが無いところが多い!
タイのホテルは、歯ブラシが無いところが本当に多いです!
5つ星ホテルでさえ「歯ブラシが必要な場合はフロントにお申し出ください」だったので、びっくりしました。
なので歯ブラシは日本から持参することをオススメします。
またバスアメニティも3つ星ホテルとかだとリンスインシャンプーがほとんどで、質も良くないので日本から持ってくるか、コンビニで買った方がいいです。
インターネット環境に注意!ネットが繋がるようにしておこう
タイ旅行でグーグルマップやグーグル翻訳が必須!
タイのホテルは無料Wi-Fiを提供しているところが多いですが、観光中にグーグルマップやグーグル翻訳、配車アプリを使うためにもネット環境は必須です。
海外でインターネットを利用するにはレンタルWi-Fi、eSIM、uSIM(物理SIM)などの方法があります。
レンタルWiFiだと大手のグローバルWiFiがこのリンクからの予約で1,000円オフになってお得です。
eSIMは色んなサービスがありますが、有名どころはトリファ(trifa)、Airaloなど。
またKlookやKKdayはお得な料金でタイの物理SIMを販売しています。
事前予約購入して現地の空港で受け取れるのでお手軽です。
辛い食べ物に注意!「辛さ控えめで」のタイ語を知っておこう!
タイは辛い食べ物が本当に多い!
辛いものが苦手な方にとって、タイ旅行は苦行かも?(笑)冗談です。
辛いものが苦手な方は、レストランで辛さを確認した方がいいかも。
私はタイ料理が大好きですが辛いものは苦手なので、「辛さ控えめで」のタイ語訳をグーグル翻訳で表示して店員さんに見せてました。
ちなみに「辛さ控えめで」はタイ語で「ขอเผ็ดน้อยนะครับ(ค่ะ)(コォー・ペッ・ノォーイ・ナ・カップ)」と言います。
言い方を覚えてもいいですが、発音が違うと通じないので文字の方が無難です。
グーグル翻訳を活用しましょう。
でもタイ人の辛くないと日本人の辛くないは基準が違うみたいで、「辛くないって言ったじゃん・・・」って時もありました(笑)
タイのコンセント・電圧に注意!変換プラグを持って行こう!
タイのコンセントの形は3つあり、日本と同じAタイプのプラグとともに、B3タイプ、Cタイプも使われています。
ホテルではAタイプが使えることがほとんどなので、困ることは少ないでしょう。
でも念の為に、B3タイプやCタイプが使える変換プラグを持って行った方が安心です。
世界150カ国で使えるマルチ変換プラグなどもあるので、一つ持ってると便利ですよ。
また電圧は220Vなので日本の100Vより高いです。
そのため日本の電化製品をタイでそのまま使用することはできません。
スマホやパソコンはたいてい100V-240V対応なので、そのまま充電できると思います。
一応スマホ・パソコンの取説や、充電器のラベルで確認してくださいね。
それ以外の100Vの電化製品を使いたい場合は、変圧器を使いましょう。
太陽に注意!熱中症・日射病予防を忘れずに!
タイの乾季(11~3月前半)や暑季(3月後半~5月)に旅行に行くなら、日除け・熱中症・日射病対策は必須です。
タイは年中気候が温暖で、特にバンコクの年間の最高気温の平均は30度を超えます。
紫外線対策を十分にした上でまめに水分補給をして、熱中症に備えましょう。
建物内はエアコンが効いていて寒いことも多いので、ストールが一枚あると便利です。
大気汚染(PM2.5)に注意!辛ければマスクを着用しよう
バンコクでばPM2.5などによる大気汚染が深刻化してきています。
2023年にバンコクに行った際は体感的にそこまでひどく感じませんでしたが、街がスモッグに覆われている日が確かにありました。
短期旅行だとそんなに影響無いかもしれませんが、気になる方やぜんそく持ちの方はマスクを着用するなどして対策した方が良さそうです。
PM2.5対応のマスクなども売られてますよ。
まとめ
タイ旅行の注意点をたくさん書きましたが、そんなに危ない国じゃないから心配しなくて大丈夫です!
とりあえず下痢止め・ビオフェルミンは絶対持って行きましょう!健康大事!!
ただ「日本とは違う」という意識だけはしっかりもって、油断しないように過ごしてくださいね。
ここに書いてある内容をしっかり頭に入れて、タイ旅行を安全に楽しんでください!
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